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【感想】『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門』を読んで、年表作成から始めようと思いました。

本記事は「note×ディスカヴァー・トゥエンティワン」の合同企画「#読書の秋2021」の課題図書『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門』(山崎俊輔【著】)の読書感想文です。過去に趣味で撮影した写真を交えて読書感想文を書いてみました。本企画の詳細は下記に記載されています。

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「お金は幻想である」という類の言葉は時々聞くことがある。生きていく上で「お金」は必要で大切だけど、その「お金」との距離感を見誤らないようにしていかなければならないと感じている。しかしながら、「お金」に関する情報は玉石混淆で役立つ内容とそれ以外で落差が激しく、取捨選択が大変である。本書では常識的な視点で人生に関連する「お金」の話題を扱っており、有意義な内容であると思った。

「FIRE」は「Financial Independence Retire Early」の略であり、「早期退職と財政的自活」と訳されたりしている。壮年期までに一定の財産を築き、その後は貯蓄や投資のリターンで生活しながら、人生で「本当にやりたいこと」を実現する生き方の総称だそうだ。そのために現役時代に心掛けておくことは、「収入の増加」・「支出の削減」・「残金の運用」という3点が重要とのことであった。本書は数字を含めて定量的に解説しているので、基本となる考え方を得るには最適であると思った。また、本書を読むことで、家族(配偶者)を含めて「お金」に関する話題を議論していく必要性を感じることができた。「かせぐ・ためる・ふやす」を家族と網羅的に話し合う際には、本書はわかりやすく解説されているので参考になると思う。本書は地に足をつけた活動を促してくれている点に好感をもつことができた。

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「日本版FIRE」という題名の通り、日本の社会保障や税金の仕組みと関連づけられた「お金」の話をしてくれるので、身近な話題として感じやすかった。投資に関しては個人の好みで意見が別れるところではあると思うが、iDeCoとNISAを積極的に活用していくことの意義を理解できた。日本の厚生年金や退職金という制度のありがたみも感じることができた。私自身の資産管理に対する意識づけを改革する意味を込めて、FPの方々がよく作成されるお金の年表(資産計画)をもう少し精度高く作成していこうと思った。

早期にリタイアするかどうかにかかわらず、「人生をどう過ごしたいか」ということを常に考えておく必要があると本書から学んだ。とても基本的な問いかけであるが、日々の忙しさの中でついつい忘れがちな問いかけである。「時間」という資産を最大限に有効利用できるように日々の意識づけを大切にしていきたいと思った。一定の資産を築くことで心理的余裕をもって働き続けるのも良いし、人生で「本当にやりたいこと」のために早期リタイアを目指していくのも良いと思った。「お金」との距離感を見誤らないようにして、人生計画を立てていくことの重要性に気づくことができた。

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『日本版FIRE超入門』と題されている通り、この本書の内容を起点にして資産に対する考え方を構築していきたいと思う。何もないところから資産のことを考えると、思考が発散してしまうので、まずは本書の内容に沿ったかたちで検討を進めていきたいと思う。検討の結果、本書の内容と少し異なる方法を自分自身で見出せるようになれば、それは自分の成長の証なので素直に喜びたいと思う。「お金」を軸にして「どう生きるか」は永遠のテーマであると感じた。

最後に、日本版FIREの考え方をわかりやすく教えて頂いた山崎俊輔先生に感謝致します。「思い立ったらすぐに行動」という言葉を胸に引き続き勉強していきたいと思います。また、本書を生み出して頂いた編集者の方々に感謝致します。ありがとうございました。

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#読書の秋2021 #日本版FIRE #ディスカヴァー

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