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【おすすめの詩的なエッセイをご紹介】新しい年のはじまりに

こんばんは!自由丁スタッフの髙野です。

あけましておめでとうございますと書きかけてから、今日が10日であることに気付いて驚きました。もう松の内も終わってましたね。なんと早い…。

だいぶお久しぶりの投稿になってしまいましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

さて本年も、詩的な言葉たちに触れて、自分の気持ちに目を向けたり、大切な誰かを想ったりするような時間が、日常の中に当たり前に在ることを願って、「自由丁今朝の落書き」よりおすすめの一篇をご紹介していこうと思います。

よかったらぜひ最後までお付き合いくださいね^^

今週のおすすめの一篇『カテリーナ』

望む
穏やかへと向かう
緩やかに向かう
健気と旅す

願う
遠くへと向かう
優しく向かう
静寂と旅す

昼の日差し
私たちを伝う
一つ目の今日が行く

いくつかの不変が光り
理想を忘れた友を照らす

心と共に
言葉よどうか

希望と共に
言葉よどうか

表裏も無く
ただ在るべく

美しく素直にて
あなたの前へ
訪れるべく

夜の明かり
私を伝う
二つ目の今日へ行く

唯一無二の生を灯もし
希望と疎遠の友を照らす

願望よ
私たちと常に共に
澄んだ瞳で優しく笑い

光の道を自由気ままに
夢へと辿り

険しさとは無縁の道を
優しさと共に緩やかに向かい

心を放て
私たちを守り
光れ

本日も読んで下さりありがとうございます。明けましておめでとうございます。

言葉に嘘を付かない人になりたい、在りたい。
事あるごとに、ここ何年か、思うことが増えました。

今年はより一層、濁ることなく、
生きていきたい。

この新しい詩を書いて、読んで、改めて教わった気分です。よければ共に、向かいましょう。

本年も何卒、よろしくお願いします。

2024年1月1日の「自由丁今朝の落書き」より

自由丁スタッフからのコメント

今回は、新年初日に書かれた一篇をご紹介してみました。いかがでしたか?

これまでの年始を振り返ってみると、新しい年を迎えるというだけで自然と少し前を向けるような、気持ち新たに進んでいこうと思えることが多かった気がします。

一方で今年は、進もうと思うことよりも、願うことに注力していた年明けだったように思います。

今回の一篇を読みながら改めて気付いたのですが、きっと進んでいこうと思えるのは、どうかこうありたい、こうあってほしいという願いを確かに持っているからこそなんですよね。

願いが向かいたい方へ背中を押すのだとしたら、一旦立ち止まってその「願い」を確かにするというのも、一年の始まりにはお似合いの過ごし方だったのかなと思いました。

皆さんはどんな気持ちで新年を迎えられましたか?
一年の始まりをどんな風に過ごそうとも、そこに良し悪しなんてないんですけどね。
願わくば、素直な願いを大切にしながら過ごせていますように。

自由丁今朝の落書きについて

自由丁今朝の落書きは、自由丁オーナーであり、詩人・エッセイストの小山将平が毎日書く言葉たちです。

ご紹介する作品は、あなたの気持ちにそっと寄り添ってくれるような詩だったり、思わず一緒に唸ってしまうような日頃の考え事を綴ったエッセイだったり。
内容は様々ですが、何気ない日々の他愛ない時間を愛でるような、ほっと一息つけるような文章が多いです。

数分でお読み頂けるものなので、ちょっとした休憩時間に、待ち合わせの合間に、眠りにつく前に、ぜひ。
▼これまでの作品や最新作はこちらからお読み頂けます!

最後に

こちらの記事では、一週間のうちに書かれた「自由丁今朝の落書き」の中から、自由丁スタッフがおすすめの一篇を選び、コメントと共にご紹介しています。

一緒にあれこれ考えてみたり、ただぼーっと読んでみたり、お気に入りの一篇を探したりして頂けたら嬉しいです!
「こんなことを思った」「この言葉に共感した」などの感想をシェアして頂けたらさらに大喜びです。ぜひフォローもよろしくお願いします^^