じんぐうじがアイドル運営時代にやった企画まとめ

HAMIDASYTEMのプロデューサー時代に行った大小様々な企画のまとめです。長いです。
自分でも何をしていたか忘れているので、記録に残しておきます。

※注1
公式WEBとか公式Twitterはアーカイブとして存続していますが、自分は退社しており管理していないため、万が一消された時のために…という意図も。無いと思うけど…。

※注2
#ぬるいアイドル が気になって見に来た女の子へ
以下のような企画をやらされるというわけではないので、ご安心ください。
あくまでもアイドル運営時代、「どうにかして注目されたい」ともがいていた頃の奇策ですので…。

2016年

手形入り・顔拓入りTシャツ

Tシャツにオプションとしてメンバーのサイン、手形、顔拓が入れられる
手形の見本

プラス1万円の顔拓オプションはふざけて作ったのですが、本当に買う人が現れて後悔しました。

倍速・低速ライブ

持ち曲を1.5倍速で披露
持ち曲を0.5倍速で披露

デビューから2ヶ月間は持ち曲が2曲しかなかったので、出演時間を埋めるために同じ曲を何度もパフォーマンスしていました。ただ繰り返すだけだとつまらないので倍速とか低速でやってました。メンバーからの評判は最悪でしたが、ハミシスが最初にお客さんから注目してもらえたきっかけはこれ。

2017年

再生パフォーマンス

持ち曲2曲を何度も繰り返すパフォーマンス

持ち曲2曲→床に倒れる→起き上がる→持ち曲2曲→床に倒れる→起き上がる→持ち曲2曲…という地獄のローテーションで出演時間を埋めました。当時の神宮寺によると「生まれ変わって新しいHAMIDASYSTEMが誕生する姿をイメージ」したらしいです。元ネタはこれ及びこれ

無料肩パン会

物販に来てくれたお客さんの肩をメンバーがパンチしてくれる

ひどい。

夜はデセオで運動会!

主催定期公演の最後に出演者全員が登場するゲームコーナー

毎月開催していた定期公演の恒例企画。ライブの最後に、ゲストグループを含めたメンバー全員が出演する「いいとも選手権」みたいなコーナーをやっていました。メンバーと他グループの交流が一番の目的でしたが、ゲストさんに「ハミシス定期に出ればお客さんにライブ以外の一面も知ってもらえる」「なんか楽しかったからまた出たい」と思ってほしくて始めた。コーナーの司会は神宮寺。

直談判応募

新メンバー募集の応募方法のひとつとして「直談判」を実施

神宮寺の都内出没情報を毎日ツイートするので、新メンバーになりたい人は直接会いに来て話せるよという応募方法。誰も来ないと思ってたけど、何人かと話しました。

花のないお花見オフ

ライブハウスでのオフ会を「お花見」と言い張った
メンバー考案のオリジナルドリンク

別グループとの合同オフ会を、ライブハウスのフロアにブルーシートを敷いて開催。4月だったのでお花見と言い張る。メンバーの弾き語りステージ等も実施。司会は神宮寺。

当日限定完全未発表新曲音源

未発表の新曲CDを無料配布

新曲のデモ音源CD-Rを、ライブの予約特典として配布しました。声はメンバーがスマホで宅録。歌詞は書き上がり次第、公式サイトで公開。1日で作詞しないと全てが終わるという地獄が日常に。10人以下だったライブ動員が、これで一気に30人前後へと跳ね上がる。

焼き立てライブ音源

ライブ音源をライブ終了後に即売
自前のデュプリケーター(CDを焼く機械)

定期公演にて当日披露した新曲ライブ音源を終演後に販売。ライブが終わった後、録音した音源をCD-Rに焼きまくり、すぐに売りました。事務所がまだなかったので、デュプリケーター(くそデカくて重い)を家から持ち帰りしてて地獄だった。

BGVパフォーマンス

「二人は消える」という楽曲披露の際、このためだけに作ってもらった映像をプロジェクターで流しながらパフォーマンス。機材準備やリハが必要なので主催公演でしか行えなかったが、逆にそれを付加価値に。

MVで新メンバーお披露目

事前告知なしでMVに新メンバーが

「新メンバー披露」「新体制始動」といった事前告知を全くしていない状態で、新メンバーが登場するMVを公開。みんなびっくりしてました。

謎の円盤

中身の分からないCD-R「謎の円盤」を無料配布

ライブの予約特典に「中身が謎なCD-R」を配布。何が入っているかはSNS等でも口外禁止で、もらった人しか分からないようにした。ただ、内容に触れなければ投稿可能。こんな感じで。メンバーの着ボイスとか神宮寺の歌ってみた音源とかをふざけて入れていた。

2018年

セトリ事前公開

セトリ事前公開は主催公演「act call」にて行った

主催定期公演の入場時に当日のセットリストが書かれた紙パンフを配布。ゲスト出演のグループにも許可が取れた場合はセトリを載せてもらった。野球の予告先発みたいな感じでワクワクしてほしかったんだと思う。

マイナス100円ライブ

無銭ライブならぬマイナス100円ライブ
準備した大量の100円玉たち

チケット代がマイナス100円。つまり来場者に100円を配布するライブ。かなり話題になりました。元ネタはこちら

PV(パフォーマンスビデオ)

MVでもライブ映像でもなく「パフォーマンスビデオ」と言い張る

ライブハウスで何十回もダンスをして撮影した映像を編集し、音楽番組に出演したかのような「パフォーマンスビデオ」を制作。

物語プロジェクト

約半年に及ぶ長期企画

メンバーが登場するオリジナル小説を作り、そのテーマソングを作り、更に物語に登場する場所でイベントもやっちゃおうというてんこ盛り企画。アニメの聖地巡礼的なことがやりたくて考えました。クラウドファンディングで380万も集めたらしい…ひえー…。

女子高生無料

グループ主催イベントは全てタダに

物語プロジェクトで作った小説の登場人物(メンバー)が全員女子高生という設定だったので、女子高生のライブ・イベント入場料を無料にした。

学校だより

学校のホームルームで配布されるプリントをイメージしました

ライブの予約特典として「学校だより」を配布。物語プロジェクトの小説に出てくる高校の名前、校則、学園の七不思議など、細かい設定をファンから募集。決まった学校名でグッズを制作するなどの展開も。

プラネタリウム無音ライブ

渋谷のプラネタリウムを貸し切って開催
無音ライブの解説

来場者全員にワイヤレスヘッドホンを配布、楽曲とメンバーの歌声がヘッドホンから流れるライブ。会場スピーカーを使用しないため”無音”ライブ。プラネタリウムにライブハウスのようなスピーカーがなく、持ち込むのも厳しいことからこの案になったのかな…(忘れてる)。

映画館VJライブ

映画のポスターをイメージした画像を作ったら、当日貼り出してくれた
調布にある映画館の1スクリーンを貸し切って開催

映画館のスクリーンに映像を流してメンバーがパフォーマンス。このライブのためだけにVJ映像を作ってもらった。隣のスクリーンで「万引き家族」がやっていた。

野外ライブ in 東京タワー

芝公園で野外ライブ

TIFの予選企画でSHOWROOMをすることになり、課金アイテムの東京タワーを茶化した(当時はかなり尖ってたんです…)。白金高輪のライブ会場から30分以上オタクを歩かせ、道中は#ハミダシタワーで実況。東京タワーが見える芝公園に到着し、手持ちのスピーカーで曲を流してパフォーマンス。通報される前に逃げました。

MV撮影見学会

閉館後のしながわ水族館を貸し切って撮影
秋葉原の廃校施設(体育館)でも撮影しました

クラウドファンディングのリターンとして、MV撮影の現場にファンを招待。誰もいない水族館にテンションが上がったり、真夏の体育館で熱中症になりかけたりした。

しおりチケット

ワンマンライブの手売りチケットをしおり仕様に

当初は売る予定がなかった手売りチケットを作ることになったため、どうせなら面白くしたいと思い、小説に挟めるしおり仕様にした。

5日連続MV公開

計5本のMVを公開

メンバー4名それぞれが出演する個人MV4本と、全員が出演するグループMV1本の計5本を公開。撮影から公開まで鬼のようなスケジュールでいろいろとやばかった。1ヶ月で3回くらい臨死体験をする。おしっこを2回、うんちを1回漏らす。

2夜連続WWWワンマン

大きな会場を押さえてそれに向かってチケットを売ってワンマンライブをする、という流れに当時の神宮寺は疲れ、辟易とし、抗いたくなったのだと思う(推測)。

ワンマン当日限定シングル

ワンマン1日目限定販売シングル
ワンマン2日目限定販売シングル

WWWワンマンの各日会場限定で、2バージョンのシングルを発売。贅沢というか、無駄遣いというか、もったいないことするなあ(他人事)(結局これ以降のライブ会場でも売ることに)(タワレコにも置いてもらえた)。

2019年

走る無料チェキ会(30キロマラソン)

なぜかメンバーよりも神宮寺のほうが走る

渋谷から新木場を往復でマラソン。メンバーはそれぞれ片道15キロを担当し、神宮寺は30キロ全て並走。道中会いに来てくれたファンはワンマンのチケットを買ってくれたら無料でチェキ撮影。様子はTwitterで実況YouTubeで生配信
本当は別のスタッフが自転車で並走する予定だったが、それが難しくなり、神宮寺は自転車に乗れないため、30キロ走るハメになった。

前後対象セトリライブ

グループとしてのラストワンマンライブ

ロールシャッハテストをイメージした前後対象のセットリスト。グループのラストワンマンライブだというのに、とても疲れるセトリだなあ(他人事)。うんざりしてトイレやドリンクカウンターに行くお客さんを見てニヤニヤしてました。来てくれた関係者の人に「鎮魂の儀式だった」と言われた。

あとがき

自分で面白いな、他のグループがやってなさそうだなと思うものをざっくりまとめてみました。これ以外にもいろんなことやってました。TwitterフォローRTプレゼントとか、ビラ配りとか、もうなんか色々。

予約キャンセルした人に向けて「キャンセルするな!」ってメンバーに言わせた動画をアップするとか、ほんとひどいことしてました。すいません。

2019年になって、悩んだ結果、あんまり変なことしない方がいいのかなとか思っちゃって、あえて企画っぽいのは避けていた気がする。でもそしたら動員が伸び悩んでしまったから、やっぱふざけ続けたほうが良かったのかな。

そもそもがふざけた人間だから、まともにやっても仕方ないってことでしたねきっと。
だから苦し紛れにマラソンやった時は楽しかったな。

Twitterを遡っていたら、いろんな気持ちになったし、後悔だらけだし、巻き込んだくせに続けられなくてごめんねという思いもあるけど、きっと時を戻してもう一回やっても絶対上手くいかないだろうし、「今出来る精一杯」をやっていたんだと思う。

うまく締められませんが、また面白いことをしたい。
こういうまとめをまた作れるように生きていければいいなと思っています。

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