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長野県岡谷市天竜町「津島神社」

後ろ足かわいくないですか?
がおーって言ってますよね、これ

The岡崎型です。
耳はなんとなく、ツノっぽい。
体は中型犬を思わせます。
おそらく昭和後期から平成初期生まれです。
グッと引き締まった吽の顔には、神社を守ると言う使命を感じます。
住宅街の中の細道を通ってたどり着く神社なんですが、土地は狭いです。でも、社殿は立派。
手水舎なんかも立派で、こんな住宅街になぜこんなゴツいものが…?ってかんじです。

津島神社は、愛知県の神社です。
祭神は素戔嗚。またの名を牛頭天王といいます。
なぜ、2つ呼び名があるかといえば、素戔嗚は神道での呼び名。天照大神の弟で、あの八岐大蛇を下した英雄ですね。
牛頭天王は、仏教界での名前です。お釈迦さまの生誕地である祇園精舎を守護しています。
実は、仏教の本拠地インドにも、仏教の伝来に一役かった百済にも高麗にも、チベットやブータンにふら牛頭天王なんて仏様はいません。
つまり、日本限定の仏様になります。

神仏習合はご存知ですか?
日本には元々神道がありました。
そこに外国から仏教が入ってきた。
そして、日本という国は、それを受け入れて、保護したわけなんですが、じゃあ元々あった神道は衰退…していませんね?
いまだにありますもんね。

ここが日本の素晴らしいところなんですけど、なんと合体します。

それが、神仏習合です。
要は、仏や菩薩が仮に神の姿になった。(もしくは、その逆)
折衷案としては、素晴らしいですよね!

それから、もう一つ。
この津島神社に関するお話しですけど、ご神紋をご覧ください。

手水舎に刻まれた木瓜紋

見たことないですか?
戦国武将に詳しい方はもうお分かりかと思いますが、織田家の家紋です。
木瓜紋といいまして、織田家は津島神社から家紋を頂戴した…とかなんとか。
諏訪近辺で、諏訪大社のご神紋「諏訪梶」以外に出くわすのは結構珍しいんです。

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