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ベイスターズ6代目スタジアムDJ・YUIさん、3年間ありがとうございました!

それは昨日のハマスタでのオープン戦の最中、ちょうど8回表になる頃のこと…
あるひとつのツイートが流れるやいなや、ベイスターズファンのツイッターがにわかにざわめき始めていました。

昨年までの3年間、ベイスターズのスタジアムDJを務めてきたDJ YUIさんが、ご自身のご卒業を、正式に表明されました。
※3/7までのツイッターは「DJ YUI」名義でした。
実はYUIさん、今年初めのあけおめツイートでも、「2020は新しい事始めます!」という言葉を残されておりまして、その去就が一部のファンの間で、気にかけられておりました、そんな最中でのご報告でした。

このご報告に、ベイスターズファンの間には衝撃が走っておりました。時間が経つにつれて増えていく、当該ツイートへのコメントやRTの数、そして「YUIさん」でのリアルタイム検索の結果を見ても、その反響の大きさが見て取れます。ベイスターズファンのみならず、他球団ファンの皆さんからの声も、少なくありません。

3年間ハマスタを共に盛り上げて来られた仲間・DJ RAMさんからも、試合後にさっそく、ねぎらいの言葉がYUIさんに送られていました。
「書ききれないぐらいの濃密な時間」を共に過ごしたおふたり。一緒にアメリカにも行かれていましたし、お互いへのリスペクトを感じ取れるツイートなども幾度かありましたね。

濃密な時間の中で、YUIさん、本当にいろいろありましたよね。
そもそもYUIさんとベイスターズのかかわり、実はスタジアムDJ抜擢の前からありました。

実はDJ抜擢の前年、スポナビライブの実況をされていた「星川 唯」さん。3年しか経っていないのに初々しさがあふれているようにも(村瀬さんもなんかお若い感)。

2017年3月11日(土)でスタジアムDJとしてデビューし、何試合かの経験を積んだ後に、4月14日(金)のスワローズ戦が、公式戦での初の舞台となったYUIさん。この日は白崎浩之選手の打球の間に、関根大気選手の好走塁でサヨナラ勝ちという、まさに幸先のよいスタートを切ることができたYUIさん。
しかし、試合後のヒーローインタビューが、初めてということもあってか、あまりうまくいかなかったようで…試合後には、反省の弁も。

ご本人のツイートでも、インタビューの件に触れられていましたが、やっぱり本当に、難しいんですよね…実際やってみると。
ちなみにこの試合を経て、ヒーローインタビューは基本的にTBSのアナウンサーが中心に務められるようになったのですが、YUIさんやRYUさんたちも引き続き、ステージでのアンコールヒーロー(2019年時点では未開催状態。復活あるか?)を担当されておりました。
その中には、当時クローザーからセットアッパーへと配置転換されていた山崎康晃投手の、「涙のアンコールヒーロー」に立ち会ったこともありましたね(これはYouTubeでも検索すれば出てきます。また、2017年の「FOR REAL」でもこの場面は少し出てきますね)。

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現場でさまざまな場面を経験しつつ、試合のみならずパブリックビューイングなどでの経験なども積み重ねられていくうちに、YUIさんは次第に「ハマスタの声」へと定着していきます。ご自分の出番がない日もハマスタで展開などを見て勉強されていたという話を伺ったこともありましたね。
そしてなんとDJ初年度から、日本シリーズという大舞台も経験されました!こんな経験を初年度からなんて、本当に素晴らしいめぐりあわせ、そして経験になったのでは、と思います。

ちょうどYUIさんの2年目からは、ハマスタの工事などの影響もあってか、スカスタのエンタメが強化されるようになりました。それもあって、スカスタでの出演機会も増えたYUIさん。

当時ファームでがんばっていた白崎選手との、こんなツイートもありました。そういえば関根選手もいっしょに映っている。共に初ヒーローインタビューの選手2人です。白崎選手とはこの後もいっしょにごはんを食べに行ったりなどがありましたね。早いものでバファローズ3シーズン目となる白崎選手。がんばってほしいですね!

また2年目ともなると、次第にYUIさんのパフォーマンスにも磨きがかかり、さらに特徴が出始めてきます。
「ヨシトモォーーー、ツゥツゥグォォォッ」
「ショウターーーー、イマナガァッ」
「ショートストップ…ヤんマトォォッ」
個人的には大和選手のコール、すごく好きでした。
時々キッズ企画などでスタメンや場内アナウンスを子供たちにやってもらう時がありましたが、あの時に子供たちが、YUIさんの口調をこぞって真似していたのがとても楽しかったです。
前任のスタジアムDJ・南隼人さん(2012~2015)も、「トニィィィ、ブゥゥゥランコォォォ」などをよく子供たちに真似されていましたが、YUIさんもそのぐらい、「ハマスタの声」から「ハマスタの音」として、とらえられていたように感じましたね。

個人的にはそういうカッコいい声だけじゃなくて、ベイスマイルショットの時のお客さんとの優しいかけあいとか、試合前のベイメンチのCMでの「パクッ、パクッ」といった擬音?だったり、5回終了後のハッピースター☆ダンスで一時期口にされていた「モエ、モエ~」などもすごく印象に残っていたりします。「モエ、モエ~」あたりは相当、試行錯誤されていた気がしますね。

また、ベイスターズが大量リードを許し、劣勢だった試合では、なんとなくどんよ~りと元気のなくなったハマスタのスタンドに、「Everybody,wake up!!」と、スタンドを鼓舞するような、熱い気持ちを響かせて、届けてくれましたこともありましたね。
彼なりのパフォーマンスで、ハマスタの試合を作ってくれていたのでしょうね。

かなり頻繁にあったツイートもまた、楽しみでしたね。「AWASOME GAME!!」など、ファンと一緒に喜んでくれていました。
上のように現場でしか撮れないようなショットは、垂涎の的でしたね。

3年目も引き続き精力的な活動をされていたYUIさんですが、個人的に印象に残ったのは、9月22日(日)、雨の中での、パブリックビューイング。
前日にジャイアンツにリーグ優勝を目の前で決められ、しかも天気は雨。
お客さんもさすがに少なくて、なんのためにここに来てるんだろう、という思いもなきにしも…でしたが、実はここで、

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先輩スタジアムDJ(2003~2011)、ケチャップさんとの共演がありました!
この先輩・現役のダブルスタジアムDJ共演には、燃えるものがありました!
古いところで言えばダブルライダー、最近で言えばダブル相棒(冠城&神戸)みたいなインパクトがありましたね。
実際にお二人が一緒に喋るシーンは少なかったのですが、YUIさんの英語の選手紹介に対して、ケチャップさんに「YUIくんそれ、なんて喋ってるの?」と突っ込まれて、ちょっと動揺を見せるYUIさんの姿、失礼ながらとてもおかしかったです。
こういった新旧共演、またぜひ見てみたいものです!今度はYUIさんが迎えられる側になって。卒業しても、ベイスターズファミリー、ですものね。

このパブリックビューイングの時にも思ったのですが、YUIさんは凄くマジメで実直、そしてシャイなお人だと感じたのです。僕の勝手なイメージですが。
前任のスタジアムDJ・ケチャップさんや南さんはそれこそ「ハマスタに行けば確実に逢える」ような人たちででした。ステージにも出られていたし、ステージじゃない時間もハマスタのコンコースを頻繁に歩かれていたり、かなり気さくに挨拶もしてくださったのですが、YUIさんはあまりそういうことがなかった印象があります。たまにコンコースでお見かけして、「YUIさん!」とお声掛けさせてもらった時、ちょっとびくっとされたり。そんなところもすごく素敵でしたね。

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ファンフェスティバルはもちろん、オフのイベントに登場されたことも幾度かありました。ハマスタ以外で拝見するYUIさんの姿も新鮮でしたね。

そして、僕が個人的に好きだったことがあります。
それはハマスタで、ベイスターズが勝利した日。
もちろんヒーローインタビューがあるのですが、その最後、選手による「I☆YOKOHAMAー!」のシャウトの時に、マイクを選手に向けているYUIさんの姿を見ること。それが僕のハマスタでのルーティン、だったんです。

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この時の僕は、選手でも、スターマンでも、テープを飛ばすdianaでもなく、いつもYUIさんに目を、そしてカメラを向けていました。
「I☆YOKOHAMA!」のシャウトが終わり、青いテープが放たれ、「熱き星たちよ」のイントロが流れ始めると、選手や取材陣の邪魔にならないように、すっとその場を離れるYUIさんの姿が、背中がとてもカッコよかったんですよ。
そしてその瞬間、ふっと一瞬笑顔になったり、満足そうな表情を見せたりする時があったりして。
そう、その姿が、とっても素敵でした。YUIさん、カッコよかったなあ…

さて。
昨日のハマスタでのオープン戦をご覧になられた人はおわかりだと思いますが、今日ハマスタで選手のコールをしていた人は、YUIさんでもMC RYUさんでもなく(注:RYUさんはInter FMで生番組に出演中でした)、そしてMCテディさんでもありませんでした。
ハマスタでは聴き慣れない、だけどかなりのキャリアを感じさせる声の主…果たしてその声は、何者か?気になりますが、きっとそれはそのうちにカミングスーンと明らかになるでしょう。

RAMさんからはこんなツイートもありました。新しい人が、新しいハマスタの声がどんな人かも、早く知りたいところですね。

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YUIさんの声がハマスタで聞けなくなる、お姿をハマスタで拝見できなくなるのは、とても寂しい想いがあります。
できれば新装なった、これまでで最大級のハマスタで、存分にそのお声を響かせてほしかったなあ…とも。
しかしながら、この卒業を機に、次の舞台へ、大きく羽ばたいてほしい、という気持ちもあります。

恐縮ですが、僕のツイートを引用しつつ。
歴代スタジアムDJの皆さん、その誰もが現在もそれぞれの場所で活躍されています。
FM YOKOHAMAの夜の顔、栗原治久さん。
パの他球団や侍ジャパン、Jリーグ、Bリーグなど、競技やイベントの大小など問わず、幅広い活躍を続けるケチャップさん、南隼人さん。
Inter FMで日曜日に穏やかなトークと音楽を届けてくださるジョージ・カックルさん。
そんな皆さんのように、YUIさんのこれからの活躍を、大きな期待をもって応援していきたいと思います。
彼が始められる「新しいこと」が何かはまだわかりませんが、その道もまた素晴らしいものであるように、祈っております。

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YUIさん、3年間本当に、ありがとうございました!
NICE GAME!!

【追記】

ツイッターアイコンも変更となり、YUIさん、新たなスタートを切られたようです。
がんばってくださいね!

※補足:
MC RYUさん・MC TEDDYさんの去就に関しては、3/7現在、未発表です。
新スタジアムDJの発表も含め、こちらのページの更新など、最新情報を待っております。

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