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私のピアノライフ

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3歳から始めたピアノ。還暦を迎えた今「人生の伴侶」となったピアノとの出会いや別れ、ピアノとの色々な出来事について書いた記事をまとめました。
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記事一覧

ショパン「バラード第1番」と「私のピアノライフ」

高校3年生に学年が上がった春の「ピアノ発表会」で、弾いたのが「ショパンのバラード第1番」だった。 昨今では、スケートの羽生君が、SPでこの曲を使ったことで、耳にするようになった方も、多いと思う。 この曲は、長い曲で、凄いピアニストが弾くと10分ぐらいで、私みたいのが弾くと15分は、かかるかな~、そんな曲。 私が持っている「全音」の「ショパンピアノアルバム」だと、10ページにわたり、楽譜が掲載されている。 私が高校2年生になり、「ハノン」や「ツェルニー」と並行しながら、

「今のピアノ」に「申し訳ない~」と思っている事 m(__)m

3歳から、ピアノをやってきた私が、50年連れ添った黒の「アップライトピアノ」を手放してから、もうすぐ10年が経つ。 その後、友人からピアノを譲り受け、現在、私の部屋には、木目の「アップライトピアノ」が置かれている。 私の「ピアノライフ」が、再び始まって、2年が経った。 「ピアノライフ」が始まったと言っても、レッスンに行っている訳では無く、ただ、弾いているだけですが・・・ 自宅にピアノがある「有難さ」を、痛感しながら、日々を過ごしている。 だけれど・・・申し訳ないけれ

「ハノン」さえやっておけば・・・「私のピアノライフ」

近頃、ピアノに関する記事を書いていない。 「私のピアノライフ」のマガジンが、更新できていない。 でも、家にいる日は、30分~1時間ぐらいは、ピアノを弾いている。 近頃、ピアノを弾く時、必ず「ハノン」を、最初に弾くようになった。 私は、小学2年生の頃に、「ハノン」を始めた。 「ブルグミューラー25の練習曲」や「チェルニー100番」と併用し、やっていたと思う。 そこから、高校生まで、ピアノのレッスンには、必ず持参し、やっていた。 「ハノン」さえ、やっておけば、スポーツで

「私のピアノライフ」を支えている「3つのこと」

「ピアノレッスン」とは、ピアノを「弾く」だけでは無かった、私の「子ども時代」 自分のピアノレッスンの「一番古い記憶」をたどってみても、ピアノを弾く時間が終ると、毎回レッスンでは、必ず「3つのこと」をやらされた。 それは、「聴音」・「ソルフェージュ」・「音の書き取り」 子ども時代、ピアノの「お稽古バック」には、「五線紙ノート」と「筆記用具」が「ピアノ楽譜」と一緒に、必ず入っていた。 私の前にレッスンに来ていた同じ歳ぐらいの生徒さんがいる時は、ピアノを弾く前に、一緒にテー

私のピアノライフ~この1年

昨年の夏(2021年)に、ピアノがある生活が、7年ぶりに戻ってきた。 もう少しで1年が経つ。 レッスンに行くことはしていないけれど、だいたい1時間ぐらいは、ほぼ毎日のようにピアノは、弾いている。 自分の曲を取り戻す! ピアノがある生活が戻って、最初にやったことは、45歳から再びレッスンに通い習得した「曲を取り戻す」ことだった。あんなに練習してた曲も、7年間ちゃんと弾いていなかったから、思うようには弾けなかった。 50歳を過ぎて発表会で弾いたショパンのノクターン(Op32

「ピアノがある生活」7年ぶりに戻る~60歳から始まる「私のピアノライフ」再び

この夏、突然、「ピアノがある生活」が戻ってきた。私は、50年連れ添ったピアノを手放した。その日から、人生で初めて「ピアノが無い生活」が始まった。そこから7年が経った。 ※ピアノを手放した時のことは、以前、書いた下記の記事をお読み頂けたら幸いです。 そんなある日、30年来のママ友から、急遽「アップライトピアノ」を譲り受けた。「本当にピアノが来るのだろうか~」実際に搬入されるまで、信じられなかった。 でも当日、ピアノが搬入されると、ビックリするぐらいピアノが、部屋に馴染んだ

♪Ⅰ 45歳から再開した「私の第2のピアノライフ」

~45歳で、レッスンに再び通い始めるまでの事 私は、3歳からピアノのお稽古に通っていた。本当に幼くて、ピアノを習い始めた頃の記憶はない。気がついたらピアノをやっていた。中学時代、陸上部の部活がどんなに大変でも、受験があっても、辞めることなく続けた。それでも音大には行かず、でも短大が幼児教育学科だったこともあり、学生が終わるまで個人レッスンに通った。 大人になってから、娘にピアノを習わせ、発表会で一緒に連弾したり、母校のOGの聖歌隊の伴奏を引き受けたりということはあっても、レ

♫Ⅱ 45歳から再開した「私の第2のピアノライフ」

「まじめな生徒」への転身~25年ぶりのレッスン同じ職場の秘書さんからのプッシュを受け、私は「第二のピアノ人生」への大きな一歩を踏み出した。 ピアノのレッスンに行く前に、先生とのお電話で「弾きたい曲があったら持っていらっしゃい。」と言われていたので、私は、ベートーベンの「テンペスト」第3楽章を持って行った。高校生の時に、弾けるようになりたいと思っていた曲なのだ。 約25年ぶりのレッスンを受けた私は、高校時代とは大違い「とてもまじめな生徒」だった。レッスンでの先生の言葉を一字

♬Ⅲ 45歳から再開した「私の第2のピアノライフ」

30年ぶりの発表会~暗譜ができない! 仕事の関係で、1年ちょっとブランクが空いたものの、なんだかんだでレッスンを再開し、あっという間に5~6年経った。 そして、発表会に出ることになった。曲は「ショパンンのノクターンOp32No2」。 ショパンの曲ならば、体力的には、いけるはずだ!…ところが、「暗譜」ができない。 「楽譜」を置いて弾いたとしても、老眼が進んだ私は、「メガネ」がないと譜面がよく見えないのだ~ 綺麗なドレスで、人前でピアノを弾くのならば「メガネは外して舞台