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生きていくためのコンパスたち

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「人生とは」「生きるとは」 分からないことだらけの命題に少々の光を。
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2021年5月の記事一覧

辛いときほど「鏡」に笑顔を

人は笑顔に触発される。 人の笑顔を見ると、自分も楽しくなり笑顔になる。 笑顔は”伝染”するのだ。 そういった記事を読んだことがある。 さらに、笑顔には幸福物質であるドーパミンを出す働きがあって、 ストレス軽減や幸福感の増幅につながるらしい。 つまり笑顔になるってすごいいいことなんだけど、 このご時世そうそう笑えることは多くない。 あえて数えないけど、今の世は辟易することばかりだ。 私生活でも、迷いに迷い悩みに悩む日々が続く。 そんななかで笑えることって、ほんとに少なくなっ

笑うために僕らは泣いた

また一週間が終わった。 お疲れ様、の金曜日。 今夜は菅田将暉の「ロングホープ・フィリア」の一節で自分をねぎらう。 作詞作曲は私の大好きなamazarashiこと秋田ひろむさん。 遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ 立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった 叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって 笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない ロングホープ・フィリア ずいぶんと泣いたものだ。休職前夜の暗黒期。 それがあるから、今がある。 という境地に

173日前のあなたへ

やっぱりnoteには素敵な出会いがたくさんある。 今日も、共感オブザイヤーとでもいうべきクリエイターさんの文章と出会った。できるならスキボタン連打したいくらい。 私が休職を開始したのが2020年9月25日なので、この方はその1週間ほど前の出来事をつづられている。 実家から一人暮らしの家に戻ってきたとき、そこにあったのは休職前の自分からの手紙で...という話。 とてもとても共感したので誠に勝手ながら引用させていただいた。 この話にインスパイアされて、私がnoteとは別につけ

どちらもきっと、皮肉なほどに、互いを羨む人生なんだろう。

「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」。そんなセリフを耳にする度に「うそだ」と思う。 毎日同じことを繰り返せる。今日と同じ明日がやってくると信じられる。それがどれだけ幸福なことか、きっとそのセリフを口にする人は、知らないのでしょう。 私はレールの上を歩けたことなんてありません。用意されたことも、見つけられたこともありません。だから、その感覚が少し、うらやましい。 毎日が不確かで不安定な私にとって、「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」なんてセリフは、胃もたれしそうな

「青い鳥」を探すということ

他の方のnoteを拝読していて、気になる単語を見つけた。 「青い鳥症候群」 無学ゆえに響きからはどういう意味を持つか全く想像できなかった。 調べてみると、 青い鳥症候群(あおいとりしょうこうぐん)は、モーリス・メーテルリンク作の童話「青い鳥」(仏: L'Oiseau bleu)の中で「主人公のチルチルとミチルが幸せの象徴である青い鳥を探しに行くが、意外と幸せの青い鳥は身近にあることに気付かされる」ことから、「今よりもっといい人が現れる」「今よりもっといい仕事が見つかる

「やりたいこと」と「できること」

学生時代から超優秀で、今では会計士としてエリート街道まっしぐら。何故私などの友人をつとめてくれているか分からないハイスペックボーイがいる。 結構前になるが、彼とお酒を飲んだ時、印象的なことを言っていた。 というか私から以下の話題を振って、以下のように返ってきた。 私「あなたはなぜそんなに優秀なんですか?」 (謎の敬語、彼のことは普段先生と呼んでいる。同い年です。) 先生「優秀じゃないよ。ただ、俺の場合は”やりたいこと”じゃなくて、自分に”できること”を軸にして生きてるだけ

「自分が無い」と話す友

中学からの付き合いで、以心伝心でき、 休職中もよく支えてもらった親友がいる。 彼にも悩みがあるのだろうが、それは滅多に表に出さない強い奴。 そんな彼と話した際、「俺には自分が無いねん」とこぼしていた。 いつものように、冗談めかして。 彼にとっては普通の世間話だったと思うが、私には少し引っかかった。 「自分が無い」とはなんだろう? 聞くと、「俺の話とかネタ(大阪人なのでよくボケたりツッコむ)は全部受け売り。オリジナリティが無い。その日の話し方も、直前まで観ていたYouTu

「悩める」という幸せ

たくさんの悩みが、人にはある。 それぞれ、他人からは見えにくく、容易に理解しがたい。 悩みは、その人の価値観や人生に直結しているからだ。 悩みというと、とかくネガティブなイメージが大きいが、 そうでもないらしい、というのが、私の最近の気づき。 気づかせてくれたその上司は、現職に悩める私に退職を勧めたその人。 「会社や仕事のことで悩んでいます」 と相談した際、返ってきた言葉が、 「悩んでも迷っても、全部自分で決めることが重要です。 それに、今の君は悩み多き自分を不幸だと

一年後に死ぬとしたら、今の働き方を続けるか?

私は読んで気に入った記事はアプリに残すようにしている。 その中に、このような記事があった。 医師が著した本の抜粋であるが、要約すると、 お金や地位など「一人称の幸せ」は本当の幸せではない。他者とのつながりや感謝の中で生きることこそが真の幸せである。 ということだ。 興味深い話なので引用してみると、 元気なときや物事がうまくいっているとき、私たちはどうしても「一人称の幸せ」「目に見える幸せ」「わかりやすい幸せ」にとらわれがちです。「仕事で成功し、たくさんのお金を稼ぐこと」

あなたの残り日数は?

人生の残り日数をカウントしてくれるサイトを見つけた。 人生は30000日あるそうだ。自分の誕生日を入れることで、経過日数と残り日数を出してくれる。 私の場合、経過日数は約9000日、残り日数は約21000日だそう。 人生の30%を終えて、あとは70%が残ってると... ご興味のある方はぜひやってみてほしい。 導かれた値をみて、私は率直に「え、人生長」と思った。 まだ30%しか終わってないのか、と。 これまで結構いろんなことがあったけど、まだ半分もいっていないのかと。 生

「ラクに生きる」ということ

25年と5ヶ月生きてきて、酸いも甘いも多少は経験してきたけれど、「生きる」ということをしんどくさせているのは、いつも自分だったように、今は思う。 いつも家族や友人によく言われるのは、 「力を抜いて」「ボチボチやりや」「無理するな」 であるのだが、これはつまり私が、 「力みすぎて」「ガツガツしてて」「無理してる」 ことの裏返しなんだと思う。 現に私は高校生で不登校に、社会人で抑うつ状態にそれぞれなって、完全に参る経験をしてしまっている。 これはなぜか。 いくつか理由が見当た