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HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~ シーズン1(後)

まえがき

柳さんと見た!

HiGH&LOWのドラマ、やっぱり面白すぎる。凄まじい。
トンチキな設定や展開があって、え?と疑問に思う瞬間は多々あれど、それを覆す勢いや面白さがあり、やっぱり面白いって正義なんだ……としみじみ思う。異常。

そして1つ1つのチームに愛着が持てるのもすごい。見終わった後には全チームのことが好きになっていた。全員が主役ってこういうことか。
もしかしてシーズン2ではそれぞれのチームの深掘りとかあったりするのかな。あって欲しいな。期待してます。

今回も毎度の如く話題が突然終わり、次の話題に移るので頑張ってついてきて欲しい。


さて感想。

6話

SDカードを盗んだ犯人がチハルなんじゃないかという疑念とRUDE BOYSの話。

ララちゃんを追いかけてRUDE BOYSの無名街に迷い込むダン。ま〜た迂闊なことしてる!とヒヤヒヤしながら見ていた。
White Rascalsの件といい、ダンは迂闊担当なのかもしれない。でもこういう人がいないと物語が進まないからな……
迷い込むたびに「アカンやつや!」って能天気に言ってるので笑う。そろそろ学習しなよ。この間もそれでコブラに怒られてたでしょ。

無名街、龍が如くで見た気がするな……と思ってたけど思い出した。難波ちゃんがいた7のホームレス街ですね。

無名街の説明ナレーションで「治外法権の街」という言葉が出てきて、今までもどんな大喧嘩をしても警察が動かないのでずっと脳裏にチラついてはいたけど、とうとう「治外法権」が明言されて面食らった。治外法権が日本にあっていいわけないだろ。警察は今すぐ無名街を法で治めなさい。ここに必要なのは福祉だ。

「夢」の話をしている時のスモーキー、前髪が目にかかって目元が暗くなっているのに眼球だけがギラッと光っていて漫画の演出みたいですごかった。
窪田正孝くらいの役者になるとそういうことも可能になるんですか?
目とか発光させられるのかな。

それにしてもRUDE BOYSの戦闘スタイルはアクロバットが多くて見てて楽しいな。高いところから飛ぶし回る。野良パルクール集団。
他のチームに比べて小柄めな人が多くて、そういう小柄さを生かすための戦闘スタイルなんだろう。
反面怪我をしたら重傷を負いそうな戦闘スタイルでもあって、彼らは病院にかかれないであろうことを思うとヒヤヒヤする。
RUDE BOYSはおそらく戦闘要員たちやスモーキーとかが無名街の中でも特別ガタイが良くて大きいんだろうなと思うんだけど、じゃあなぜ小柄な人が多いかを考えると虚しい気分になる。

スモーキーが「誰よりも高く飛ぶ」と言っている通り、ここは“底”なんだろうな。
だからこそ飛ぶ必要があるし、他人同士でも生きて行くために家族としての強い繋がりがいる。助け合わなきゃここじゃ生きていけない。

そして無名街の奥まったところにどんどん進んで行き、迷い込むダン!
やめな!あんた!人のチームの管轄区に足を踏み入れて!SWORDの争いは御法度なんじゃなかったの!
挙句なにか缶らしきものを落としてガゴゴゴン!ってデッッカイ音を立てて叫びそうになった。
迂闊・ダン。

一方ヤマトはチハルが持っていたSDカードを返しにWhite Rascalsに向かう。
ここの場面のヤマト、ムーブがとびきりスマートで驚いた。喧嘩もせず、キレて杖で殴ってくるRockyさんにやり返しもせずに、無事に帰ってくる。

ここのRockyさんの手錠を自分の手にカシャンッてはめる動きが謎で意図が分からず、「?」と思っていたらヤマトが真顔で「ざけんな。てめぇの腹ん中が見えねえ」って言ったので笑ってしまった。確かに謎ムーブだったよね今の。
ヤマトってこんなにスマートな動きできたんだ。意外と慎重な男なんだな。

かっこいいBGMとダンの回想を交えつつ、RUDE BOYSに乗り込みに行ったダンを助けに行くぞ!ってワラワラ列を組んで夜の商店街をかっこよく歩いてた山王連合会のシーンのラストでニュッとダンがその列に加わって「誰を探しに行くんや」って言うシーンが好きすぎて3回くらい見直した。
シリアスをやってると思ったら急にこういうシーン入れてくるんだもんな。

そのダンに対してコブラもヤマトも怒るとかじゃない。もう呆れてものも言えない。
コブラに至ってはダンのエリをグッ……と引っ張って直して、もうコイツは怒るまでもないわ……って踵を返して行く。
「オイッ  ダレヤッ」って言いながらその踵を返すメンバーに付いていくダンの流れが本当に良い。温度感が最高。

その後静かに「ダン、何があった」って聞き出すんだけど、みなさんあまりにも理性的でいらっしゃる。殴り合いの大喧嘩をするような人たちとは思えない。

そしてそこでチハルがドラッグの工場にいたことが明かされる。
チハルの話は前半で語り尽くされたと思ってたんだけど、まだ掘り下げられるとは!
というかドラッグをドラム缶でグツグツ煮てるような工場でマスクもせずに働いてるけど大丈夫なのか?キマっちゃわない?いやドラッグをドラム缶でグツグツ煮るって何?

7話

チハルが怪しいのは知っているけど、本人に直接確認してない状態で自分の推測を話したくないヤマト、真摯だ。
それに対して何か知ってそうなのに話してもらえないことに対してイラっとしたコブラが頬をピクッとさせるんだけど、ここの表情の動かし方があまりにも巧みで驚いた。
目線の動かし方もすごくかすかなんだけど、コブラの動揺が伝わる。
岩田剛典さんは細かい表情の作り方が上手いんだな。

一方家村会。偉そうなヤクザから「キリンジィ」って言われてるところきくと笑ってしまう。
達磨の日向を出せばSWORDはめちゃくちゃになります!って言ってるけど、その達磨の日向が家村会に向かってくる可能性は考えないのか……?日向は九龍グループにも因縁があるだろ。

そして二階堂はノボルのことを使い捨ての駒くらいにしか思ってないことが判明する。今はノボルを試しているにすぎない。ノボルは家村会に全てを捧げる覚悟なのに。
そして日向会の話がちょろっと語られる。いや日向兄たち、人相が悪すぎる。どう見てもチワワな日向紀久とは顔が似ても似つかない。
そして一瞬しか出なかった日向兄(と思わしき人)に波岡一喜さんを使うの、贅沢だな。今後出てくることがあるんだろうか?というか日向兄たちって今どこで何をしてるの?お元気なんだろうか。

単身で日向がいない達磨一家に乗り込むノボル、根性あるなぁ。
日向がいないと怖くない、ってわけでもないしな。達磨。SWORDの中でいちばんイカつい顔が多いチームだし、単純に血の気が多いイメージがある。チームカラーが赤だからかな。

そしてチハルのことで思い悩むヤマト。「バカの特権は後先考えずに行動できることだ」って母に言われてるけど、ヤマトってそこまでバカでもないよね。
争い一つせずWhite Rascalsとの絡まりをほぐしたのはあっぱれだった。でも確かにヤマトって突撃して全てを解決してきたタイプだから、体を動かしちゃった方が早いのかもしれない。
動きながらクールかつクレバーに物事を判断できるのがヤマトの長所なのかも。
なのでRUDE BOYSにも突撃する。
どう見てもつけられてるけど、ダンが侵入した時RUDE BOYSの彼らはなんで警戒しなかったんだよ。スモーキーの「ここにいる奴らは全員家族だ。モグリがいればすぐ俺の耳に入る」に説得力がなくなってしまう。
絶対ヤマトがデカすぎて目立ってるからみんな侵入者だって気付いたんでしょ。だってこの後ダンもテッツもRUDE BOYS側から出てくるし。ガバガバ警備である。

あとレッドラムのことを何ひとつ知らなかったスモーキーさん面白すぎる。
そんな……そんなことあるんだ……めちゃくちゃ自分の敷地内でドラッグが作られているのに……しかも働いているのはほとんどが部外者で、家族の一人に関してはその作成・流通に関わっているのに……
この敷地内にいる人たちは全員家族だからモグリは耳に入るんじゃないんですか……

あと今回ヤマトが頑張ってスモーキーと話し合いで決着つけようとしてたのに、RUDE BOYS側に紛れ込んでいたダンが「ヤマト!」って言ったから喧嘩になった雰囲気を感じたんだけど、ここどうなんだろう。
ララの話題を出されたからスモーキーからヤマトに手を出そうとしていたかな。見直してもよく分からなかった。
スモーキーは自分の身体があまり頑丈じゃないことを自覚して、相手が話し合いで決着つけようとしているならなるべくそれに応じなよ。みんな心配するよ。
でもヤマトと戦うとなった時に嬉しそうに少し微笑んでたから、そもそも喧嘩が好きなのかもな……

ヤマト、身体がデカすぎてリーチが違いすぎる。喧嘩をする上でかなり有利な体格をしている。いいな。
一方RUDE BOYSのみなさんは魅せる戦い方をしてくれるのは嬉しいんだけど無駄な動きが多いな……いや見てる分には楽しいんだけど、体力消費しないか心配になってしまう。

ヤマトの腕を固めている時に咳の発作が出そうになり苦しむスモーキーの首の血管の浮き出し具合がすごかった。
役者って首の血管を浮き出させるかどうかまでコントロールできるものなの?それとも窪田正孝が異様にすごいだけなのか?

ドラッグの話してたはずなのに合コンの話で揉めてしまういちごみるくの皆さん!
合コン行きたいって言ってるけど、純子ちゃんはコブラのこと好きじゃん!それでも行きたいの〜?合コン。
このいちごみるくの皆さん、ずっとかわいくていいな。

「お前は俺たちとデキが違うんだ」とノボルに告げるコブラ。でもノボルには「喧嘩でしか解決できないお前らに何ができる!?」と言われてしまう。
コブラは自分が喧嘩しかできないからこそノボルの知性を信じていて、ノボルはノボルにしかできないことがあると信じているから言葉をかけたはずなのに、ノボルにはそれが全く伝わらない。対話でわかりあうのって難しいよな……

一方チハルは話ができる男。もう山王連合会の皆さんに心を許しているので、対話ができるし言われたことを素直に飲み込んでくれる。
父親の借金が原因で追われていたところノボルにドラッグ工場の仕事を紹介してもらった上で、山王連合会との二重スパイをやらせていた。チハル、器用な男だな……
この話からダンがララちゃんに引っかかったのがびっくりするくらい偶然だったことが判明するし、その上で「ほんまか?ほんまはララちゃん俺のこと気になっとったんちゃうん?」って言ってチハルに無視される。
この間入ってきた新入りにすら無視される絶妙な男、ダン。

ノボル、ドラッグを売買すること、その売買にRUDE BOYSを絡ませてWhite Rascalsのガールに売り捌くことでWhite RascalsとRUDE BOYSをぶつける方法がうまい。やっぱり賢いんだろうな。
ドラッグはシオン一人が動いていたにしろララちゃんも仕事に巻き込まれているし、White RascalsからしたらRUDE BOYSがドラッグ作って自分のところの女の子に売り捌いてた以上の情報は必要ないもの。報復するならRUDE BOYSに向かうだろうし。

ノボルにとってはダンがこの騒動に巻き込まれて、その経由でヤマトが首を突っ込んでくるのが何より一番の大誤算だったんだろうな。

8話

RUDE BOYSの敷地内にあるドラッグ工場をめちゃくちゃにする山王のみなさん!
ドラッグの原料の液体が入ったドラム缶をぶちまけてたけどどう見てもちょっとかかってて大丈夫!?!?となる。
その液体揮発とかしない!?そんな、ドラッグの原料である液体を地面にぶちまけて良いわけないだろ。
この場所で唯一正しい服装をしているのは後から来たWhite Rascalsの歌広場さんが演じている黒バンダナを口元に巻いている人だけだよ。みんなも口と鼻を覆いなさい。

自分のシマでドラッグ作られているのを一切把握してなかったのに乗り込んできたWhite Rascalsのみなさんに対して「ここがどこだと思ってんだ」「生きて帰れると思うなよ」と言うRUDE BOYSのみなさん。ちょっと……ぶが悪いかも!
まあ元凶は家村会なんだけどさ……

そしてヘマがバレて二階堂さんにぼっこんぼっこんにされるノボル。
綺麗な男が徹底的に痛めつけられるシーンを余すところなく見せてくれる。ありがとうHiGH&LOW。

ドラッグを捌いていたことがバレてスモーキーに詰められるシオン。
逆になんでシオンの不審な行動に一切気付かなかったんだ……と思うけど、スモーキーっておそらく家族に対して甘々甘々男だと思うので、シオンの動きを不審に思ったとしても絶対に疑いたくなかったんだろうなと思うし、報告してくれることを全て信じきっていたんだろうなと思う。

そして裏切ったからには臓器を全て置いていけ。それがここのルールだって言うスモーキー。ヤクザよりも重い掟でビビる。
ぞ、臓器を売るルートを持っていらっしゃる。
でもメインはそこじゃなくて、「それが嫌ならここから出て行け」なんだよね。

スモーキーは自分を医者に診せるお金を作ろうとしていたシオンの気持ちが痛いほどわかるし、そんなことをさせてしまった自分の弱さが申し訳ないし、おそらくRUDE BOYSのみんな同じ気持ちだろうから誰も責めない、何も言えない、というのがあまりにも切実。そして切ない。
でも家村会の金を着服した手前、ここにいると家村会の人間から殺される可能性がある。

「無名街に生きる人間は名前も何も持ってない。だからここを出れば足がつくことはない。お前にとっていちばん安全なのは、ここ無名街から出ていくことだ」が全て。
この言葉にはお前はここを出て生きていってくれ、という気持ちがこもっているスモーキーの祈りなんだろうな。
でも戸籍がないシオンがここを出て生きていけるのかと思うとそれも厳しくて。どうするにせよ彼らは八方塞がりであることがただただ重くのしかかってくる。RUDE BOYSだけ他のチームに比べて深刻さが桁違い。
なんでこんな……こんな……

一方その頃チハルはみんなの前でドラッグ工場で働いていたこと、スパイをしていたことを謝罪し、山王連合会を辞めると宣言する。
必死になって、周囲を巻き込んで山王に入るところをついこの間見てたのに、そんな辞めますって言われてはいそうですかとは言えないのが山王連合会だよね。情に厚い男たち。

最後に鬼邪高校の村山くんが見られて嬉しくなった。久しぶりじゃん村山くん!
そして雨宮兄弟の兄が登場。いつ見てもなんか格好つかなくて良いな。
兄、バイクで道走ってる琥珀さんとすれ違っただけで「SWORD……おもしれぇ街だ……」って言うの、どこが?すぎて笑ってしまった。なんか適当に意味深なことを言うのやめろ。

そしていよいよ達磨一家の日向さんの出所!これって結局キリンジ経由で出所したことになるのかな。迂闊じゃない!?キリンジ。
しかしいよいよそれぞれのチームの頭が揃ったことになる。ワクワクする〜!

9話

日向会の話から始まる。
ムゲンに敗れ去ったことで九龍グループから見捨てられ地に落ち、日向の名を取り戻すために九龍グループとムゲンを叩きのめすことを誓った日向紀久のエピソードまでは良いんだけど、そこからの九龍グループとの喧嘩のシーンが凄くて唖然としてしまった。

白い服着てるのに泥まみれの地面に倒れまくるな〜と思っていたらものすごく泥臭い戦い方をする上に手段を選ばない。
相手を痛めつけようという強い意志を感じるし、相手が動かなくなったらなにをしても良いという喧嘩の仕方。
喧嘩の一環として人の太ももの肉を食いちぎる人初めて見たよ。インパクトを与えるには十分すぎる。

このシーンだけで達磨の日向を物語の最後まで出し惜しんでいた理由がわかる。凄まじい人だ。恐れられる理由がわかる。
あと達磨のテーマソングカッコ良すぎるな〜何度聴いてもかっこいい。最高。

饕餮(とうてつ)右京左京兄弟との出会いがムゲンに因縁がある組として二人が大暴れしていたところに日向が喧嘩に突然入り込んで来て、その凶暴さを気に入って仲良くなったという経緯だったんだけど、めちゃくちゃで怖すぎる。
そんなことで意気投合するな。

そしてキリンジはいくら自分が日向を刑務所から出したとてそんな、そんな上からの態度で大丈夫?日向さんが思いのまま動くわけないだろ。
この人、人の肉を喰いちぎるのになんの躊躇いもない人だぞ。
とヒヤヒヤしながら見ていたんだけど、日向さんって意外とキレやすいタイプじゃないっぽくてかなり意外。普段はかなり眠そうでダウナーっぽい。

場面は移って鬼邪高校!改めて見返したら鬼邪高校のみんながいる教室の背後にものすごくデカくてシワひとつなくピンと張ってある「鬼邪高校」って書いてあるのぼりが飾ってあって面白い。
誰かが鬼邪高校って書いてこういうデザインの布が欲しいんですけど……はい、サイズはこのくらいで……って布屋さんにオーダーして、このデカさの布をアイロンで伸ばして、シワにならないように教室の背後に貼ったんだと思うと愛おしくなってしまう。
そして村山くんからも日向には手を出さない方がいいと思われている日向さん!
しかしそれは村山くんだけじゃなくて、全チームから思われている共通認識っぽい。

達磨にだけは手を出さない方がいいって噂話をしている最中で達磨一家が乱入してくるの怖すぎる。
でも流れとして最高。

しかしあくまで達磨が厄介である理由としては日向さんの無茶苦茶さにあるっぽい。
まああの打撲以外の怪我をさせてやろう!という戦闘スタイルが怖くないわけがないもんな……

そしてシャコタンの極みみたいなひっくいひっくい派手にカスタムした車からゾロゾロ出てくる達磨一家のみなさんのシーン、良い。真っ赤で壮観だし。
達磨って年齢層が高いからか車をいっぱい持ってて凄い。いやでもそのお金どこから来てるんだ……

山王連合会は謎の廃墟らしき場所に襲って来た達磨一家の皆さんを誘導するんだけど、そこで達磨が太鼓おきの台と太鼓出してきてびっっっくりした。
太鼓をドン!って叩く音に合わせて目元に赤のペイントもする。な、なんなんだこの戦闘スタイル…いやまあかっこいいし面食らうけどさ。
しかも太鼓の音に合わせて陣形を組んだりするのですごい。こんな戦い方見たことないよ。
あとこの廃墟電気が通ってるのなんなんだ。なんでエレベーターが動くんだ。戦法に組み込むな。エレベーターを。
それにしても多いなぁ達磨。普段この人たち何してるんだろ……

山王が必死に達磨を潰したと思ってたのに頭の日向が来て「立てよお前ら」って声をかけた途端全員わらわら立ち上がり始めるの凄い。ゾンビみたい。
達磨は転ばないからな。コンセプトがかっこいい。

10話

家村会はSWORDを潰すのが目的であるためこの山王と達磨の喧嘩を止めたいヤマトとコブラ、それはそれとしてムゲンに因縁があるので山王連合会をぶっ潰したい日向さん。
そりゃヤマトのやめろ!ごときじゃ止まらない。日向さんがコブラにかかっていってサラッとコブラの肩の関節を外すのも凄かった。コブラはかなり腕が立つ方だろうに。

そしてやって来るWhite Rascals、鬼邪高校、RUDE BOYSのみなさん。
今この廃墟みたいな建物に燃料を撒いて火をつけたらSWORDは全滅するな……と思いながら見ていた。
本当にSWORDを全滅させたいなら日向さんやノボルに頼るんじゃなくて頭を使ってちょっとは動きなさいよ家村会。

そしていくら喧嘩慣れてしている皆さんでも拳銃持って目が据わってる人(ノボル)が来ると波が割れるように人が引いていくんだな。まぁそりゃ普段喧嘩じゃ拳銃なんて持ち出さないもんな……
彼らがしているのもあくまで喧嘩であって、生死に関わるものではないし。

コブラによる山王連合会解散宣言。これは確かにSWORD全員がいるここですることに意味がある。
ヤマトが「山王連合会はノボルが戻ってくる場所を用意するために作ったチームだ」と言った瞬間ノボルが聞こえない声で「えっ?」って言っていたのが気になったんだけど、もしかしてその事ノボルに直接伝えてなかった感じ?
いやまぁ散々戻って来いとは言ってたけど、まさかそのチームが自分のために存在しているとは知らなかったのかな。ノボル、完全に「その話知らないけど」って顔してたよ。

でも「山王連合会の名前が無くても俺たちは何も変わらない」と言うコブラ。そういうものなのか。
この人たちにとって看板って物凄く大事で、その看板を捨てることが何よりも重要で、人は変わらなくてもそれだけで大きな影響を与えるんだろうな。

ノボルが撃った銃ってそもそも弾が出る仕組みになってなかったのかな。
それとも弾は出ていたけど、たまたまチハルに当たらなかった?
普通に使える銃なのかな……SWORDの人たちが山王対ノボルの対話中に手を出さないところを見る限り普通に使える銃なのかも……いやわからん。

ずっと帰る場所を用意してあげて、帰って来いと伝え続けているヤマトコブラの言葉がようやくここにきてノボルに伝わった。ノボルが限界まで追い詰められたからこそ届いたし、ノボルがやっとヤマトとコブラの言葉を受け入れようと思ったんだろうな。
言葉っていくら一方に伝えようとする意思があったとしても、相手がその言葉を理解しようとしない限り伝わることがないというのがよくわかる。

ヤマトとコブラ、ノボルの対話を見ている周囲のSWORDの皆さんのリアクションが良い。
感動したようにスンと鼻をすすって微笑みながら上を向く村山くん、真っ直ぐ真剣な顔で彼らを見つめるRockyさん、思うところがあるような優しい瞳で柔らかい表情をしているスモーキー、はーーー白けたわマジ……って顔してる日向さん。
こうして見るとやっぱり頭ってある程度情に厚い人じゃないとなれないのかもしれないな。日向さんはその点、情とかの概念が無さそうで良い。あるのかな。わからん。まだ彼の性格が何も掴めない。
そしてザムービー1で村山くんが卒業したら山王入れてくれない?って言ってたけど、この一連のやり取りをみてここに入りたいと思ったのかな。

しかしそういえばノボルってザムービーで脚に後遺症を負っていたよな……
この後家村会の人たちからリンチにでも合うの……?と思っていたら感動ソングが流れる中、ものすごい勢いで車に轢かれてワーーーッ!となってしまった。衝撃。
これで!これか!

ザムービーを見ているので、もしかしてHiGH&LOWシリーズでいちばん強いのって車……?ですか……?と思い至る。龍也さんも車によって殺されているし、九十九さんは意識不明の重体を負っているし。

最後の最後にMIGHTY WARRIORSの皆さんが出てきて興奮した。MIGHTY WARRIORSの皆さんに関しては歌えるからカッコいいんだよな。ライブシーンがアツい。

シーズン1では琥珀さんと雨宮兄弟に関しては匂わせるだけ匂わせて結局具体的な描写はほとんどなかった。
シーズン2で本格的に描くのかな?でもザムービー1でもしっかり琥珀さんの話やってたし、どうなるんだ……もしかしてシーズン2でもたくさん匂わせて、劇場版でようやく琥珀さんや雨宮のいちばん上の兄について情報が出たりするのかな。

シーズン2が楽しみすぎる!!!
轟洋介くんも出てくるしね。ストーリーが面白すぎてあまり気にしてなかったけど、HiGH&LOWシリーズを見始めたのは轟洋介くんが見たいからですからね。一応。
轟くんの活躍が拝見できるのを楽しみにしています。

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