[モバイル&サウンド 42]〜GarageBandのスペックを理解する
GarageBandの位置付け
今回の ”モバイル&サウンド”は、以前他のマガジンでも取り上げたりしてた「GarageBnadのスペック」的なことについてまとめ的に。。。
iPhoneやiPadあるいはMacに「無料」で付いてるって触れ込みでよく紹介される音楽制作アプリのGarageBand。
でも、この「無料」って言葉を強調して紹介してる場合、GarageBandの位置付けをわかってないことも多い。
実際のところ、iPhoneやiPadは非常に”高価”なモバイル製品なので、その価格の中にGarageBandも含まれているって言った方が正しいと個人的には思っている。
そうは言ってもー
モバイル機器の場合は持ってる人がほとんどだし、iPhoneのシェアはかなりデカい。考え方次第だけど。。。持ってない人は。。。「代金分割」ってのもメジャーなキャリアはフツーな購入方法になっているので、それだと。。。月数千円でiPhoneが手に入るってことにはなる。
一応。。。調べてはみたけど、アンドロイドOSで音楽やるにはかなりのITスキルがないと無理っぽいので、フツーの人には向かないってのが現状かと。。。
GarageBandのトラック&小節数
Appleには本格的なDAWソフトに"Logic Pro"があるけど、GarageBandは実質Logicの機能限定版で、iOS版はそのモバイル版。
スペック的にはー
というのが大きな枠組み。
ところが。。。
というアプリ立ち上げ時の設定をiOS版GarageBandの「リミット」だと勘違いしている人がチラホラいる。また、iOS版のスペックをMac版のスペックと混同してる人も時々見かける。
基本設定では「セクションA」は8小節だけど、もちろん増やすことも出来る。また、「セクションB」、「セクションC」・・・というように「セクション」も追加出来る。そうして、Aメロ/Bメロ/サビというような構成を作る。
iOS版のGarageBandやMacOSのGarageBandはLogicに比べると機能が限定されてたりするけど、それはiPhoneやMacだけでなく「作り手」のスペックも考慮してのこともあるかと。。。
それでも、その機能は黒船iPhone上陸前のMTRとかの機材に比べたら、とんでもない能力を持っている。
MacOSのGarageBandならトラック数はどんどん増やせる。Macの処理能力次第ではあるけど、「コマンド+D」で軽く100トラックは量産出来るー笑
ストレスなく重量級の外部ソフトやデータを扱いたいっていうなら、MacBook Pro級のスペックのマシン(ちょっと気合を入れて見積もると30-40万円近くはする)は必須になってくる。
録音時間は!?
バンドのライブやリハーサルをチェック用にハンディレコーダーで録音して、後でGarageBandで簡単に編集してプレイバックするってことをよくしてた。
休憩などの区切りにはRECを止めるってすると、1時間とかのファイルになる。それを曲ごとに区切って編集したり。。。
こういう編集はテンポ〜BPM〜は関係ないけど、ダミー的にBPM110で1時間ほどのファイルを投げてみると、1666小節の長さになっていた。
トラック数じゃなくて時間/小節ってことだけど、Mac miniやMacBook Proでの編集だとまったく問題なかった。
音源数は!?
正確な数字を知りたいところだけど、明記してないような印象。。。だけど、追加音源も課金なしで手に入るし、ベーシックなサウンドとしては不足はないと思う。
アップルのサイトだと。。。「外部音源を使用して音源を拡張出来る」ってリミットがないような紹介の仕方をしている(実際はiPhone / iPadの容量等で制限される)。正確に言うと、GarageBandの音源じゃないんだけど。。。(笑
例えば、KORG Moduleの拡張音源TRITONは音色数が分かるので、プラス100音色ってカウント出来る。
とにかく、こういう外部音源を利用するってやり方があるってことを情報として持っていて、実際に試してみるってのは非常に大事。
こういったスキルがコンピューターでやるDTMの理解の助けになるし、もし。。。その謎解き!?みたいな扱いに戸惑いを覚えるなら。。。コンピューターへの移行は考えた方がいい。。。
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