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堂ノ間供養塔 因尾物語<因尾通路斬の事> ―――主として大友興廃記による ――― 羽柴弘 <略>日州薩摩の武士、府内へ往来の時は、佐伯の内因尾という所を折々通路とす。 さる程に、天正十四年(1586)丙戌12月17日、佐伯太郎惟定の居城栂牟礼より、軍勢数多を因尾表に差向けられる。すなわち惟定の下知を受けたる因尾の武士、柳井左馬之助、同じく外記、同じく平兵衛、同じく弥右衛門、同じく兵庫ノ介、三代勘解由、柳井喜衛門、同じく弥右衛門尉、吉良舎人、杉谷兵部、同じく源次郎、