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山小屋の猫綴り・・・続く

ワンコ2の旅立ち数年後から、出没猫族、
ポツポツ思い出すたびに綴る覚書
・・続く


山小屋の猫1

ある朝 庭で伸びてる?横になってる猫がいた
黒白猫で赤い点々、、死んでる? 
遠くから散水してみた、僅かに動く、目を開け水をぺろぺろ、
頭は上げずそのまま 生きてる・・・
誰に襲われたのか? 朝陽が眩しいのか? 少しするとのっそり立ち上がり、草むらへ移動、うずくまった、重症だわ
ジョナ&ハナ遺留ドックフードをそばに置く、、

夕方 姿を消しフードは無くなっていた

数日後 草むらでじっと私を見てる、、ご飯なの? そばには来ない 
フードを持ち寄ると逃げる フードは消える 
そんなことを繰り返しているうちに そばで食事するようになっていった、
冬  窓辺で室内を覗き、ニオニオ〜ニオニオ中に入れてください〜
ごめんね、、一緒には暮らせないのよ・・・
春の朝 テラスに大きい鳥の死骸 トラツグミ そばでお座りしている
まあ! 食べないだったら殺しちゃダメでしょ?! 
大きな声で怒鳴ってしまった、狩ができる元気になったのだけれど・・・ 
美人の猫だった、真に元気になると旅に出た
呼びかけても、振り向くだけ 背を向け 山を登っていった 元気でね〜

後で知った猫の習性、、獲物を主人に見てもらうためという、
知らずに怒鳴ってしまった、呼びかけても戻らなかった理由かな? 
ごめんね、叱ってしまって、、楽しい時をありがとうね・・・

山小屋の猫2 

マトウ鯛のような柄のトラ猫現る  
マトウは弓技の的のようなところからと聞く、美味しい白身の魚
お腹が膨らんだ妊婦猫
木陰からジッと私を見つめてる?
テレパシー? ご飯くださいビーム発信?
マトウは数日すると姿を消した
半月ほどしてからだったか?
庭仕事をしていると 何か?視線を感じ見ると 
痩せ細った姿のマトウ、
今度はテラスの上に鎮座していた 
・・ ご飯くださいビーム発信 ・・
食べ終わると山に戻る
薄暮まで庭仕事、、なんだか?気配?あちこち?
何もいない、、
夕食支度、、窓辺に動く気配? いない、、、
翌朝 テラスに子猫三匹 ああ 〜@〜@〜 ・・・ ・ 
マトウは少し離れたところでビーム発信、、、

猫は面白い、、西の山肌を散歩の猫家族、、文才がないので伝えることはできないけれど、、振り返りあちこち行く子猫に、ひと泣きで注意を促す、
すると、子猫は、母猫の位置を確認する、背伸びする姿が愛らしい・・
小屋の朝 テラスでマトウの野鳥狩の捌きをじっと見入り 学習、
その後、子猫♀は鳥狩を覚えた!@@! メジロ、、、
それから マトウと子猫の一匹は山へ、暫く戻らなかった
残ったのは一番とぼけた気弱オス猫と気丈な雌猫だった
鼻黒のおとぼけ猫の話は尽きることはない、、
面白い気弱猫


山小屋の猫3 子猫一人で?

どこから来たのか? 植木鉢の影に隠れ私をみていた、、
あんなに小さい、ガリガリ痩せている、育つのかしら? 
ニオニオ〜時々 鳴いている? どうしてここに来たのか?
数日後の夜 庭でゴソゴソ、、懐中電灯で照らす、
子猫は大きなムカデを食べようとしている !@@!
そんな! 食べちゃダメよと思ってもどうすることもできない、、
翌朝 フードを食べに来ていた 無事だわ・・・
気弱な鼻黒に何か言ってる 
口は動いているけれど?ニオニオは聞こえない?
喉をムカデに噛まれたのでは ?・・?
ポツンと一人でテラスに座る 後ろ姿、、、
どうやって 小屋に来たのかしら?
まだ誰かの側にいたいのね? 
鼻黒のそばに行く、、、あっち行けと猫パンチが飛び、避けるチビ、、
ある時 
庭でうたた寝中の鼻黒、後ろから
そおっとそおっと近づくチビ、、
匂いでわかるのか?目覚めた鼻黒は猫パンチ! 
仕方なく、少し離れて座り込んでいた
二週間ほどした頃 
庭仕事中、私のところに来るようになった、、
猫族はパンチで諦め、人族しかないと思ったのか?
仕事最中 いつもそばに来る 汚いチビ猫 ・・・
あまりに汚いので触ることができないし、
野良は触ってはいけないと聞いたこともある
ある日 下見に来た鉄工所職人さんは動物好きな人らしい?
ニオニオ寄って来ていた、、
打ち合わせ最中に足元、構わず説明に立った時
ニオニオが大きくなる? 
「踏んでる!足 踏んでる!」
確かに踏んづけていた・・ 
説明中 私の靴に寄りかかっていたらしい、長靴でわからなかった
足でそおっと あっちへお行き 〜 
「汚なくてさわれないの〜」
「首を掴んで運ぶんですよ〜」
「母猫は首を噛んで運ぶのと同じで、首は痛くないから〜」

汚くて触れない〜 

 
初めて猫の首を掴んだ 
「振っても大人しくしてますよ〜」
振ってみた、
手脚を縮め目を閉じて気持ち良さげ?にしている?
母猫と同じと思ったのかしら?? 
他所へ運んでも戻る・・・

きた頃 すぐに隠れていた 他の野良たちは あっちいけ〜と。。

淋しくて誰かのところにゆきたい〜近づくと威嚇され諦める日々、、まだミルクが欲しいチビ、、
ニオニオ〜〜
気弱鼻黒だけはそばに行ける様になった〜
首を掴みふりふりしたのが良くなかったのか? 草むしりしていると背中に 登る、、
野良に名前はつけてはいけないと思い 模様の特徴を呼んでいたけれど、、
すぐに登るので  ノボル と命名してしまった・・・ 
左は鼻黒をいじめる桜猫 気弱鼻黒を守ろうと間に入る、チビなのに? ノボルは変な仔  

 

いつも鼻クロのそば〜 




・・・続く

  
 


山小屋の猫4 桜猫

夜、台所の窓ガラスに仁王立ちへばりつき ニオニオ〜! 
大きな猫が現れた、、調理の匂いなのか?お腹が空いているのだろうと
ご飯に鰹節をかけ与えた
「あなたは飼い猫だったでしょ?」人慣れしていて
耳はサクラ猫 去勢術してるマーク
山の猫は時々姿を見せるけれど、目が合うと姿を隠すし、シャーシャー言いさわることなどできはしない 

数日経過、村人家の外猫を思い出し、訪ねてみる
二匹の外猫の一匹が最近いないと言う
どうもその猫らしいのでは? ということで、一緒にきてもらった

村人「ほんとじゃ 家の猫じゃ どうしてこんな遠くまで来たんかのお〜」 
車で送る 猫は膝に、安心したようにくつろいでいる、到着 
庭に放すと同時に、もう一匹の猫が飛び出してきて 襲い掛かり 
シャ================! 
追い払われ どこかに姿を消してしまった。
一瞬の出来事! 何が何だかわからない・・・・

子供の頃から一緒に暮らしていたのに、
二匹同時にサクラ猫手術してから変化、喧嘩するようになり
何だか わからない状況になっていたらしい

どこに行ってしまったのか?
猫社会は不可解・・・

数日後の夜 
再び 台所の窓でニオニオ仁王立ち、、ご飯ください・・・
村人の家からは 険しい山を登ったところの小屋なのに・・
まあいいか、追い出されたのね〜良い子にしてたらここに居てもいいよ〜

ある朝 ご飯ボールを真ん中に 二匹が唸り声をあげている
私の姿を見ると 姿を消した 生粋の野良猫 山の猫だわ・・・
サクラ猫は、私のご飯とばかりに貪り始めた

暫くした
夕方 サクラ猫は私を見つめ ボールには頭で 懸命に食べている?
顔を上げ 顔が違う? 猫じゃない 目があっても逃げない アナグマ!
アナグマは強いのか?サクラ猫は諦め顔で、喧嘩にはならない、、、
仕方ないのでボールを一つ用意

アナグマはパートナーを連れてくるようになった
サクラ猫とも相性が良いらしく、仲良し〜
初夏になり ベビーを連れて来て 本に愛らしい三匹 
コロンコロンで庭で遊んでいる、足が短い?のは可愛さ100倍?
可愛い〜可愛い〜可愛い〜 


・・・・・ 続く






 




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