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簿記実用力(4) 簿記検定 貸倒れ ネット試験で実用力アップ? b004

前回第6回で書いた簿記実用力について続きます。
今回は、簿記検定について個人的な印象を書きます。

簿記検定でのあるある「売掛金が回収できません」。
それは当期の売掛金、前期の売掛金を問わず、発生します。
また、時に、前期に貸倒れた売掛金が当期に回収されます。
「貸倒損失」「償却債権取立益」「貸倒引当金」
検定では必須の勘定科目です。
新試験で、仕訳が記号選択式になったので間違えませんが、
消却債権取立益、償却債取立益(悲)

漢字の間違いでは、取得価を費用化するのに、価償却
微妙に間違う棚卸減耗。

簿記検定がネット試験になって仕訳入力については実用力が増しています。
会計ソフトは選べれば十分。書けるより、選んで早く入力できることが大切
簿記3級の第一問15仕訳がスラスラできれば、実用力十分。
(第三問のB/S, P/L作成はソフトが自動作成するので、
 決算整理の仕訳を記号で選んだ方が実用力アップだと思いますが)

一方、勘定科目でも「クレジット売掛金」「電子記録債」は
さらっと入力できれば、実用力アップです。
ここで知りました。
「でんさい(ネット)」と「手形の電子化(電子交換所)」は別。
「受取手形」はすぐにはなくならない。QRコードのついた手形!
手形を持ち込む代わりに、スキャンして電子交換所に手形の画像を送る。
(えっ!そんな電子化?数値データになると思っていました)
勉強不足、実用力アップが必要です。

クレジット売掛金には消費税の罠があります。
クレジット会社に支払う手数料の消費税は非課税です。
課税で仕訳していると課税仕入れが減るので、消費税追徴になります。
> クレジット手数料
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shohi/06/02.htm

検定に話を戻しますが、そのうち「消耗品を購入し、
電子マネー(①前払い型、②後払い型、③即時払い型)で払った」なんて
問題がでるのかも(①仮払金(貯蔵品)、②未払金、③預金)。
キャッシュレス決済のポイントや給付金(雑収入)も入力できると
実用力アップ。簿記検定が時代に合わせて変化していき、
簿記3級取得=簿記実用力は十分=すぐ仕事ができる=採用となると
いいなあと思います。

第162回簿記検定試験まであと3日です。
明日、明後日、最後まであきらめず、できる範囲で勉強して、
とりあえず受検しましょう。受けなければ、受かりません。
受検生に幸あれ!

実用力で想ったことを書いています。note7つ目の記事です。
よろしくお願い致します。
2022年11月17日
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