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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ…
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気が早いかもしれないけれど~「母の刺繍展」3回目の先を考える

昨年4月に、初めて「母の刺繡展」を吉祥寺でやってみて、その後、10月に2回目も開催することができた。 「刺繍展」をやろうと思ったのは、とにかく母の刺繍作品を「全部、晒そう!」というという思いからだった。 だから、まだ展示していない作品がある限り、全部展示するまでは「やらねば ‼」という思いが最初からあったし、全部展示するのに、3回はやるな~と思っていた。 私にとっての3回目の「刺繍展」とは~ 「刺繍展」では、搬入作業をして、作品を飾り、自分なりに(一時的とはいえ)一つの

◆最後まで「仕上がっていない」母の刺繍の行方 ~「第2回 母の刺繍展」で出会った人たち(その2)

2022年10月末に吉祥寺で開催した「第2回 母の刺繍展」には、リピーターの方や、初めてお会いする方たちが、たくさん来てくれて、「刺繍トーク」が弾みました。 そんな中、母の「やり掛けの刺繍」について、様々なアドバイスやサポートを頂くことが出来たのは、刺繍をやらない私にとって、大変、貴重なことでした。 「一体これ、どうするの!」私はさんざん、母に言ったのだ~ 実際に、お願いさせて頂きました。 母の刺繍には「作ろう~」と思って、途中で投げた「未完成の刺繍作品」が、けっこうあ

2022「母の刺繍展」のお知らせ

現在92歳になる母の刺繍に関する記事をnoteに書いてきた。 そして、昨年「母の刺繍展」をすることを決めた。 日程は、2022年4月28日(木)~30日(土) 場所は、吉祥寺の「ギャラリー永谷」を借りることにした。 母が個展をやるという事で「デーサービス」では、盛り上がっているらしい。 行く度に、スタッフの方が、「ポスターできましたか~? 貼りますからね~」と毎回のように母に言ってくれる。 その度に「ちょっと待ってもらってね…」と私は母に言っていた。 私は「プリンター」