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酒井透

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(さかい・とおる) 東京都生まれ。写真家・近未来探険家。 小学校高学年の頃より趣味として始めた鉄道写真をきっかけとして、カメラと写真の世界にのめり込む。大学卒業後は、ザイールやパ… もっと読む
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#中国

【写真家・近未来探険家 酒井透のニッポン秘境探訪】中国・雲南省「昆明動物園」の『ウルトラマンプール』

無断で使用される人気キャラクター  中国・雲南省昆明市の昆明動物園にある「ウルトラマンプール」が閉鎖されていたことが分かった。毎年、夏になると金魚すくいができることでも知られていたこのプールには、ウルトラマンやウルトラセブンを模した巨大フィギュアが展示されていて、子どもたちにも人気があった。  初めて同動物園を訪れたとき、衝撃を受けたことがあった。それは、小さな遊園地にあるような遊具ばかりが並べられていたことだ。ミニトレインやメリーゴーランド、コーヒーカップ、お化け屋敷な

【写真家・近未来探険家 酒井透のニッポン秘境探訪】中国・重慶市の『世界最大のトイレ』

 「聖母マリアの像」型の男性用便器があったことで知られる『世界最大のトイレ』がその姿を消していたことが分かった。このトイレがあったのは、中国・重慶市内にある『洋人街』という遊園地だ。    『世界最大のトイレ』は、中国語で『世界最大的厠所』と表記する。問題のトイレは、遊園地の入口付近にあり、「聖母マリアの像」の他に「口を大きく開けたもの」や「チューリップ」、「ワニ」などといった形をした便器が並んでいた。オープン当初は、モノ珍しさも手伝って、ちょっとした観光名所にもなっていた

【写真家・近未来探険家 酒井透のニッポン秘境探訪】中国蘇州市のエロ珍スポット『中華性文化博物館』

 「中国・珍遺産」のひとつとして知られていた『中華性文化博物館』が閉館に追い込まれてしまった。  「性文化」という名がつく通り、この博物館は、「中国の唯一の秘宝館」とも言えるような施設だ。館内には、性的な展示物が数多く展示されていて、数多くの人が展示物を見るために足を運んでいた。  とりわけ人気のあったのは、唐の時代に作られた四十八手人形だ。陶器で作られていたこともあり、かなりいい〝味〟を出していた。驚かされるのは、男性器と女性器があって、しっかりとジョイントしていたこと