自由総合研究所

全ての人が自由と尊厳を持って生きられる世界を目指して活動します。

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最近の記事

自由な言論を確保するには人格と意見を分けて考えることが必要だ

小室直樹は『危機の構造』で新聞の役割に関連して「人格と意見の未分化」について言及しています。日本人は人格と意見を分離して考えられない思考様式を持っているという指摘です。 ビジネスにおいて何かを振り返って評価するとき、人や組織などの主体に着目するのではなく、その言葉や行動に着目する方が、よりよい教訓が得られます。先人たちがあちこちで繰り返している教えで、私自身の経験からも実感しています。 小室の指摘は、この思考様式が言論の自由を危うくするというものです。ビジネスでのノウハウ

    • チャイナ政府による新疆ウイグル自治区での人権弾圧の実態

      国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)による中国新疆ウイグル自治区の人権状況に関する報告書が8月31日に公表されました(原文はPDF)。テロ対策や過激派対策を名目に深刻な人権侵害が行われていると日本でも各メディアが報道しました。 日本の各メディアもこれを報じました。しかし日本のメディアでは次のような抽象的な表現にとどまっていることが多くみられます。 この表現では「人権侵害」の実態を知ることはできません。新疆ウイグル自治区の人たちが具体的にどういうことをされているのか、列挙

    自由な言論を確保するには人格と意見を分けて考えることが必要だ