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秋に括るる吾の痩せぎすに百舌鳥の声
まだこんなことしてんの?と色無風
十月の絵の具や汝を如何せん
箱待ちつ満てる秋その部屋描く
何々の秋脚ばかりぞ太くなり
肩書きや秋の感触(さは)りも生ぬるう
高くつく不在証明此処に過ぐ秋や たかくつくアリバイ ここにすぐ秋や
かの人の秋は未だ来ずeccehomo
傘の咲き紙縒のような人や人 秋雨に黒む残土や恨み節 雨の畦行く白タクシーじゅんぐりと 重…
秋日傘何者なにもないわたし
刈稲にさわる風の音(ね)手の汚れ
9時出社3分前も秋の空
忙しと思えば疎し秋の空
秋の空煽られ軋む右車線