写真は第一印象のインパクトが重要「重要なポイントを解説します!」
自分が「フリーランス」フォトグラファーとして活動するようになって気付いたこと
そして、海外で先輩フォトグラファーに言われて再認識した「写真を仕事にする際の心がけ」についてお話しします
自分がマレーシアでアシスタントをしている頃、「自分の作品」に行き詰まっていました
撮影しても、撮影しても周囲の人たちからは常に不評
この時に先輩フォトグラファーにアドバイスをいただいたのが今回の内容です
これらの内容は今でも自分が撮影する際に心がける指標になっています
では、解説を始めます
自己満な作品は伝わらない
自分のこだわりを持って作品を作るにしてその作品はあなたの自己満で終わっていませんか?
わかる人にはわかってもらえる作品を作ることも大事です
しかし、あなたが自分の作品をビジネスとして繋げたいのであれば一般の方にもわかる「インパクトのある写真」が大切です
写真作家として活動するのであればあなたの世界観を表せる表現はとても大切です
しかし、生活費を稼ぐビジネスとしてフォトグラファーの活動するのであれば、自分だけではなく他の人にも伝わるような世界観を持って作品を作ることが大切です
有名フォトグラファーの方でもたまに時代に合わせた「流行に乗った作品」というのが見受けられます
ただ、どんなにクライアントの意向で流行に合わせた作品だとしても有名フォトグラファーには、常に自分の「癖・こだわり」を残しています
これによって写真を見れば何となく「誰が撮影したか」の検討がつきます
彼ら・彼女らの残す「癖・こだわり」はインパクトとなって読者に残ります
ただ従順にクライアントに撮らされる作品に自分の「オリジナリティ」は残りません
悲しい現実として、どんなに自分がこだわって写真を作り上げたところで、見る人が興味を持たなければあなたの作品はスルーされてしまいます
コンセプトを持って作品を作ると言う事はとても大事ですが、「まず視聴者を惹きつけるインパクトのある写真は1枚は抑えておきたいところです」
こういった戦略を持って「作品作り」をしないとあなたの作品は必ず埋もれます
仮に誰かが運良く目を向けて共有してもらうことで、あなたの作品が世に広まるチャンスがあるかもしれません
しかし、このような受け身の姿勢では世界中にフォトグラファーとして活動する人たちがいる中で生き残るのは至難の技です
結局最後は一次情報
今の世の中には情報が溢れかえっています
写真も同じことで、世の中には世界中のフォトグラファーが残した傑作写真がたくさんあります
どんなに良い作品を撮影したところで最終的に見る人の頭に残る作品は「インパクトのある写真」です
コンセプトも素晴らしく良いストーリー作品を作っても、インパクトに欠ける写真は残念ながら他のフォトグラファーの作品の中にあなたの傑作は埋もれてしまいます
つまり、写真を見る視聴者が興味を持ってあなたの作品に目を通すきっかけがないと「スタートラインにも立てないのです」
例えとして、インスタグラムで無名のフォトグラファーの作品を見たとします
全体的に「これいーなー」「これいーなー」で写真をスクロールしながら見ていてもフォローするまでには至りません
せいぜい「いいね!」止まりでしょう
それよりも「おお!」っていうような作品のほうが、フォローして名前をチェックするくらいの気持ちに切り替わります
要は「インパクトのある写真」はあなたの作品を見てもらえる大きな入り口になるのです
あれもこれも詰め込まない「何事も1つずつ」
あなたは写真を撮るときに、あれもこれも撮ろうとしていませんか?
基本的には「1つのテーマ作品」につき「1つのアイディア」で作品は展開されていきます
あれもこれも詰め込みすぎると結果的に何を伝えたいのか分からなくなってしまいます
学びの姿勢は料理を作ることと同じです
・まずご飯の炊き方を学びます
・次に味噌汁の作り方を学びます
・最後におかずの作り方を学びます
料理本を見ながら無知の状態で一気に「ご飯も、味噌汁も、おかずも」取り組んで料理をしたところで、どれも中途半端な味になってしまうと思います
逆に、時間をかけて試行錯誤して作り上げた料理はきっとおいしいはずです
これは写真も同じで、試行錯誤してあなたの身に付けたスキルを1つの作品で活用できればきっといい写真が撮れるでしょう
慣れてきた頃には「ご飯が1つ」「みそ汁が1つ」ではなく、1つの定食が「あなたの作った作品」といった感じにあなたの作品のレパートリーとして振る舞えます
これは写真に置き換えると
・ライティング
・撮影レパートリー
・写真編集
に置きかわります
焦らず1つづつ物事を覚え、こなしていきましょう
常に焦っている人は「あなたの振る舞い」「あなたの作品」に現れてしまいます
作品を作る前に、下記の3点を常に頭に入れてみてください
・自分が撮りたいものは何か?
・自分の持ち味は何か?
・自分が主張したいものは何か?
写真においては、足し算よりも引き算を使うと写真にインパクトが残ります
「シンプル イズ ベスト」の考え方です
「本当に必要なものだけを残して徹底的に真似る」
これが作品を作り始めた初期の頃の自分の考え方です
オリジナルは自分の頭の中だけではなく、真似た結果に「自分のアイディア」を付け足したものがオリジナルとなります
作品を作り始めた初期の頃の自分には、そもそも「オリジナリティ」は存在していません
上記で解説したことを意識しながら数をこなすことで、自分の「・撮りたいもの・持ち味・主張したいもの」というのがうっすら浮かび始めます
自分の作りたいものがわかったら、あとは試行錯誤の繰り返しです
まとめ
日本人フォトグラファーは世の中にたくさんいます
海外で活動する日本人フォトグラファーも今では珍しくはありません
ましてや世界中にはもっともっと沢山のフォトグラファーが活動しています
その中で抜きんでるには、インパクトのある写真が撮れるカメラマンになる必要があります
そしてその大きな指標になるのが、自分の実績になります
今回は自分が常に頭に入れている思考法を解説させていただきました
ご覧いただきありがとうございました m(_ _)m
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?