雨と宝石の魔法使い 第七話 図書泥棒ー中編2
1週間後。あれから露露ちゃんは本当に姿を現さなくなった。もう会えないのだろうか…心にぽっかりと穴が空いたようだ。
今日は一週間ぶりの龍ヶ崎先生の講義だ。
僕は教室に着くと鞄を置いてペットボトルのお茶を飲んだ。
あれ、あの一番奥にいるの露露ちゃんじゃないか?僕は大教室の奥に座るどう見ても露露ちゃんであろう女の子を発見した。
露露ちゃんめ僕に劣らず変装下手だ。あの特徴的な青い目が出てしまっている。僕は眼鏡を持って露露ちゃんの席に行って眼鏡を渡した。露露は驚いて顔を上げたが、