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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ…
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2022年3月の記事一覧

母、お気に入りの「ノートルダム」

刺繍仲間だった(故)小柳太美子さんが、銀座松屋での展示会に出品していたのを見て、母は自分も刺したくなった。 ボロボロになった「図案」を彼女から譲ってもらって、それを基に自分で「図案」を作り直し、糸の色だけは、少し変えて母は刺した。30年以上前の作品。 小柳太美子さんは「雄鶏刺しゅう研究グループ」を引退後、ハンガリー刺繍を専門に独学で学ばれ、五反田にある「日本ハンガリー友好協会」の「刺繍教室」で講師をされてた方だ。母は、公私ともにお付き合いがあった。 母は、半世紀に亘り、今

2022「母の刺繍展」のお知らせ

現在92歳になる母の刺繍に関する記事をnoteに書いてきた。 そして、昨年「母の刺繍展」をすることを決めた。 日程は、2022年4月28日(木)~30日(土) 場所は、吉祥寺の「ギャラリー永谷」を借りることにした。 母が個展をやるという事で「デーサービス」では、盛り上がっているらしい。 行く度に、スタッフの方が、「ポスターできましたか~? 貼りますからね~」と毎回のように母に言ってくれる。 その度に「ちょっと待ってもらってね…」と私は母に言っていた。 私は「プリンター」