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【みんなの自由研Q】自由研究を実際に進めるための大事なポイントをより詳しく!

こんにちは!自由研Qチームのゆいです。
以前公開した第1回目動画に続いて、本日は第2回目のYouTube動画をアップしました!🎉

まだ動画を見ていない方はこちらからご覧くださいね!

第2回目の動画では、第1回で見つけたテーマ「布の縦と横の伸びやすさは、せんい (繊維) の縦と横の違いでどう変わるか?」に基づいて、自由研Qチームのりょーいちが実際に研究を進める様子をご紹介しました。

今回のnoteでは、YouTube本編では収まりきらなかった「研究を実際に進めていく上での大事なポイント」をより詳しく解説していきます。
ぜひ動画と合わせて自分で自由研究を進める際の参考にしてください!

実験を始める前に「予想」してみよう

今回取り組んだ自由研究のテーマは「布のたてとよこの伸びやすさは、せんい (繊維) のたてとよこの違いでどう変わるか?」でした。自由研究のテーマが決まったら、さっそく実験してみよう!...となるところですが、一旦ここでストップ!実験を始める前にやって欲しいとても大切なことがあります。それは「どのような結果になるかを予想すること」です。

例えば、動画の中ではQちゃんは次のような予想を立てていましたね。

この前見たウエットティッシュも縦と横で伸び方が違ったし、普段使ってる毛糸の手袋も伸びやすい向きと伸びづらい向きがある気がするQ
だから、きっとどんな布でも、縦と横で伸びやすさが違うはずだQ!

その他にも、
「キャンバス地のカバンは、中にものを入れた時に伸びてしまうと困るから、どの方向にも伸びにくい生地でできているのかな?」
「タオルはすごくよく伸びるイメージはないけれど、カバンよりは伸びそうかな?」
など、皆さんも日々の生活の経験をもとに考えられることがあるのではないでしょうか?
(今の時点で予想が立たない部分はそのままでももちろん大丈夫!)

このように、実験を始める前に結果を少しでも予想しておくと、研究結果をまとめるときにグッと楽になります。普段見たり聞いたりしたことや経験したことなどをもとに自分自身の予想を立ててから実験に臨むようにしてみてくださいね。

実験ノートに記録しながら実験しよう

さて、実験結果の予想ができたら、早速実験に移っていきましょう。
動画でもご紹介した通り、実験の内容を記録するために「実験ノート」を用意してくださいね!このノートには、どのような実験を行ったか・実験でどのような結果が得られたか、などを記入していきます。

実験ノートに記録することのチェックリスト
① 日付・時刻 (必要に応じて気温・天気なども書こう!)
(② 実験の目的)
③ 実験方法
・どんな道具を使ったか
・どのように測定したか
④ 実験の結果
・実験を行う中で気がついたこと
⑤ 考えたこと (考察)

それでは実際に今回の自由研究で自由研Qチームのりょーいちが記録した実験ノートを見てみましょう。

自由研究ノート

例えば、りょーいちのノートには「どのようなルールを決めて測ったか」を図を交ながらとても詳しく記録されてあります (③ 実験方法)。
このように実験方法を記録しておくと、もし実験を後日やり直すことになった時に、同じ条件で実験を行うことができて便利ですね。
また、実験中に気がついたことを記録しておくと、実験が終わった後に研究内容をまとめる際にも役に立ってきます。

この実験ノート、私たち自由研Qチームの大学院生が研究室で実験を行う際にも必需品です。ぜひ皆さんも自分だけのオリジナルの実験ノートを用意して自由研究を進めてみてくださいね。

結果をわかりやすくまとめよう

さて、実験が終わったら結果をわかりやすくまとめてみましょう。
動画では、結果をまとめて表すための方法の1つとして表を紹介しました。

表にまとめるシーン

ほかにも今回のように数値を測定する実験では、「グラフ」を使うのもおすすめです。
例えば、今回の結果を「棒グラフ」で表すと次のようになります。

グラフの例

このようにすると、ウェットティッシュはたて方向によく伸びやすいことや、手袋は3つの方向全てに伸びやすいことがとてもよくわかりますね。

グラフには、棒グラフ以外にも様々な種類 (折れ線グラフ、帯グラフ、など) があります。実験の内容に合わせて適切なグラフを選んで結果をまとめてみてくださいね。

考えたこと (考察) をまとめよう

実験が終わったら、考えたこと (考察) をまとめてみましょう。

実験結果をじっくり考える上でのポイント
① 事前に自分で予想した通りの結果になったか?
② 共通点や違いに注目する

① 事前に自分で予想した通りの結果になったか?
例えば、Qちゃんは「きっとどんな布でも、縦と横で伸びやすさが違うはずだQ!」と予想していましたが、その予想に反して、実際はキャンバス地のカバンは縦と横の伸びやすさがほとんど一緒でした。
このように予想した内容と実際の結果が違った場合には、「なぜ予想と違ったのか」をじっくり考えてみると良いでしょう。

② 共通点や違いに注目する
伸びやすさの実験の結果を比べてみると
・タオルとキャンバス地のカバンは斜め方向に伸びやすい
・ウェットティッシュはたてに伸びやすい
という違いがあることがわかりました。
では、タオルとキャンバス地のカバンの編まれ方は似ているでしょうか?
反対に、ウェットティッシュは他の2つとは違う繊維の編み方なのでしょうか?
このように「共通する特徴」や「違い」に注目していくことで、得られた結果の理由をより深く考えることができます。

もしわからないことがあれば、本やインターネットでも調べてみましょう。
その上でまだわからない部分があれば、今後調べてみたいこととして書いておきましょう。

終わりに

ここまでお読みいただきありがとうございました!
今回のnote記事では、実際に自由研究の実験を進めていく上での大事なポイントをお伝えしました。参考になったでしょうか?
ぜひ本編の動画と合わせて、自分で自由研究を進めていく際の参考にしてくださいね。

今後もぜひ応援よろしくお願いします!

それでは、また次回お会いしましょう!
みんなの〜自由研Q!



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