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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ…
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◆最後まで「仕上がっていない」母の刺繍の行方 ~「第2回 母の刺繍展」で出会った人たち(その2)

2022年10月末に吉祥寺で開催した「第2回 母の刺繍展」には、リピーターの方や、初めてお会いする方たちが、たくさん来てくれて、「刺繍トーク」が弾みました。 そんな中、母の「やり掛けの刺繍」について、様々なアドバイスやサポートを頂くことが出来たのは、刺繍をやらない私にとって、大変、貴重なことでした。 「一体これ、どうするの!」私はさんざん、母に言ったのだ~ 実際に、お願いさせて頂きました。 母の刺繍には「作ろう~」と思って、途中で投げた「未完成の刺繍作品」が、けっこうあ

なんとなく「刺繍図案」を「分類」~「覚書」的な記事として

2022年10月開催する「母の刺繍展」(吉祥寺・ギャラリー永谷)で「有料頒布」する予定の「母が所持している図案」が「同じ条件ではない事」について書きます。この記事を書きながら、少し頭の中を整理します。 「条件が同じではない」という事は、どういうことか~。一般的に「書店で売られている刺繍本」には、「図案」はもちろん、何色の糸を使うのか、その色がわかる「糸番号」と、どのような「ステッチ」で刺すのかという説明が書かれている。 さらに見ているだけで楽しくなるようなステキな「完成し

同じ「図案」でも、違う作品ができる!刺繍って~自由だ。

これまでの「母の刺繍」記事の中で、「刺繍をやらない私」の立場で「刺繍図案の価値」について書いてきた。 「図案」は、表からは見えないけれど「刺繍作品」の一番「最初の段階」に必ず存在している。 でも、同じ「図案」だからといって、必ずしも同じ「作品」が出来上がるわけでもない。それが刺繍の「醍醐味」でもあり、「楽しさ」でもある。 (刺繍をやらない私が、偉そうに~申し訳ございません…) ・母の作品と「同じ図案」の作品を見つけた! 先日、インスタを見ていたら、むかし母が作った「刺繍作