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2023年こそ定時で退勤するのだ

私の仕事は教員。
世間ではブラックな職種の1つとして知られている。

多分そうだ。

どんなところがブラックか。いろいろあるけれど、そのなかでも残業代が出ないというのは、結構なブラックポイントなのではないかと思う。

「残業代の出ない仕事なんて、いくらでもある」

そうかもしれないけれど、それは置いておいて。

基本的に、教員というのはお金に関して鷹揚。別の見方をすると、お金のことをとやかく言うことを良しとしない。だから、残業代を請求するということをしたがらないし、しないのが当たりまえと感じている。時間外労働に関し「残業代出ますか?」などと聞くと、「は?何言っているの?これくらい『生徒のため』なら、無給でもするのが教員でしょ?」という感じ(私見)。

私も以前はそうだった。以前というのは、母親になる以前のこと。24時間はすべて自分のために使うことができたあの頃のこと。突然の飲み会の誘いにも「行く行く!」と即答し、日付が変わるまで飲んでいたあの頃のこと。

母親になって以降、時間感覚が完全に変わった。保育園のお迎え時間がデッドラインとなり、退勤時間は死守せねばならないものとなった。急な残業とか無理。飲み会?なにそれ?という日々。そんなわけで、定時退勤を死守していた。

ところが2020年、コロナがやってきた。すると夫が完全在宅勤務になった。つまり、保育園の送迎は夫の仕事になった。結果、定時退勤を死守する必要が無くなってしまった。

するとどうだろう。あっけなく残業をするようになってしまったのだ。あんなに定時退勤できていたのに…。

もちろん、夫の在宅勤務だけが理由ではない。子供が3歳を過ぎ、時短勤務制度を使えなくなった。時短勤務の場合、担任は外されていたが、フルタイムに戻ったことにより、担任に復帰することとなった。

担任業務は定時内では終わらない…。終わることもある、というか、仕事を持ち帰るか、明日以降に残せば。しかし持ち帰っても結局できないし、明日以降に残せば雪だるま式に仕事が増えるだけなのであるから、やはり残業してでも終わらせたくなってしまうのだ。

結果、残業が当たり前になった。

良くない、良くないよこれ。だめな昭和のお父さんパターンじゃん(お父さんごめん)。家のことをすべてお母さんに任せて、仕事をして帰宅し、ご飯を食べて寝る。私、これ、嫌。

プラス。やはり提供している時間に対する対価を受け取ることができないことに納得がいかない。定時を過ぎて仕事をしていると、すごく落ち着かなくなってしまうのだ。仕事のクォリティが下がる。モチベーションも低い。

2022年も「定時退勤」を掲げて頑張ってはきたものの、全くと言っていいほど達成できなかった。2023年もかなり難しいと思うけど、でもやはり言葉にはしておきたい。

2023年こそ定時で退勤するのだ。


#私の仕事

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