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【おすすめの詩的なエッセイをご紹介】素直な気持ちを言葉にする時に

こんばんは!自由丁スタッフの髙野です。
先日、友人と一緒にご飯を食べた時に「もうすぐハロウィンだしね」とお菓子をくれた方がいて、そっかそんな時期かと気付きました。

しばらくハロウィンに合わせて何かをするということをしていなかったので忘れかけていましたが(笑)、日常の中でその時々のイベントをちゃんと楽しめるのって良いなぁと思いました^^

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回も「自由丁今朝の落書き」よりおすすめの一篇をご紹介します!
(今回は少し長めの一篇ですがどうしてもご紹介したく…!ぜひ最後まで読んでみてください♪)


おすすめの一篇『宛先は、わたし』

※こちらは先日自由丁をご紹介してくださったNHKのドキュメンタリー番組「ドキュメント20min.」の放送前に書かれたものです。

写真はもう5年以上前、
軽井沢へ向かうバスの車窓から撮った景色。
当時の僕を表してる感じがするなと思い選んでみました。

何もすることがなく、
何をすべきかもわからなくなったとき、
ずっと書き続けてきた言葉たちが、
私の背中を押す瞬間へと向かった日のこと。

今となってはとても大切な、
私にとっての一つの原風景です。

「宛先は、わたし」

昔の自分が書いた言葉たちに救われた私は、
あの時以来きっとずっと、
書き手「小山将平」の大ファンです。

書いた言葉が、
未来の自分へ届く。

書いた言葉が、
未来へと行く私の旅路を照らす。
背中を押す。希望を灯す。

あの日、
純粋無垢な過去の私に励まされた私は、
昔の自分が書いた言葉たちを読み終えて、
顔を上げて、呟くように独り、
思ったんです。

「そうだ、未来を照らそう」

あの時からずっと、
私が私に灯した小さな光と同じように、
一人ひとりの胸の内に、
小さくとも素直で綺麗な光が灯るなら、
あなたがあなたの背中を押すなら、
世界はきっともっと明るく見えるだろうな。
未来はもっと明るいだろうなと、
思っています。

あの時からずっと、
そんな気持ちと共に生きてきたけれど、
今の私は、私たちは、どんな風に光ってるかな。
どんな風に世界に届くかな。

だから今夜、
気になります。楽しみです。

世界をもっと、未来をもっと、
ちょっとでも明るく照らしたいから。

あの時、私の言葉が私自身を照らしたように。

うわ〜、
ああ、
あぁそうか。
やっぱりそうか。

私が書いた言葉も、してきたことも、
あいも変わらず、
回り回って今宵もきっと、
宛先は、わたしだったんだ。

あはは。

楽しみだなぁ。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。この言葉たちもきっと、読んで下さったあなたはもちろんのこと、色んな人、色んな時へ宛てて届いて、巡り巡って、やがていつか、未来のわたしへも、届いたらいいなと思うんです。

2023年10月22日の「自由丁今朝の落書き」より

自由丁スタッフからのコメント

自分の素直な気持ちを言葉にするって、ちょっと恥ずかしいとか、誰かに知られたら怖いって気持ちが勝って、躊躇ってしまうこともよくあるなぁと思うんです。

でも思い返してみたら、上手い下手なんて気にすることもなく思いついたことをそのままに書き連ねていた日記の言葉に、「そうだよね、そうだったね」と背中を押されたことが確かにありました。

紛れもなく、当時の自分の素直な気持ちがそこにあって、それを読んでいたら、なんだか自分に対して優しい気持ちになれたんですよね。
ああ、ここまで一生懸命生きてきたんだね私。という感じで。

だからできるだけ、誰に見せるでもなくどこかに隠してでも良いから、素直な気持ちを残しておけたらいいなと思います。私も。

もしかしたら、今の自分から生まれる言葉は、実は未来の自分が聞きたい言葉だったり、誰かにかけて欲しい言葉だったりするかもしれないですしね^^

皆さんはどんなことを感じましたか?
明日も、これからも、素直な気持ちを大切にできるひと時が皆さんの日常にありますように。

自由丁今朝の落書きについて

自由丁今朝の落書きは、自由丁オーナーであり、詩人・エッセイストの小山将平が毎日書く言葉たちです。

ご紹介する作品は、あなたの気持ちにそっと寄り添ってくれるような詩だったり、思わず一緒に唸ってしまうような日頃の考え事を綴ったエッセイだったり。
内容は様々ですが、何気ない日々の他愛ない時間を愛でるような、ほっと一息つけるような文章が多いです。

数分でお読み頂けるものなので、ちょっとした休憩時間に、待ち合わせの合間に、眠りにつく前に、ぜひ。
▼これまでの作品や最新作はこちらからお読み頂けます!

最後に

こちらの記事では、一週間のうちに書かれた「自由丁今朝の落書き」の中から、自由丁スタッフがおすすめの一篇を選び、コメントと共にご紹介しています。

一緒にあれこれ考えてみたり、ただぼーっと読んでみたり、お気に入りの一篇を探したりして頂けたら嬉しいです!
「こんなことを思った」「この言葉に共感した」などの感想をシェアして頂けたらさらに大喜びです。ぜひフォローもよろしくお願いします^^