母、お気に入りの「ノートルダム」
刺繍仲間だった(故)小柳太美子さんが、銀座松屋での展示会に出品していたのを見て、母は自分も刺したくなった。
ボロボロになった「図案」を彼女から譲ってもらって、それを基に自分で「図案」を作り直し、糸の色だけは、少し変えて母は刺した。30年以上前の作品。
小柳太美子さんは「雄鶏刺しゅう研究グループ」を引退後、ハンガリー刺繍を専門に独学で学ばれ、五反田にある「日本ハンガリー友好協会」の「刺繍教室」で講師をされてた方だ。母は、公私ともにお付き合いがあった。
母は、半世紀に亘り、今