またメタのレイオフ。Amazonも。お助けコメントでリンクドインが溢れる。

先日また事前の予告通りメタでバッサリありましたね。今回は特にリサーチャーやそのマネージャー職のレイオフが目につきます。昨日元メタのマネージャーにあったのですが、もう1ラウンドあるそうです。

私がレイオフされた時は主に本社でなくブランチの社員がレイオフされていました。ロンドンのチームは丸ごと無くなったとも聞きました。マネージャーではなくいわゆるIndependent Contributer(IC)たちのレイオフが多かったです。私のチームではレイオフされた全員が一年未満の社員でした。中にははオファー貰って出社初日が来る前にレイオフされた0日就業の同僚もいました。

今回のレイオフで私をメタに紹介してくれたデザインソーサーもクビになりました。彼はとても優秀で、彼がいないと誰も雇えないのではと思うほどです。彼がレイオフになったと言うことはもうメタはデザイナー雇わないんだなと思いました。

これまでメタはたくさんのリサーチャーを雇っていました。リサーチの組織は1000人規模だったと思います。しかもアカデミクスといって大学で博士号を持った研究者レベルの人たちもたくさん雇っています。学校に残る以外仕事先の少ない彼らにとってメタはかなり魅力的な場所だったと思います。残念です。もうマークザッカーバーグのプライオリティーがメタバースでなくなったようです。とりあえず立て直しが第一のようです。最初のレイオフですっかり株価が持ち直したので味を占めたのでしょうか。私がレイオフになる直前は90ドルくらいだった株価も今は200ドルを超えています。

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コロナ禍での雇用目標年12000人、月に1000人

メタはGAFAの中では比較的規模が小さく、コロナ前の社員は６万人前後でした。アマゾンなどは３４万人います。コロナ禍に社員約３万人雇っていて、景気は衰えないと踏んでいた会社はさらに２３年に12000人雇うことを目標にしていました。2021年終わり頃からリンクドインでメタに入社しましたと言う人をよく見かけました。私の去年の同期入社にはカプラン時代の同僚も２人いました。うち一人は今回のレイオフ第２弾に巻き込まれたようです。

どうやらコロナ前の会社のサイズに戻るようです。ニューヨークを第２のテックハブにする計画はどうなったのでしょう。マンハッタンにはすごいオフィスがいくつもあってコストもすごくかかっています。そちらを先に整理すれば良いのにと思います。メンローパークの本社などは無駄無駄無駄のオンパレードでした。無料の食事をはじめ、無料のシャトルバス。シャトルバスがあるのにウーバーを使う社員も多し。オフィスはガラガラなのにスナックやジュースのストックはもりもり。コーラとかではなくオシャレなドリンクばかりありました。そういうコストよりも人員削減が株主が喜ぶんだと思います。無料の食事とかやめれば何百人も救われたと思うんですけど。

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レイオフの退職手当は？

今回のレイオフは他の企業に比べてもメタのパッケージはいいモノでした。すぐに仕事が見つかる人なら結構な額の小遣いになります。私のように一年未満でも16週の給料が出ました。12週分は今まで通りの２週間に一度の給料。最後の4週はまとめてもらいます。なので11月にレイオフを言い渡されたのち2月までは社員でした。その間に仕事は見つかるだろうと思っていたのですが折からのレイオフの嵐でなかなか厳しかったです。

さらに保険は今年の8月までメタが払ってくれています。メタの保険は今まで働いてきたどの会社よりもカバー率が高く良かったです。薬などはほとんど0ドルでした。

さらにメタはウェルネスプログラムと言ってフィットネスや、ジム代などに使える小遣いを3000ドルくれます。毎年です。さすがにレイオフ始めて額は2000ドルに減ったのですが11月レイオフの私も2023年分をもらいました。

これはかなり手厚い方です。さらにメタに勤めて長い人はさらに勤続年数X２週間分の給料がもらえます。

一般的にはIT企業でなければ２週間分くらいしかレイオフパッケージでないと聞いています。

ストックオプション

メタから付与されているストックは少しだけもらいました。４年かけてまぁまぁの額をもらうはずでしたが結局最初の分の10％くらいだけもらいました。株価も落ちていたのでイマイチでした。去年は300ドルを超えていたのですがレイオフの頃には80ドル代でした。今現在はレイオフのおかげで200ドル代にまで戻っています。レイオフならずに働き続けていたらと思います。

キャリアサービス

一つ忘れていたのですがメタはレイオフした社員のためにキャリアサービス会社と提携していました。LHHというところでレジュメ見てくれたり、インタビューコーチなどをしてくれます。有料のリンクドインサービスが受けられたりもします。私のような専門職にはあまり有効でないかもしれません。レジュメの書き方などはごく一般的なモノでした。