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年越しは、温かく

もういくつ寝るとお正月……なんて歌を娘が口ずさむ時期になりました。

我が家は私の実家に帰省し、年度末にある母の引っ越し準備をするのでなかなか落ち着いた正月にはならないでしょう。

コロナになってから孫に会っていない母。少しでも孫エネルギーを補充してもらえると嬉しいですね。


さて、以前グリーフについてのnoteを書きました。

簡単におさらいしますと、何かしらの喪失体験をしたときに受けた悲しみのことをグリーフと言います。

このお話をさせていただいたグリーフカウンセラーさんから、アイキャッチのイベントを教えていただきました。

ひと口に「喪失」といっても、単に死別だけではありません。

卒業や離婚と言ったお別れの喪失もそうですし、結婚・出産などの以前の状態を喪失するのも喪失体験です。

今回は死別や社会的養護経験のある方が対象ですが、そんな喪失体験をした人たちで、一緒に2023年を迎えませんか?というお誘いです。

今年はオフライン開催ということもあって、さまざまな企画が用意されています。

以下、主催者の尾角さんの想いです。

以前、リヴオンの「つどいば」に来ていた、親をなくした子が「10月くらいからだんだんと辛くなっていく。年末を意識させられるから」と話してくれました。

それは、私(尾角)自身も全く同じ思いをしていたことです。
大学に入る前に両親を失っていた私は、年末が近づいて「実家に帰ると楽でいいよね、ごはんは勝手に出てくるし^^」と楽しそうに話す友だちの言葉に、ひそかに傷ついていました。

「自分には帰る場所はない」

その孤独感は生きていることさえ見失ってしまいそうなほどのものでした。
「なんでこんな寂しい思いをしなければいけないのだろう」
何度も何度も思いました。

でもある年「うちにおいでよ」と言ってくださったご夫妻がいました。その年から12月31日から1月1日にかけて、一緒にごはんを食べて過ごしてくれる「つながり」に救われました。

居場所があるだけで、こんなにも年越しが楽になるんだ。

一年をはじめる時に、すこし「生きてみよう」と思えるんだと驚きました。
「年越いのちの村」はそうした、年末に寂しい思いをしないで済むように
一年をほんのすこしでも希望をもって迎えられるようにとの願いをこめて
リヴオンで生み出したプロジェクトです。

引用:一般財団法人リヴオン

私自身は死別経験をしていますが、帰る家があったのは本当に幸せなことだと思います。

もし可能であれば、本noteを拡散していただけると嬉しいです。声をかけていただいた方と主催者の想いと、部外者ですが私の想いでもあります。


ちなみに……。

私はこの件でお金を受け取ったりしていません。趣旨に賛同して「発信していいですか?」と許可をとって掲載しています。

その辺の詮索は無用です。

個人の想いとして、賛同したからこそ拡散のお手伝いをさせていただいたにすぎませんので……。

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