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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ…
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2023年5月の記事一覧

最近、「ショック」だった事~でも、きっと「その先」はある!

母の「雄鶏時代」からのお仲間の「新田惠津子さん」は、「織り」の作品を作られる方で、書籍も多数出されている。 そして彼女は、越前屋(東京・京橋にある老舗の手芸店)で、長らく「フェリエ」という「刺しゅう教室」を主宰していた。 しかし、その「刺しゅう教室」を、昨年(2022年)夏に、閉じられた。 以前から、「もう辞めようと思ってる」とは聞いていたけれど、実際にそうなると私は、ちょっと「ショック」だった。 新田さんとの「電話」で、さらにショック! 新田さんは、今年(2023

「元おんどり 刺しゅうグループ」の方々の「感覚」とは~~第3回「母の刺繍展」

今回の「刺繍展」には、母の「雄鶏時代」の「刺しゅう仲間」の方が、4人来てくれた。 ギャラリーに足を運んでくれた方たちは、94歳になる母よりも、一回りぐらいお若い方たち、つまり、80歳前後の方たちだった。 確かに、母からしたら「若い」けれど、それなりにお歳を召して、お話を伺うと、「刺しゅう」からは離れているようだった。 しかし、皆さん、どなたも素晴らしい「刺しゅう技術」をお持ちの方たちなのだ。 みんな出来るのよ~そんな感じ 母に限らず、「(元)おんどり刺しゅうグループ

♤子ども向け「刺しゅうコーナー」を設けてみた~第3回「母の刺繍展」

昨年秋の2回目の「母の刺繍展」で、障がい児を対象に「刺しゅう」を教えてる方と出会った。 その後、「子どもを対象」に、何かやれたらイイな~と考えていた。 で、今回3回目の時に、「刺しゅう道具」をギャラリーに用意し、簡単な作業ができるようにしようと思い、「刺しゅう糸」や「刺しゅう針」を持って行った。 刺しゅう用の「枠」が無くても、出来るようにフェルトを用意した。 難しいことは考えず、25番糸の「2本取り」を輪っかにして、「4本取り」の太さで、ただ「波縫い」のようにすればイ

今回も、やっぱり「疲れた」けれど~やって良かった!第3回「母の刺繍展」

今回の「疲れ」は、前回よりも辛かった。 その「要因」は、年齢だけではなく、今までより開催日程が、1日多かったことにもあるのだ。 そして、3回はやろう!と思って始めた「母の刺繍展」だったので、「もしかしたら、これが最後かもしれない」と思うと、とにかく沢山、「作品」を搬入し、所狭しと展示した。 「設営作業」が、本当に大変だった。 「搬入作業」だけで、クタクタになった。 毎回、手伝ってくれる娘達にも、申し訳ないぐらい大変だった。 それでも、やっぱり「やって良かった!」と思

「刺繍展」を目前に、バタバタしながら、私がやった事

これまで「母の刺繍展」をやってきて、いつも思っていたことがある。 それは、来場してくださった方からの「刺しゅうをやりたいけど、どうしたらイイかわからない」という声を聞いた時、「私は、その先に繋げることが出来ないな~」という事だ。 東京・京橋にある手芸店の老舗「越前屋」で、母が「雄鶏時代」からの刺繍仲間である新田恵津子さんが、長年「フェリエ」という「欧風刺しゅう教室」を続けてきていた。 例えば、新田さんの「刺しゅう教室」に繋げられれば・・とかも考えた。 しかし、昨年の夏