いざという時のスキルを身に着ける「PLAN B」

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フォトグラファーは競争の激しい世界です

20代までは上手くいっていたのに、30代から仕事が途切れるなんてこともある職業です

30代からの転職はなかなか難しいです

40代からでは尚更です

今回は、いざという時に潰しのきくスキルを時間のある時に身につけましょうというのがテーマです

では、解説していきます


フォトグラファーのスキルを活かせる仕事は?

基本的に撮影の仕事はフリーランスとして直に請け負う仕事は単価が高いものの、求人にあるような案件の仕事は単価も低く生活費を賄うのも難しいです

そして、求人にある撮影案件は「営業写真」が大半で、商業写真の分野で活躍していた方からすると抵抗があるかもしれません

というのも、求人サイトにあるような案件だと

・「未経験OK!」

・「1から育てます!」

といった即戦力を求められる仕事は少ないからです

クライアントとしても、お金がかかるから「本格的なプロでなくてもいいや」というのが本音だと思います

いくら高い機材を所持していても貰える単価は低く、クライアント側からもそこまで高いハードルを求められている訳でもないような案件には手を出すのは不要かなと思います

フォトグラファーは自己資本なので、数をこなして稼ぐ考えを減らしていかないと永遠に「労働」からは離れられません

仕事は、安定したクライアントを抱えているから大丈夫といった方も含めて登録制のフォトグラファーサイトに1つは登録しておいた方がいいです

興味のない仕事であれば受託しなければいいだけですし、いざという時の準備を1つでもしておくことをオススメします


世の中にはWEBエンジニアが不足している

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WEBエンジニアといっても、プログラマーやSE・WEBデザイナーなど幅広い職種があります

フォトグラファーのスキルをこの分野で活かすには、Photoshopが使えるという強みではないでしょうか?

しかしPhotoshopも使う業種によって、Photoshopの使い方が大きく違うのも事実です

WEBデザイナーでいえば、バナー作成などのデザインの分野で使われることが多いです

よって写真のレタッチでPhotoshopを使うフォトグラファーからしてみると使い方は大きく異なります

しかし、Photoshopを熟知しているフォトグラファーからすれば、0からのスタートではないので頭を抱えて勉強するほどでもないです

まずは、フォトグラファーとして今現在も活躍している人でも写真業で使うPhotoshopの範囲は最低限使いこなせるようにしておきましょう

Illustratorも使えれば尚良しです

WEBデザイナーの分野でも、Photoshop / Illustratorが使えれば未経験採用で雇ってくれる求人はいくつか目にします


動画クリエイターが今注目を浴びています

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Youtubeから火がつき、今の市場は企業でも積極的に動画を活用しています

Youtuberになりたい人が多い反面、動画編集をこなせるクリエイターが不足しています

写真撮影と同様に、ビデオ撮影はスキルは大前提としてコンセプトや編集技術の方が重要になります

ファッションフォトグラファーが映像分野で成功している方の多くは、現場でのセットはプロに任せてアイディア・コンセプト重視で作品作りをしてオリジナリティをアピールすることで他者と差別化を図ったことで成功しているように思われます

そして、フォトグラファーとビデオグラファーは割と職種として似た部分が非常に多いです

日頃の撮影にお試しで動画撮影の提案をしたりして、動画の分野でも仕事の幅を広げてみてはいかがでしょうか?

婚礼分野では動画クリエイターの求人が多いです

撮影・動画編集のスピードが早い分野ではありますが実戦でスキルを身につけるにはとても良い環境だと思います

動画編集に加えて、AdobeのAfter Effectなどのソフトも使えれば転職を考えた時に非常に有利になります


話は逸れますが、自分はもともと映像の分野からフォトグラファーに転職しました


10年前の当時はパソコン編集というよりは専用の編集機を使用して、一日中編集室にこもったものです

編集経験のある人であればわかると思いますが、5分の動画に対して3時間編集するといったことはよくあります

今ではパソコンやスマホ・タブレットを使った動画編集が普及したため、動画クリエイターに手を出すチャンスも増えたように思えます

PremiereやFinal cut proなどの編集ソフトを使えば、ポストプロダクションで編集するクオリティと同等の作品も作れます

クオリティと同等に流行・オリジナリティを求められる現代ではスピードが命です

ポストプロダクションに通う時間すらも家でパソコン編集していた方が圧倒的に効率がいいです

動画編集で使うソフトは、結構お値段がかかります

Adobeで出しているお値段もお手頃な「Premiere Element」などの初級者向けのソフトから入るのもオススメです


まとめ
フリーランスで働くということは、いつ仕事がなくなるかわからない環境で働いているのと同じです

それと同時に、非常に自由な環境にあります

フリーランスフォトグラファーとして時間のある時に、プログラミングを勉強したり動画編集のスキルを身につけるというのは非常に効果的と思います

仮に転職しないにしても、新しいことを学んで得たスキルがフォトグラファーとしての作品に何かしらの「付加価値」を与えることもできます

「写真一本で食べていく!」と頭でっかちになるよりも、柔軟にいろんなスキルを身につけて常にPlan Bを用意しておきましょう

ご覧いただきありがとうございましたm(__)m

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