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失って後悔しないために、今からできることをこつこつと

3ヶ月に1度の歯石クリーニングに行ってきました。
もう10年以上続けている習慣です。


通い始めたきっかけ

もともと歯は丈夫で、虫歯がないことが自慢だったのですが、大人になるにつれて、たびたび歯茎が腫れるようになってきました。
ぐっと噛みしめると痛みが走ったり、歯磨きをすると出血したり。
一度ちゃんと診てもらおうと歯医者に行ってみたところ、初期の歯周病という診断でした。

歯周病の検査では、針のような器具で歯周ポケットの深さを測定して炎症の程度を調べます。
健康な歯肉の状態であれば3mm以下ですが、わたしはあちこちに4mmや5mmのところがありました。そのまま放置すれば、歯周病が進行して歯を失うおそれがあるとのことだったので、すぐに治療を開始し、そのまま定期的にクリーニングに通っています。

怖い歯周病

歯周病は、歯を失う原因のトップで、なんと、35歳以上の8割ほどの人がかかっているそうです。
虫歯のような激しい痛みがないため、放置されやすいのかもしれません。

歯を失う原因となるだけでなく、脳血管疾患や心臓疾患、女性の場合は、早産や低体重児出産とも関係があるとか。
また最近の研究では、アルツハイマー型認知症を発症する1つの要因となる可能性も指摘されているそうです。

クリーニングってどんな感じ?

1回45分ぐらいで、値段は3,420円。
初期の歯周病から治療という形で始めたので、保険が適用されています。

まずは歯茎の状態と虫歯がないかどうかのチェック。
それから、金属の器具を使って全体の歯石を除去し、最後はブラッシングとデンタルフロスで仕上げてくれます。

最初の頃は、けっこう痛みがありました。
歯茎をちくちくちくちく針で突っつかれる感じ。
それでも取り切れない奥の方の頑固な歯石を取るために、麻酔を使って除去したことも。
でも最近はもう、痛みを感じることはほぼほぼありません。

値段や流れはおそらく歯医者さんによって違うので、あくまでもわたしが通っている歯医者さんの場合です。

治療というよりリラクゼーション

歯医者さんで行われる治療ではありますが、わたしにとっては、もはや3ヶ月に1度のお楽しみ、リラクゼーションのひとときとなっています。

低く流れる音楽の中で、ゆったりと体を横たえ、自分の体の手入れをしてもらう。
歯科衛生士さんの優しい声かけにも癒やされて、エステや美容院と同じようなリラクゼーション効果を感じます。

終わると舌で感じる歯はつるつるして気持ちいいし、最後は「ちゃんとお手入れできていていい状態ですね」って褒めてもらって、承認欲求まで満たされちゃうのです。

ついでに歯列矯正も

クリーニングに通い始めて少ししてから、歯列矯正もしました。
歯茎の腫れる原因の一つとして、歯並びの悪いせいで歯ブラシが届きにくいところがあったためです。
奥歯の並びには問題がなかったのと、健康な歯を抜いてしまうのにはどうしても抵抗があったので、いくつも歯医者さんを回り、抜歯なしで部分矯正をしてくれるところを探し出しました。
問題ない程度に歯のエナメル質を削り、隙間を作って歯をきれいに並べる方法です。

最初のうちは金具のせいで口内炎ができたり、もごもごしてうまく話せなくなったりと大変でしたが、これも本当にやってよかった。

歯茎の状態が良くなったというのもありますが、何よりも気分がいい。
コロナ禍でマスク美人やマスクイケメンという言葉が話題となりました。
口元の印象って、すごく大事だと思います。

将来後悔をしないために

できることなら、いつまでも自分の歯で美味しく食べたいですよね。
白い歯がぴかぴか輝いている人の笑顔はとても素敵。

「芸能人は歯がいのち」っていうCMが昔々に流行りましたが、芸能人じゃなくたって、健康でいるためにも、見た目の清潔感を保つためにも、生活の質を落とさないためにも、歯は本当に大切なものだと思います。

だけど、ケアを怠って一度失ってしまえば、もう取り戻すことができません。後悔してもあとの祭り。

毎日の歯磨きとデンタルフロス、寝るときのマウスピース、3ヶ月に1度の歯石クリーニング。
これからもこつこつとケアを続けていこうと思います。


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