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過去を否定しない




「私ちゃんは元彼と別れてから時が止まっているみたいだね」



と好きな人に言われた。


ハッとした、と同時に否定されてるような気がした。


でもね、
気づいちゃったんだよね。


過去の私はそう生きるしかできなかった。


それを否定しなくていいって。


元彼ははじめての人だ。
(あ、エッチじゃないよ)


元彼は

「この人はどういう視点で世界を見てるんだろうか」

と思った、初めての人だった。


そんな素敵な人に出逢えたのが初めてだった。


いや、素敵な人には出会えてかもしれない
ただ、私が世界を見ようとしなかっただけで。


そんな彼。
通称、神彼。笑




だから、別れてからも
神彼は私の生きる理由で


私に生きる目的を与えてくれた人。


自己探究のきっかけをくれた人で


私を大切に扱わないことは、つまり、好きな人に失礼なことなんだと思わせてくれた人。


賢いは面白いを教えてくれた人で


"弱さは強さ"だと教えてくれた人。

言葉を学ぶ動機をくれた人で

ちゃんと生きたいなって思わせてくれた人。


そんな人





私は、彼に会いたいわけではなくてね。


もし彼に会った時に、
対等に話せる人間になりたい
そう思った。

もし彼に会った時に、
より素敵になったね
って言われたかった。

もし彼に会った時に、
しんどさを隠さずに
「今しんどいんだぁ」
って甘えられるようになりたかった。




会いたいわけではない。と言ったけど
会いたい、というより、会いたくは、ない。


なんでって?


会ったらガッカリするかもしれないからで

会ってガッカリしたら神が神じゃなくなるわけで

そしたら私の生きる意味が無くなっちゃうから。





神彼はずっと、ずっと

私の前を走る神様で
私のことを見守る神様で
あり続けて欲しかったから。

彼がいたから、今まで私は生きてこられた。

彼が神様だったから、生きてこられた。

ずっと、彼のために生きてきた。




そう


好きな人に「元彼と別れてから時が止まってるみたいだよ」と言われた後に、

否定じゃなくて。

過去の自分はそう生きるしかなかったから。

そう生きるしかなかった自分を抱きしめてあげようと思ったんだよね。


ただ、ね


もう一つ大きく気づいたことがあって。



過去に生きてる私は、
目の前の人を見てないことになるなって
それは、とっても失礼なことになるなって


気づいちゃった。



そしたら、「時が止まってるみたいだね」って言葉は、なんだか悲しみを放っていて、「今を生きて欲しいよ、目の前にいる私のことを大切に思ってる人のことをみて欲しいよ」ってことだったんじゃないかなぁってね。



勝手にそう感じた。



だって、今に生きてるけどずっと過去を見てるような感じがするからね。



好きな人がくれた言葉は、私を否定してるんじゃなくて、傷つけるためじゃなくて、私を守ってくれようとしてる言葉なのかもしれないと、そう思った。



私は、自分のなりたい像がない。
どうなりたいかが今はない。


だから、ね
自分のなりたい像がないなら、

今、将来、私の隣にいて欲しい人に
ふさわしい人間になれるようにしようかと思う。

どんな人に隣にいて欲しいか。
その隣にいて欲しい人にふさわしい人間になれるように


考えようと思う。



一つ思うのが、
大事な人がいつでも帰ってこれる場所に、
そんな自分になりたいなと思うんだ。私は。


自分を犠牲にするんじゃなくて
自分の人生も生きて、ちゃんと帰ってこれる場所に。



今まで生きる意味を与えてくれて、
神彼には感謝しかない。

そして今までちゃんと生きてきた自分を
抱きしめてあげたいと思う。

そして、手放そうと思う。手放したいと思う。





何のために生きていて
何のためにしか生きれなくて
今はこう生きたくて

全肯定して、前に進んでいきたいよね。

だってそれがないと
今の自分は創れてないから

過去の自分のおかげで
過去の自分のせいで
今の自分がいるから。

全部を引き連れて、繋いでいく。







最後まで読んでくれてありがとう。

あなたの
どう生きるかを知りたい、気持ち、なう。

コソッと教えてくれたら嬉しいな。

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