チェリーチェリーに思う

Acid Black Cherryの「チェリーチェリー」という曲が結構好きで時々聴きたくなります。

小悪魔系の女の子に恋をしている男性が、良いように使われて、でも嫌いになれなくてという葛藤を描いた内容です。

モテない男の悲哀みたいなものが凝縮されていて、自分と重なるから良いと思うのか。

その男性の気持ちに共感できるのが大きいのかもしれません。

いつか一度だけ泣いて真夜中に電話してきたね
理由などどうでもよくてそれがなんだか嬉しかった
引用元:Acid Black Cherry「チェリーチェリー」

たまたま頼られただけで舞い上がってしまう。彼女には俺しかいない、俺がそばに居なきゃみたいな感覚になること、僕も実際ありました。

彼女とどうなりたいとか今はそんなの関係ないけど時々のご褒美それだけじゃ割に合わない!
引用元:Acid Black Cherry「チェリーチェリー」

付き合うのは絶対無理だとわかっているから本当の気持ちを誤魔化す。

これは切なさと同時に愛おしさを感じるところです。

さらに遊び心満載の曲調が歌詞を引き立て、高揚感、ドキドキ感につながっている感じがします。

感情移入して自分も女の子に振り回されている感覚になれる、一種のアトラクションみたいな感覚なのかもしれません。

「チェリーチェリー」というタイトルには、チェリー(女の子の名前)×チェリーボーイ(童貞、うぶな男の子)という意味があるのではと勝手に思っています。

浮気性の男性が彼女にバレてというストーリーのBit Stupidも、内容は違いますが似たような感覚になります。そんな経験したことありませんが、バレないように必死になっているときの緊迫感とか、バレて言い訳するときの感じとか、彼女がどれくらい怒っているのか、傷ついているのか、想像しながら楽しむ感じです。

シャングリラ、少女の祈り、冬の幻、Prologue End、罪と罰…

yasuさんの作詞は心の繊細なところを上手く描写しているので、よくその感覚がわかるなといつも感心します。

葛藤のまま終わるRe:birthを描けるyasuさん自身、繊細な感覚をお持ちなのだろうと思います。本当にすごいです。

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