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シュプレヒの夏ややマイケルも混じりおり
不愉快は自分に寄せて赤い薔薇
底深く春糠床のすゑにして
墓を抱くやう洗いをり冬鴉
見飽きたる女も見飽きて夕桜
浮浪者の伸ばせぬ膝を蝉の声
各々の春汚す眼や部屋に居り
前カゴにスイカ縫い行く影日向
静けさや砧に符して蛾の夜明け
虹見れば虹と云ふ顔人恋し 滝絞る瞼や己が虹何処 虹弛む飴細工見しけふの胃に ひと雨に虹横…
駅中の人塵に堕し遠花火
日の暑さ京都タワーの胴となり
踏まれをりなほあざとさに紅茸や
いつしかのシャトルも汚し冬椿