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私のピアノライフ

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3歳から始めたピアノ。還暦を迎えた今「人生の伴侶」となったピアノとの出会いや別れ、ピアノとの色々な出来事について書いた記事をまとめました。
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#40代の挑戦

♪Ⅰ 45歳から再開した「私の第2のピアノライフ」

~45歳で、レッスンに再び通い始めるまでの事 私は、3歳からピアノのお稽古に通っていた。本当に幼くて、ピアノを習い始めた頃の記憶はない。気がついたらピアノをやっていた。中学時代、陸上部の部活がどんなに大変でも、受験があっても、辞めることなく続けた。それでも音大には行かず、でも短大が幼児教育学科だったこともあり、学生が終わるまで個人レッスンに通った。 大人になってから、娘にピアノを習わせ、発表会で一緒に連弾したり、母校のOGの聖歌隊の伴奏を引き受けたりということはあっても、レ

♫Ⅱ 45歳から再開した「私の第2のピアノライフ」

「まじめな生徒」への転身~25年ぶりのレッスン同じ職場の秘書さんからのプッシュを受け、私は「第二のピアノ人生」への大きな一歩を踏み出した。 ピアノのレッスンに行く前に、先生とのお電話で「弾きたい曲があったら持っていらっしゃい。」と言われていたので、私は、ベートーベンの「テンペスト」第3楽章を持って行った。高校生の時に、弾けるようになりたいと思っていた曲なのだ。 約25年ぶりのレッスンを受けた私は、高校時代とは大違い「とてもまじめな生徒」だった。レッスンでの先生の言葉を一字

♬Ⅲ 45歳から再開した「私の第2のピアノライフ」

30年ぶりの発表会~暗譜ができない! 仕事の関係で、1年ちょっとブランクが空いたものの、なんだかんだでレッスンを再開し、あっという間に5~6年経った。 そして、発表会に出ることになった。曲は「ショパンンのノクターンOp32No2」。 ショパンの曲ならば、体力的には、いけるはずだ!…ところが、「暗譜」ができない。 「楽譜」を置いて弾いたとしても、老眼が進んだ私は、「メガネ」がないと譜面がよく見えないのだ~ 綺麗なドレスで、人前でピアノを弾くのならば「メガネは外して舞台