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花倉織

首里花織の中でも 一際目を引くのが 花倉織。
沖縄読みで「はなくらうい」と呼びます。
沖縄の染織の多くは 戦争で途絶えてしまい 
戦後 多くの努力のに復元されました。
 
琉球王朝時代には 花倉織は
王族と上級士族が仕する時にのみ、とが許される
特別な織物でした。
琉球王朝時代の花倉織の裂は
日本民藝館に1点と ベルリン民族博物館に3点残るだけです。
全て藍地のものだそうです。

花倉織は 花織部分の浮織りと 絽の部分のもじり織りの
2つの異なる技法を1つの布の上に織り上げます。
それは 組織としても 技術としても
とても複雑で高度なものです。

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その困難ゆえに 王族にのみ許された布としての
洗練された美しさを持つ花倉織。
現在は藍のみならず 沖縄の自然界の色を写し取ることで
さらに 美しく格調高い織物になりました。

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