見出し画像

強盗事件で消えたロレックス「転売ルート」の衝撃

 5月8日、18時過ぎ。銀座のメイン通りにある高級時計店「クォーク銀座888店」が襲撃された。店に押し入ったのはアノニマスの仮面で変装した4人の男たち。ロレックスの腕時計など70点余りを強奪し、逃走後に現行犯逮捕された。仮面を脱いでみれば、総額2億5千万円分の時計を強奪した犯人集団が、高校生を含む16歳から19歳の少年たちだったことも世間に衝撃を与えた。

 事件で注目されたのは犯人の素性や背後関係だけではなかった。それが、盗まれた高級時計の転売ルートだ。

 現代の高級時計はシリアルナンバーが全てデジタル管理されているため、質屋に持ち込んだところで店側は引き取らない。さらに盗品の型番とシリアルナンバーは業界にすぐ出回るため、これまで「海外ルートに流されるのではないか」と報道されてきた。

 だが「実態はそうではない」。かつて反社組織に属していた男が明かしたのは、驚くべき転売のシステムだった。その巧妙すぎる手口は、「実話ナックルズ」8月号で詳報している。

【著者プロフィール】
鈴木ユーリ
ライター。『実話ナックルズ』にて連載『ゲトーの国からこんにちは』など

ここから先は

0字
出血大サービスのオススメプラン!毎月30本近く更新される有料記事(計3000円以上)がこの値段で読めちゃいます。めちゃくちゃオトク!

「実話ナックルズ」本誌と同じ価格の月額690円で、noteの限定有料記事、過去20年分の雑誌アーカイブの中から評価の高い記事など、オトクに…