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自然は突然牙を剥く

昨夜南太平洋のトンガ諸島において、大規模な海底火山噴火が起きました。
これまでのところ、現地の通信が遮断されているとの事で詳しい状況は分かっていません。

日本においても2016年以来初めて津波警報が出ている他、太平洋に面する各国で1mを超える津波を観測しています。
高知県では漁船が転覆したとの報道もあり、また一部地域で入試日程や交通網に影響が出ています。
これ以上被害が拡大せず、人命が失われないことを祈るばかりです。

火山噴火は、短期的な影響もさることながら、降灰や日光の遮断を引き起こし、かなり中長期的な影響を及ぼします。
例えば、1991年に起きたフィリピン・ピナトゥボ山の噴火は20世紀最大の陸上噴火と言われていますが、この噴火で発生した噴煙・火山灰が大気中に放出され、日光を遮断し、世界的な気温の低下を引き起こしました。
日本で1992~1993年に起きた冷夏と、作物の収穫量が減る「冷害」は、この噴火の影響とも言われます。

このように、自然は突然牙を剥いてきます。
人類がいかに知恵を絞り対策を練っても、自然はそれを嘲笑うかのように想像を超えてきます。
恐ろしい話ですが...
畏敬の念と、自然と共生する覚悟を忘れてはいけないと思います。

早くトンガの人々の無事が確認されますように。

サポートをしていただけるようなことがあったら踊り狂います。 どこかの誰かの何かに届けばいいな。