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【毎週一篇/詩やエッセイをご紹介】春の中を歩むあなたへ

こんばんは!自由丁スタッフの髙野です。

ゴールデンウィークですね!皆さんはどのように過ごされているのでしょうか?
ここぞとばかりに遠くの地へ出かけたり、家にこもって気になっていた本や映画を楽しむのもいいですよねぇ。
という想像をしながら、お店にてお客さんをお出迎えする日々を過ごしております。笑
ゴールデンウィーク後半も楽しんでいきましょう!

さて、本日も「自由丁今朝の落書き」より一篇の詩やエッセイをご紹介していきます!


今週の一篇『春の詩』

春風だと名付けたのは
一刻前の私であり

春一番だと世界に言ったは
確かいつかのニュースキャスター

青春の中で
光よりも輝いていたいつかの君は
今日は何処かで
青い服着て新たな誰かを照らしてたりして

緑に変わりゆく土手の芝生
少し早めに咲いた花々
祝うように集い眺める春の人々

優しい歌が聴こえてきそうな青空が
花の色が
私に君に
春という言葉の色を教えてくれる

嬉しいばかりの人生じゃないだろうから
悲しいばかりの人生でもないのだと
言いたげな春の香りが通り過ぎる

訪れる春の中へ
新しい起承転結を呼び込み
歩んでゆく私達

聴こえる風の音色に耳を澄まして
眺める草木の色彩で心を染めて
春を纏って歩んでゆくのさ

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。春の中を笑ってゆこう。

2022年3月21日の「自由丁今朝の落書き」より

自由丁スタッフからのコメント

今回は、なんと2年以上前に書かれた一篇を選んでみました。
ちなみに、特にお気に入りの言葉はこちらです。

「嬉しいばかりの人生じゃないだろうから
悲しいばかりの人生でもないのだと
言いたげな春の香りが通り過ぎる」

そんなに前に書かれた言葉だったのかと驚くほど、私の中には色鮮やかに残っている言葉でした。

春は様々な環境の変化が起きやすい季節であり、また自ら変化しようとする人も多い季節のような気がしています。そんな日々の中では、嬉しいことが繰り返し起こる時もあれば、次の日からは悲しいことが続いてしまう時もあるかもしれない。

そんな時に、単純にわかりやすく進んでいかないからこその人生であるということを、前向きに考えられる気がしてよいなぁと思いました。

皆さんはどんなことを感じたでしょうか?
明日からも、春のあたたかさの中で笑って過ごせる時間が少しでも多くありますように^^

自由丁今朝の落書きについて

自由丁今朝の落書きは、自由丁オーナーであり、詩人・エッセイストの小山将平が書く言葉たちです。

ご紹介する作品は、あなたの気持ちにそっと寄り添ってくれるような詩だったり、思わず一緒に唸ってしまうような日頃の考え事を綴ったエッセイだったり。
内容は様々ですが、何気ない日々の他愛ない時間を愛でるような、ほっと一息つけるような文章が多いです。

数分でお読み頂けるものなので、ちょっとした休憩時間に、待ち合わせの合間に、眠りにつく前に、ぜひ。

▼これまでの作品や最新作はこちらからお読み頂けます!

最後に

こちらの記事では、一週間のうちに書かれた「自由丁今朝の落書き」を、スタッフのコメントと共にご紹介しています。

一緒にあれこれ考えてみたり、ただぼーっと読んでみたり、お気に入りの一篇を探したりして頂けたら嬉しいです!
「こんなことを思った」「この言葉に共感した」などの感想をシェアして頂けたらさらに大喜びです。ぜひフォローもよろしくお願いします^^