ドラゴンボール超スーパーヒーローを観て
※ネタバレになるのでまだ観ていない人はご注意ください。
基本的にアニメが好きでとくにドラゴンボールが好き。
さらにピッコロと悟飯の師弟関係(親子関係?)は大好きなので今回の映画は観るしかないと思った。
ドラゴンボールは途中で悟飯に主人公をバトンタッチしたにもかかわらず、また悟空に戻ったのはいまだ納得いかないところがある。
それでも、悟空じゃないとと自分に言い聞かせてきたところはあったけど、今回のようにピッコロと悟飯がメインの話が出てくれるのはありがたかった。
ドラゴンボール超スーパーヒーローの感想
3Dを楽しむような演出、パンちゃんのアラレちゃん走り、ゴテンクスの頭突き等、遊びがふんだんに入った作品だった。
もっと言えば、神龍のピッコロへのサービス、悟飯のご都合主義的なパワーアップも遊びだ。
ドラゴンボール超でもご都合主義的な要素はあり、よく批判の対象になってきた。全王様なんて最たるもの。
でも、それこそが鳥山明ではないかと思う。
今年で67才ということだが、今でも子供心を持ち続けておられるのだろう。
サイヤ人の見た目が老けないこと、ブルマが若さに執着すること、悟空の内面が成長しない子供のままであること…
挙げればどれも子供の要素である。
そもそもタイトルにもなっているドラゴンボール自体が7つ揃えたら何でも願いを叶えられるもので、死んだ人を生き返らせることまでできるんだから、そりゃそうだと思う。
ベジータがキャラ崩壊のような状態になったのも遊び心の一つではと思った。
ドラゴンボールはいつまでも子供の世界であり続けるのだろう。
この社会で生きていくためには子供のままではいられない。
現実というものが子供の妄想を打ち砕く。
サンタクロースがいないことを知ったあの日のように、大人になるというのは何かを失うことでもある。
失い続けて大人になった僕達に必要なのが、ドラゴンボールの世界なのではないだろうか。
そういう世界を作り続けてくださる鳥山明先生、そして、野沢雅子さんをはじめとするベテラン声優陣の方々。
本当に感謝の気持ちしかない。
あと何年続くんだろうと思うところはあるけど、新作を楽しみにしつつ、ドラゴンボールの世界を自分の中にも持っておきたい。
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