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少しコソコソ生きた20歳を振り返る

6月7日で21歳になりました。

日頃くだらない話をしたり、ご飯に誘ってくれたり、話聞いてくれたり、相談聞かせてくれたり、どっか出かけたり、たまに夢を語ったり、そんな楽しい楽しい20歳を過ごせたこと、関係者各位には大変感謝しています。いつもありがとう。

ちょうど1年前の誕生日に、東南アジア旅に行って感動し、世界一周に行く目標ができたということをnoteに書きました。

イキッたタイトルで申し訳ない。
(その割に面識の無い人からもDMをもらうほどたくさんの反響をもらい、とても幸せな誕生日になりました:D)

あれから1年が経ち、「あれ、コイツまだ行ってなくね?」と当然の疑問を持っている友達が大多数だと思うので、
この1年間、どこで何をしていたか、それとこれから何をしようとしているのかを簡単に報告をさせてもらおうと思います。

ちょっとだけ、
ちょっとだけ読んでみてください。

今何をしているかと言うと

単刀直入に今何をしているかというと、スタートアップでデザイナーとして働いています。アプリのデザインをしていると言うのがわかりやすいかもしれません。みんなが今この瞬間にも使っているスマホのアプリがどうしたらみんなに使いやすく・使ってもらえるかみたいなことをずっと考えてます。

「スタートアップ」というのは多分みんなが思い浮かべる”会社”とは少し違って、創業期の小さな会社です。その会社のうちの1人として働いています。

スタートアップとは(以下引用)
新たなビジネスモデルを開発する起業で、市場を開拓する段階にあるもの。 一般的に、創業から2~3年程度の起業を指すことが多いです。

メルカリ・LINE・Twitter・AirBNB・Googleのような自分たちの実現したい世界を目指して、誰でも知っているようなサービスを創ることを目指しているわけです。

(今作っているサービス。詳しくは最後に)

現状をざっと説明したところで、
この1年どんな感じで環境や考えに変化があったか振り返ってみたいと思います。

世界一周を目指して休学、キャリアのスタート地点を探す

去年の夏前、誕生日にnoteを書いてから世界一周への高いモチベーションを持って休学することを決意しました。

この時に想定していた大まかなスケジュールは1年間の休学で、

・半年間エンジニアとして働いてお金を貯める
・貯めたお金で半年間世界を旅しに行く

という予定をたてていました。

この頃、2年に上がった頃から勉強していたプログラミングがインターンをやれそうなレベルになっていたのでお金を貯めなければいけないのもあり、インターン探しをスタート。

ベンチャー、スタートアップと言われる会社を中心にリサーチをしていて、
実際いくつかの面白そうな会社に申し込みました。(気になっていたのはツクルバとCASHで、会社の情報発信が上手な会社でした。何も知らなくとも魅力的に見えるし実際に素敵な会社だと思う。)

面接を申し込んでいる最中、たまたま趣味のラジオをきっかけにTwitterを通じて今働いている会社の代表と飲みに行くことになりました。結果的にこの飲み会の後に働かせてもらうことになるのですが、関心分野だったブロックチェーンという技術を用いてサービス開発をしようとしている日本では(世界的にみても)だいぶ珍しい会社だったため迷うことなく即決で入社しました。

「ラジオが好き」という思いがけない理由で簡単には巡り会えない環境に飛び込むことになり、なんやかんやでエンジニアとしてのキャリアのスタート地点に立つことに。

無事、 壁にぶち当たる

会社に入ったものの、これまで数ヶ月勉強した技術とは違うもので仕事をすることを条件に入ったため、最初の1ヶ月は研修期間としてひたすら勉強をしていました。エンジニアとしての知識とスキルをつけるためにずっと勉強勉強勉強です。

実務で少し役に立てる頃には9月半ばに。。。

あ、気づきました?
そうです、エンジニア予定期間の半分がすでに経っているんです。

当たり前の事だけど、会社に対して価値貢献できているから給料をもらえるわけで、わずかな価値提供ではわずかな報酬しかもらえないわけです。
これは当初の予定を立てた時の読みが甘々だったために、この時点でだいぶ時間と貯金が遅延していました。

ただ、この頃には会社で作ってるサービスへの当事者意識、自分で作ってる感みたいなものがすこーしずつ芽生え、「もっと強いエンジニアになりてえな。プロダクト作り楽しくね?」と思うようになり、今辞めるのもったいないなとまで思うように。

正直なことを言うと、少なからず金銭面からせざる得ない妥協ではあったものの、世界一周の優先度を下げて今やりたい事に全力を注ぐことに。

無茶振りされてプロを志す

まだこの時点ではエンジニア見習いだったわけです。
どうして自分がデザイナーになったかというとこの出来事が全ての始まりです。

ある日突然、「デザインやってみれば?」という社長からの無茶振りによって3ヶ月後のアプリリリースのデザインを全て任されることになります全て。

普通に考えてみると、ただの学生エンジニアインターン、ましてやデザインのことを何も知らない奴にデザインを任せるなんて相当イかれてると思いませんか?

デザインって、多くを犠牲にして命がけで作っているプロダクトのユーザーと直接繋がる大事な部分だからです。「伝えたい価値」が伝わる量はデザインによって左右されるわけです。

ただ、無茶振りとはいえ、この重大な意思決定を何の考えも無しにしてきた訳ではないのは理解していたので、ありえないチャンスだと思い「とりあえずやってみっかー」という事で、何も知識のない状態から時間とクオリティを求められる挑戦がスタートします。

そこからの2,3ヶ月の間、

・デザインの勉強方法を調べ、本や記事、ブログから知識を吸収
・デザインツールの使い方を学んで実際にデザインを作ってみる
・クソみたいなデザインを作っては壊す、作っては壊すを繰り返す
・デザインリサーチをして徹底的にパクる

というサイクルを受験勉強の時並みに狂ってやり続けた結果、
何とか2月のリリースに間に合わせることができました(なんとか。。)

(2月のリリース時のデザインこんな感じ)

結論、 無茶振りから学んだ「難しい道を選ぶということ」
(ここ大事なとこ)

パパッとしか書いてないけど、この2,3ヶ月は異様に時間の流れが早くて気づいたら年が明けて、1月が終わって、バレンタインが過ぎて、、といった感じでかなり反省点はあるものの、死ぬ気で挑戦した結果得たものは本当に大きかったです。

自分に割と合っているデザイナーという職業がに出会ったこと。

死ぬ気でやればどうにかなるということ。

何をするのが好きで、何をするのが嫌いかわかったこと。

自分が価値提供できるものを見つけられたこと。

自分が作ったものが世の中に出るという体験が本当に感動的であるということ。

困難な道を選択した時の方が得られる成果(結果・発見)が大きい、ということ。

(ちょっとだけデザインカッコよく作れるようになったり)


特に、最後の2つを体験として肌で感じられたのは今の考えに大きく影響しました。

「プロダクト作り」を一通り体験したことで、自分たちの目指す世界をプロダクトを通して表現できるデザイナーという職業の面白さを知り、デザイナー(いわゆるデジタルプロダクトの)としてこの業界で戦いたいと思うようになりました。そして、今作っているGaudiyというプロダクトで世界に行きたいと本気で思えるようになりました。

世界一周は今一番やりたい事では無いからやらない。というのが今の時点での出した去年の自分への回答です。

『旅』というのは時間と資金が実行力さえあれば自分1人で出来てしまう事です。

世界一周を真剣に考えていた時は、大学生や若い世代で旅に出た経験者をたくさん見て帰ってきた後にどうなるのかをよく観察していました。
ただ、世界一周という大きい挑戦にも見える旅から帰ってきた後の姿を見てその中に自分が「カッコイイ」と思う人がほとんどいなかったという事実はこの判断に至った要因の一つでもあります。

代表によく言われている事でもある、「自分1人で登れる山の高さよりプロダクト(会社)で登れる山の高さの方が圧倒的に高い」というのは事実で、芸能人のような特殊な仕事をを除くと自分1人でいけるところはたかが知れています。

それに、組織で社会に、世界にインパクトを与えようとしている人たちの方が単純に「カッコイイ」と思える人が多かったのも大きな理由です。

結論的に、約1年前に考えていた『旅』とは違う形で世界を目指そうと思っています。もちろんこんなクソガキが軽々しく口に出せるような簡単な事ではないし、生半可な気持ちで達成できることじゃないのはいうまでもないです。

ただ、こんな未熟な状態でもここまで責任を持たせて戦わせてくれる組織に感謝していて、自分がデザインでプロダクトを引っ張っていくくらいの意気込みでこれからも戦っていく一員でありたいと考えています。

いつか、どこかで落ち着いた時間がきたらゆっくり世界を周りたいなって願望を胸に、今選べるもっとも難しい道を選んで最大限の挑戦をしていこうと思います。

覚悟はあるので次の誕生日を迎えるまでには個人としても、組織としても、大きな結果を出せていたら、大学には戻れないつもりでいます。
大学生活楽しかった!!!

という事で、長々と読んでくれた人ありがとう。

スタートアップとかベンチャー系ならある程度わかるからインターンとか相談待ってます◯(紹介できるほどの力は無いに等しい)
本当に読んでくれてありがとう

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[働いてる会社の簡単な紹介]
Gaudiyというファンコミュニティプラットフォームを作っています。
超ざっくりいうと、「好きなブランドのファンとして活動すると、コインを稼いでブランドの商品を買ったりできるアプリ」です。
1,2年経ったらみんなが当たり前に使ってるプロダクトになることを目指して頑張ってるので応援してくださいmm

博報堂や毎日新聞みたいな大手と共同研究してたりもします。


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