最後まで、ブチかましましょう!THE FINALS-diana2022-
さて、開催からかなり経ってしまいましたが…
今年もこの日がやってきました。
それは2023年1月14日(土)。
横浜DeNAベイスターズオフィシャルパフォーマンスチームdiana、1年間の集大成イベント「THE FINALS」。2018年以来、恒例イベントとしてすっかり定着しましたね。dianaファン、ベイスターズマスコットファンの年明けのご挨拶のようなイベントでもあります。
17年目のdiana~帰ってきたステージ、広がった交流~
2022年、通算17年目を迎えたdianaは、2019年シーズン以来3年ぶりに試合前ステージの開催が実現しました。2020・2021の2年間はこのTHE FINALSのみでおおよそのパフォーマンスが披露されてきたましたが、2022年はクライマックスシリーズまでステージの開催を完走することができました。定番パフォーマンスに育ったおなじみのナンバーもできましたし、17年の歴史をたどる、つなぐようなナンバーもいくつかステージで披露されてきました。
ハマスタライトゲート前の芝生に、3年前までの活気が戻ってきた1年になりましたね。
2022年もYOKOHAMA STAR NIGHT、YOKOHAMA GIRLS FESTIVALなどおなじみのイベントが開催されましたが、その中でも特に大きかったのは待望久しかった横浜F・マリノスとの本格的なコラボレーション「I☆YOKOHAMA SERIES」の実現でしょうか。
マリノスのチアリーダー、トリコロールマーメイズとの相互ステージ出演が6月と9月にそれぞれ実現しましたね。また野球界を見ても、ZOZOマリンスタジアムでのマリーンズとの交流戦では、全日程3日間にわたってスターマンとdianaが出演し、
2017年から3年間、ベイスターズのスタジアムDJを務め、現在はマリーンズでスタジアムMCとして活躍されているMC YUIさんとの再会(ラッキーセブンコールには泣きました!)、M☆Splashとの共演ステージも3日間にわたり実現(※初日のみインスタライブ)するなど、充実した湾岸対決3連戦となりました。
19人のメンバーでスタートしたチームは、17人がシーズンを完走。クライマックスシリーズまでベイスターズをホームで応援することができました。
このTHE FINALSは1年間の集大成であり、かつ卒業メンバーの実質的なラストステージにもなります。ですから必ずいつもいつも節目のイベントになりますが、今回は特にその色合いが濃い感がありました。
7人の卒業メンバーの中でも、とりわけ歴代最長タイの5年連続でdianaメンバーを務め、”歌”のパフォーマンスでdianaステージをけん引してきたJunonさんの卒業は、dianaの一時代の区切りを特に思わせるものがありました。
はたして彼女の後継者は?という近くの未来も気になるところですが、まずは2022年のTHE FINALS。私たちが観られる2022メンバーのラストステージを個人的に振り返ってみました。当日会場にいた皆さんの記憶の呼び覚ましの一助や、ベイプラ(!)視聴組、当日来られなかった皆さんにとってのレポートになれば幸いです。
開演前の風景
若干雨予報が出ていたこの日は、朝からベイストアの方も熱気を帯びていたようです。
グッズの購入数にも個数制限がかけられ、ベイストアや会場でもブラインドグッズのトレーディングの話題で盛り上がっていたようですね。
THE FINALSとしては2年ぶりに戻ってきた会場、馬車道の関内ホールにも、開門前からステージを待つ多くのファンでにぎわい始めておりました。既にサイン会や写真撮影会を終えて、テンションの高いファンの方もいらっしゃいましたし、前述のようにそこかしこで新年の挨拶も聞こえておりました。ローソンの看板も青くない馬車道の一角が横浜ブルーに染まっていた土曜日の午後でした。
開場後、会場の中にはおなじみのdianaテーマソング「Always Full Swing!」や今年のボーカル曲「YOKOHAMA FIGHTS BACK」、さらにはdiana2017の「青の時代」などの懐かしいdianaナンバーなどがBGMとしてエンドレスに流れる中、
時折diana2022のメンバーによる観覧時の注意喚起VTRも流れ、こちらの画面を激写する方々もおり、会場のムードは開始へと徐々に高まりを見せておりました。
前半パート~2022年の集大成~
定刻17時、いよいよ待ちに待ったTHE FINALSが開演しました。クールながらもキュートさ際立ったオープニング映像が終わり、闇に包まれていたステージに青い光が宿った瞬間、diana2022の17人の影がステージに浮かびあがりました。会場から沸き起こる拍手。そしてマスコット&dianaステージのスタートを彩ってきたオープニングナンバーが始まると、拍手は手拍子へと形を変え、のっけから高いテンションでTHE FINALSが始まりました。
オープニングナンバーが終了するとステージはパッと明るくなり、「つきのめがみ」がバックに流れる中登場した、MCのダーリンハニー吉川さん、そしてスターマン・キララ・バート&チャピーが次々に登場してきました。
そしてSaeさんのMCを経て、まずは2022年のステージで幾度となくパフォーマンスされてきた、おなじみの曲がラインナップに並んでいきました。
2013年に初登場してから早10年近く、いまやdiana永遠のテーマソングとも言える「Always Full Swing!」のイントロが鳴った瞬間から、「パン、パン、パン、パパン」としっかり揃った手拍子が会場から響き渡ったのには驚きました。それだけファンに定着している証明でしょうね。もちろんJunonさんのボーカルもここでさっそく登場となりました。
続いて「勇者の遺伝子」、さらにdiana2013が初出の伝統のナンバー「Pom Poms」といったステージでの定番ナンバーに引き続いては、
2022年のステージで繰り返し披露されてきたチームパフォーマンス3曲、「HADASHi NO STEP」、「第六感」、「DREAMIN` ON」が連続で登場となりました。これらのナンバーを聴くと「あ、diana2022のだ」と思う人も少なくないでしょう。おそらくこのTHE FINALSがラストパフォーマンスになるのだと思うと、観ていても力がこもります。さらにはシーズン中盤にステージのオープニングを盛り上げた「Colorful」と、たたみかけるようになじみのパフォーマンスがステージ上で次々に披露されていきました。
2022年から本格的に復活した「ハッピースター☆ダンス」ではバート&チャピーも登場し、舞台狭しとつんつん暴れ回って会場をあたためてくれます。ステージでもおなじみだったダンスナンバーが続き、まさに2022年のマスコット&dianaステージの再現といえる数々のパフォーマンスを堪能したあとには、2022年のハマスタで行なわれた様々なイベントをひもとき振り返っていく、パビリオンのようなコーナーが展開されていきました。
まずはゴールデンウィークに数多のスターマンファンを狂喜乱舞させた「スターマン☆ランド」の復活!あの神々しさあふれるスターマン王子が、久々に関内の地に降臨し、美しいお姿を客席の下々の者どもにおひろめくださいました。目にもまぶしい御姿を恐れ入りますハマのプリンスさまっ…
きれいなドレス姿(だけどフィアンセでもなんでもなくお友達)のキララ、そして自らのカチューシャをつけさせた侍女dianaたちとともに「スターマンのうた。」で華麗な舞いを御披露くださるハマの不動のプリンス。ステージでもいつも楽しみなパフォーマンスでございます。
しかし、はりきったはげしいダンスによる過度な運動がたたったか、おなかがすいたスターマン王子。グーグーとおなかの音が会場に響き渡ります。そんな王子の心情を慮ってか、「スターマン☆ランド」動画でもMCでも大活躍だったSaraさんの導きの元、王子の目の前には、大好物のひとつの&9バーガーを持ったMiuさんが登場!はやるスターマン王子でしたが、しかし王子であろうとただでは食べさせてもらえないのが恐ろしいベイスターズのステージ。ここで会場に鳴り響くのは、2020・2021のTHE FINALSを経て、晴れてステージのレギュラーナンバーとなった「やってみよう」!
今回のチャレンジは、スターマン王子がMiuさんの投げるボールを5球中3球で捕ればハンバーガーを食べられる!というフライキャッチチャレンジ。王子なのにミッションを課せられるところがスターマンのスターマンたる所以でしょうか…気の毒この上ありません。
やさしいMiuさんのこっそりサポートもありましたが、むろん結果は推して知るべし。残念ながら今回はチャレンジしっぱーい。
あわれ、&9バーガーをおあずけとなったスターマン王子は、肩を落としつつ、肩を落としつつかなしみのスターマンころころを神々しくも御披露し、客席に笑いをつくってくれました…でも、そんなスターマンのことが、みんなだいすきですよね!
王子様の乱舞に続いては、「YOKOHAMA STAR NIGHT2022」の時間。横浜の夏を席巻した「ブルブルダンス」が関内ホールに復活しました!再びバート&チャピーも登場した、にぎやかでハチャメチャなステージには、さらに吉川さんも呼び込まれての踊らにゃソンソン状態に!
あのハマスタ試合終了後の熱狂がよみがえったような狂乱のステージになりました。ちなみにこのブルブルダンス、ちょうどこの日にTBS系で放送されていた「ジョブチューン」で牧秀悟選手が披露していたという偶然も!これは余談として残してもいいでしょう。
さらには「KIDS STAR NIGHT」へと続いていきます。あの日限定で披露されていた「走れ!」から「ミックスナッツ」まで続いたメドレー形式のパフォーマンスもこの関内ホールに復活。余すところなく2022年のパフォーマンスがよみがえります。あの曲この曲覚えてますか?と問われているかのようです。正直私もこの日は「これいつのパフォ―マンスだったっけ…」とわからなかったのですが、フォロワーさんたちに教えていただきました!その節はありがとうございました。
ここでステージはいったんの小休止、お楽しみのdianaトークコーナーに。まずはRenさん、Akiさん、Sarasaさん、Natsuさんが登場し、STAR NIGHTの想い出を語ってくれました。ゾウさんを頭につけたままのおちゃめなNatsuさんは得意のバック転も披露してくれましたね!
そしてステージは3年ぶりに復活した「BLUE LIGHT SERIES」のコーナーへと続いていきます。
ここではBLUE LIGHT SERIESの合計3日間にゲストで出られたSARUKANIの皆さん、優里さん、そして一度は雨天中止になったもののご登場いただけたDef Techの皆さんのナンバーをそれぞれに披露。個性あふれるそれぞれのナンバーでしたが、客席からはブルーライトもしっかり照らされていたり!皆さん物持ちがいいですねえ。さすがはベイスターズファンの皆さんです!
dianaトークコーナーにはRieさん、Nanaさん、そして「diana kidsから初めてのdianaに!」という夢を現実にしたMisaさんとSaeさんが登場。BLUE LIGHT SERIESではハマスタ360度が青く染まった光景が忘れられない、という言葉もありました。これはもう、試合相手のドラゴンズファンの皆さんのご協力のおかげでもありますね!
MisaさんとSaeさんが同時に登場ということで、やはりdiana kidsの話も飛び出しました。会場にも多くのkidsたちが来ていたようですね、彼女たちにとっては憧れのお姉さんたちですよね。
さらにはYOKOHAMA GIRLS FESTIVALのガールズユニに身を包んだKotoさん、Miuさん、Miiさんの3人も続けて登場してくれました。
中でもKotoさんトークでは、このユニフォームの時に起きたトラブル秘話も暴露(!?)されておりました。まさかその背ネームがあの選手の…
もちろんこの3人がガールズユニで登場した、ということで、そのまま「YOKOHAMA GIRLS FESTIVAL」でのパフォーマンスと続いていきます。
「Starting Now」、そして「ハピネス」へと続いたパフォーマンス。中でも「ハピネス」ではガールズユニに身を包んだキララがセンターで登場して、あの日のハマスタのグラウンドがよみがえるかのような、dianaとのかわいらしく、そしてたおやかなパフォーマンスを披露してくれました!まさに女の子が主役のイベントです。
dianaトークはShizukuさん、Yuiさん、Saraさんの3人にwithキララという展界。キララはすぐにはけてしまいましたが、Shizukuさんの"しずくポーズ"やYuiさんがたくさん振り付けをしてくれた(7曲!)ことなどの貴重なエピソードが聞かれました!
こういった秘話などはぜひシーズン中にも聞きたいものでありますね。ベイプラでdianaトーク番組とかやってほしいなと思ったりして。貴重なお話が続々くらだしされたTHE FINALSでした。
それにしても2022年はイベントが盛りだくさんでしたね。ステージはついに横浜F・マリノスとのコラボレーション、「負けない女・マリン」の登場で3連勝など、横浜の街に話題を振りまいた「I☆YOKOHAMA SERIES」のコーナーに。こちらではハマスタでのトリコロールマーメイズとの共演で披露されたコラボナンバー「Cruisin` for a Bruisin`」が登場。今回はdianaオンリーバージョンでの披露になりました。
まさに集大成、お祭りのようなパフォーマンスが続く中、もうひとつ2022年のdianaには新たな試みがありました。それは「雨の日ステージ」。ステージが濡れるなどで通常のパフォーマンスが厳しい時でも、diana2022は短縮バージョンのセットリストを用意してくれていて、雨の日しか見られないパフォーマンスが2曲、隠し球として存在していたのです。
その隠し球のひとつ「トレモロレイン」では、終わり間際に、実際の雨の日ステージには登場しなかったレインコート姿のマスコットのみんなも登場してくれました!この日はちょうど雨の日ということもありましたが、まさかのレインコート姿の登場に、マスコットファンの皆さんからは笑顔の花が咲いておりました。そしてもう1曲の「晴れたらいいね」では、SarasaさんやNanaさんたちが傘の花を咲かせての登場。実際のステージでもこういうのを見たいね、というファンの声も上がっておりました。トークコーナーで話題になった"しずくポーズ"も見られるなど、雨の日でも楽しいハマスタの姿を体現してくれたようなパフォーマンスになりました。
まさに2022年パフォーマンスの集大成となった前半パート、そのラストを飾ったのは、横浜DeNAベイスターズチアスクール2022テーマソング「STAR」。Junonさんのボーカルが響き渡り、憧れのメンバーたちのパフォーマンスに、会場にいたキッズチアの子たちも、目をキラ星のように輝かせて見ていたようです。たくさんのSTARが会場には集まっていたでしょうね。
後半パート~最後までブチかませ!~
前半パートが興奮のうちに終わり、15分の休憩の後、後半パートがスタート。前半とは打って変わり、終わりへと向かっていくステージ。卒業ムードに包まれたような雰囲気が会場を包み込みました。
最初のナンバーはdianaのオリジナル曲、だと思うのですが…違っていたらごめんなさい。dianaのボーカル曲には今までなかったようなスローテンポのバラードのような曲調、これまでとは違った雰囲気、そして新しい魅力。Junonさんの歌声が会場に染み入り、ただただ引き込まれていきました。
そしてステージは卒業メンバー7名のみに。Junonさんにスポットが当てられ、5年間の感謝の想いなどが溢れ出していました。彼女の言葉を他の卒業メンバーの皆さんもそれぞれに聴き入っているようでした。会場に凛とした静けさが張りつめていく中、卒業メンバーの7名のみで披露されたこの日だけの卒業ナンバーに選ばれたのは、GReeeeNの「贈る言葉」でした。
次のステージへと羽ばたいていく7人の、GReeeeNの力強い歌声にのせてのしっとりとしながらも力強い舞い。会場中が彼女たちの姿をしっかりと見届けんとばかりに視線を向けているようでした。その曲が終わった瞬間、大きな拍手が彼女たちに向けて響き渡っていました。
その後ステージにはdiana全員が集合、そして吉川さんも登場しての、THE FINALS恒例とも言えるサプライズ動画が上映されました。ここに登場するのは監督が多かったイメージでしたが、なんと今回サプライズで登場してくれたのは、2年目にして今やベイスターズの象徴のひとりになった牧秀悟選手。dianaへの感謝の想いを伝えてくれました。
特に牧選手は、あの雨で途中終了になった8月4日の雨の日のブルブルダンスのことを話してくれましたね。
これは映像にも残っていますが、牧選手と知野選手の素敵なこと!無理しないでねと思いつつもなんともなナイスガイっぷり!嬉しくなりますよね。
ところでTHE FINALSでのサプライズメッセージ、例年ですと監督や選手1人のみのメッセージであるのでここで終了…かと思いきや、今回はまだまだ動画が続きました!メッセージはいくらあってもファンとしては大歓迎です。
続いて登場したのはステージ上にもいたMisaさん。1年目の同期で卒業となるNanaさんとYuiさんに「大好きだよ~!」と笑顔でメッセージを送ります。当然、diana kids時代からの盟友であるはずのSaeさんにもメッセージが送られるものと思いきや、Saeさんには、さらに驚きのサプライズが隠されていました!
なんと彼女の"先生"、diana OG(2011~2013)でチアスクールインストラクターのNatsukiさんがスクリーンに登場し、先生からSaeさんにメッセージが送られました。ちなみにNatsukiさんは「Always Full Swing」というスローガンならびに曲が生まれたdiana2013のキャプテンでもあります。彼女のパフォーマンスを3年間生で観ていた私としても個人的に胸が躍ったこの場面。Natsukiさんと一緒に写真におさまる、kids時代のSaeさんの姿も画面に映し出されておりました。「出会いにありがとう!」とSaeさんに声をかけてくれたNatsukiさん。dianaの歴史は、つながっているんです。
さらにサプライズ動画は続いていきます!3年目のNatsuさんとSaraさん宛にはFujikoさん(2020)、4年目のRinaさん宛にはReiさん(2019)、そして5年目のJunonさんにはSaoriさん(2018)…という、彼女たちそれぞれの同期の皆さんからのメッセージが送られ、懐かしいメンバーの顔にステージだけでなく会場からも静かなどよめきが起こっておりました。
「またバッティングセンター行こな~」とNatsuさんに声をかけたFujikoさんのように、dianaで生まれた縁、これからも長く長く続いていくことを願っています。
そういえばここで気が付いたんですが、diana2022の2年目完走メンバー(Akiさん、Miuさん、Miiさん、Rieさん)、全員3年目に継続だったんですね…!
そして最後はdianaマネージャーからの温かくも熱いメッセージ。
「最後までdiana2022らしくブチかましましょう!」という熱い言葉は、フィナーレへと向かう号砲。
しんみりした卒業ムードに包まれていたステージは、笑顔とともに、フィナーレに向けて再加速し始めるのです。
で、
去る人がいれば、必ず新しい出会いがあるのもTHE FINALS。
ステージには継続メンバー10人とともに2023年のハマスタを盛り上げてくれるであろう、新しい9人の月の女神が初お披露目。新しい縁がまた生まれようとしています。
早いもので、2023年に18年目を迎えるdiana。2006年4月のYYパークにおける公開オーディションから始まり、スタンツの導入、DeNA移行時の混沌、チームのリニューアル、歌というパフォーマンスの導入など、あまたの変化はありましたが、一歩一歩先へ先へ確かな歩みを進め、「diana」というチームがベイスターズに、横浜の地にしっかりと根を下ろしている。立派な歴史がそこには積みあがっています。
この日ステージに初登場した2023メンバーのArisaさんは「小さいころからの憧れだった」という言葉をさっそく残してくれています。dianaが誕生した2006年に生まれた人であれば、もう今年17歳で高校3年生を迎える時期になります。ベイスターズにdianaが存在しているのはあたりまえ、と思っている人たちがメンバーになる日もそう遠くはないところまで来て…いや、もう既にそういう時代なのかもしれませんね。チアスクールも今年10年目を迎えるようですし、さらなる歴史がまた積み重ねられていくのだと思います。
18期の皆さんの物語は、これから始まるのでしょうね。diana2023、芽吹きの春を楽しみにしています!
終末への疾走のごとく、再加速していくTHE FINALSのパフォーマンス。2022年の新ボーカル曲「YOKOHAMA FIGHTS BACK」を皮切りにして、ものの見事に"横浜反撃"を体現してくれた選手たちの登場曲メドレーへと続いていきます。今永投手から始まり、宮崎選手、オースティン選手、佐野選手、伊勢選手…と、このメドレー、いつ終わるんだ!?とばかりに数々の選手たちのおなじみの登場曲が次々に飛び出してきます。選手の数、終わってみればなんと全部で14選手!今まででもかなり長い方のメドレーになったんではないでしょうか。ヤスアキ投手の「Kernkraft400」、そして最後は牧選手の「君が好きだと叫びたい」で見事にメドレーが締まりました。その後ダンスナンバー2曲を挟んで、
シーズンの終盤戦にステージを感傷的に盛り上げた「ニュー・マイ・ノーマル」、さらに激しくもかわいらしさあふれる「Come and Go」が、このFINALSの終盤を盛り上げます。
そしてステージは暗転します。いよいよ、フィナーレは近づいてきました。
下手にFukaキャプテンがスポットライトで照らされ、2022年シーズンの感謝を込めたキャプテンの言葉がホール全体へと届いていきます。感謝の想いを詰め込んだこの日だけのナンバー「ただ、ありがとう」の中では、1年目、2年目、3年目…と、同期のみでのダンスパートもちりばめられるなど、その歴史、絆を感じさせる場面もありました。
ドラマティックな構成に、ただただ見入るばかり…期待を越える喜びと、感謝の想いが伝わってきます。
THE FINALS本編もついにラストを迎えました。最後はもちろん、2022年のステージの締めの定番だった「ハロー カゲロウ」。スターマンたちももちろん登場して、にぎやかで楽しくて華やかなラストを飾ってくれました。
RinaさんとSaraさんのMCで、いつものように「I☆YOKOHAMA!」で〆となったステージ。
でも、まだ終わってほしくない、そんな会場のお客さんたちの想いは、dianaとマスコットのみんながステージから去り、会場が暗転するとともにすぐさま、大きな手拍子に変わっていきます。本当にもう、すぐさまでしたよね。
アンコールからフィナーレ~感謝の想い溢れて~
暗転を切り裂くように。再び光がともったステージには、THE FINALSのTシャツに身を包んだdiana2022が。そしてアンコールに選ばれたナンバーは、終盤で復活したdiana2014が初出のナンバー「あなたがいればOK!」でした。
2014の初出時にはお芝居もあったのですが、ダンスパフォーマンスはほぼdiana2014の振り付けが再現されています。古くからのファンには懐かしく、そして最近のファンには新鮮で、だけどすっかりおなじみのナンバーだと思います。
今一度の胸躍るパフォーマンス。未来指すstarlight!
そして本当に本当のラストはもちろん、ベイスターズファンの永遠のソウルナンバー「熱き星たちよ2022」。スターマン、キララ、バート、チャピーもやってきて、最後のひともりあがりです!
これで本当に最後のdiana2022のパフォーマンス。
いつもの「最後はもちろんこの曲」なんですけど、もうこれが最後と、深い感慨に包まれてしまいます…!ステージ上のdiana、そしてマスコットのみんなは最後まで笑顔いっぱいで踊りきってくれました!
すべてのパフォーマンスが終わり、会場からの万雷の拍手がステージを包み込んでおりました。最後の最後までブチかましてくれたdiana2022メンバーみんな、笑顔で会場に手を振ってくれていました。感謝の気持ちがステージと客席で、しっかりつながっていましたね。
最後はやっぱり記念撮影。dianaとキララ・チャピーがきちんと並ぶ中、いたずらっ子なスターマンとバートはシャッターチャンスとばかりに客席にポーズを決めまくっておりました。まったくもうきみらは。ねえ。そんなところが好きですよ。
撮影の合間、dianaの後ろで、客席の皆さんがタオルやボードを掲げてくれている光景に、後ろを振り向いたdianaみんなが笑顔になるようなシーンもありました。
いつまでもいつまでも手を振っていたくなるような、終わってほしくないステージでしたが、ステージと客席のあたたかな感謝の交歓とともに、THE FINALSはフィナーレを迎えました。
彼女たちがステージから姿を消した後、今一度客席は消灯されます。「Always Full Swing!」が流れる中、スクリーンに映し出されたのは、まずは当日その日の会場の映像!いつ撮ったんですか!あなた後ろから撮られてますよ!などなどホヤッホヤの会場映像をイントロダクションに、diana2022メンバー、1人1人のメッセージが画面に流れていきます。しかしベイスターズ映像班はいつも編集速いですよね…
それぞれのメンバーの溢れる感謝の想いに涙するファン、笑顔で見送るファン。それぞれの想いが客席には溢れていました。あたたかな感謝の気持ちで、会場はいっぱいでしたね。
Twitterの仕様が変わったおかげで、ラストに流れた17人全員のメッセージが1つのツイートで、動画で完全収録してくださったdiana公式様!これを見てあの日のあの気持ちにもう一度戻れる気がします。ありがとうございます。
あ、そういえばこれ、「Always Full Swing!」フルコーラス初めての配信(?)にもなるのでは…?とも思いつつ。いつまでも聴いていたい名曲です。
そしてこのご時世ですのでやはり規制退場。
ん!?規制退場ということは、ひょっとして…?という淡い期待もありましたが、さすがにそれは虫が良すぎましたね。特になにもありませんでしたが、私個人は最後の退場となった2階席でしたので、ゆっくりと余韻に浸らせていただきました。
終演後の関内ホール周辺も少しの間は、興奮に包まれたdianaファンの皆さんの語らいが続いていたようです。すっかり寒かったですけど、余韻の余熱でまだまだ熱い熱い関内ホール前でした。
さてここまで読んでくださった皆さま、ところでTHE FINALSのベイライブフォトはもうお買い求めでいらっしゃいますか?
2月6日(月)0時が〆切のようですので、まだの方はぜひお急ぎください!
ご縁が、続きますように
diana2019~2021のYuukaさんをはじめとして、やはりdiana OGやかつてのスタッフさんなども客席には見えたようで、懐かしい顔もそこかしこに見えたようですね。
最近はツイッターやインスタもあり、diana OGの皆さんの動向が、昔に比べてかなりわかるようにもなってきました。そして最近はOGの皆さんの活躍もめざましいです。2022年にはパ・リーグのチアにdiana出身者が5人いらしてたり、Aoiさん(2018〜2020)やAiraさん(2018〜2021)など、バスケなどの他競技で今も活躍されているOGも少なくありません。ダンサーや女優、レースクイーンやアイドル的な活動をされている方もいますし、お店を開かれたり、某テーマパークでジャンボリ某な方もいらっしゃいますし…お母さんになられたり、社会人になられた方もいらっしゃいます。皆さん、それぞれの道やフィールドをしっかり歩まれているようです。その中でまたベイスターズに関わってくれたりすると嬉しいですね。観戦に来られたり、そしてお仕事で関わられたり。
余談ですけど、最近の話題で言えば、1月21日(土)にマークイズみなとみらいで開催されたベイスターズのトークショー、このMCがdiana OGの野口菜菜さんでした。
野口さんは初代、第1期のdianaなのです(所属は2006~2007の2年間)。2019年のマークイズでのトークショーも彼女がMCだったのですが、その時はdianaは出演していなかったので、初めての現役dianaとの共演にもなりました。こんな夢のような時間が最近もあったんですよ。
卒業していく皆さんがまたベイスターズと出逢える時が来たら、ご縁が生まれたら…そんなことを夢に見てしまいます。
diana2022メンバーの活動期間は2月末までみたいですし(参考:2022年の募集要項)、まだ次のステップの話はこれからになると思いますが。
今回卒業される7名の皆さんを、これからもそっと応援していきたいです。
そしてこれから来る未来、diana2023。
もちろん楽しみでなりません。
Fukaさんが歴代6人目(連続としては4人目)の5年目メンバーとなり、Sarasaさんも4年目を迎えます。19名のうち2年目以上のメンバーが10名、1年目が9名。半々のバランスはステージにまたフレッシュな雰囲気がもたらされそうです。
2022年に完全復活を遂げたマスコット&dianaステージもおそらくあるでしょうし、どんなパフォーマンスが見られるのか。Junonさんの"後継者"は登場するのか、既にもういたのか…などなど、まだまだ先の話でしょうけど、春の来るその日を楽しみに待っていたいと思います。
しかしまあ、それにしても、
diana2022、この1年、楽しかったですね!
見ているファンのひとりとしても、とても充実した1年になりました。
やっぱり試合前ステージができるようになったのは本当に大きかったですね…
2020年・2021年の2年間もあの状況の中でがんばってくれて、とても思い入れのある2年間だったんですけど、やっぱり試合前のステージは楽しいと、あらためてそう思える1年になりました。シーズン通すと、ステージってどんどん育っていくじゃないですか。そんな変化を存分に楽しめましたし、「やってみよう」みたいな定番も毎回見る度に違う表情になったり…そんな楽しみがいっぱい溢れた1年でした。
ファンもたくさん増えた感がありますし、dianaについて発信して下さる方もとても多くなりましたよね。
また「diana kidsからのdianaメンバー」がついに実現した記念すべき年でもありましたし、これからまたdianaワールドが広がりそうなひとつのきっかけの年になったかもしれませんね。
現場はきっとたいへんなことも少なくなかったでしょうけど、見ている側として、いつも皆さんのステージを励みにさせてもらっていました。仕事とかで辛かった時でも、とても幸せな気持ちにさせてもらっていましたよ。
Junonさん、Rinaさん、Natsuさん、Saraさん、Nanaさん、Saeさん、Yuiさん…卒業される7人の皆さんのこれからの幸せを、心から祈っています。いつかまたお目にかかれる日を、一方的に楽しみにしています。
継続の皆さんはまた今年もよろしくお願いします。楽しみにしてますよ!
そして最後まで完走してくれたdiana2022、17名の月の女神たちに、ありったけの感謝をこめて。
ありがとうございました!
<おまけ>
でも、いやまさか。
この翌週にマークイズでJunonさんにまたお目にかかれるたあね!
びっくりでしたよ!
まあそりゃあすごく嬉しかったですけどね!
(また逢えたら嬉しいです)
THE FINALS-diana2022- セットリスト/2023.1.14
<前半パート>
1.オープニングナンバー
2.Always Full Swing!/diana2022
3.勇者の遺伝子
4.Pom Poms/Jonas Brothers
5.HADASHi NO STEP/LiSA
6.第六感/Reol
7.DREAMIN` ON/Da-ice
8.Colorful/Colorful
9.ハッピースター☆ダンス/diana
10.ステージダンスナンバー
11.スターマンのうた。/みうらりな
12.やってみよう/WANIMA
13.ブルブルダンス
14.走れ!/ももいろクローバーZ
15.チキチキバンバン/QUEENDOM
16.DAN DAN心魅かれてく/FIELD OF VIEW
17.ミックスナッツ/Official髭男dism
18.SARUKANI WARS/SARUKANI
19.ペテルギウス/優里
20.My Way/Def Tech
21.Starting Now~新しい私へ/清水美依紗
22.ハピネス/AI
23.Cruisin` for a Bruisin`
24.トレモロレイン/大原櫻子
25.晴れたらいいね-VERSION`18/Dreams Come True
26.STAR/横浜DeNAベイスターズチアスクール2022テーマソング
<後半パート>
27.dianaオリジナルボーカル曲(?)/diana2022
28.贈る言葉/GReeeeN ※2022卒業メンバー
29.diana2023(18期)お披露目
30.YOKOHAMA FIGHTS BACK/diana2022
31.選手登場曲メドレー
(今永→宮崎→オースティン→佐野→伊勢→楠本→エスコバー→大田→大和→入江→桑原→ソト→山崎→牧)
32.Imma Turn Trick/banvox
33.ダンスナンバー(曲名不明)
34.ニュー・マイ・ノーマル/Mrs. GREEN APPLE
35.Come and Go/USEN-NEXT I`moon
36.ただ、ありがとう/MONKEY MAGIC
37.ハローカゲロウ/GReeeeN
<アンコール>
1.あなたがいればOK!/Serena
2.熱き星たちよ2022
なお、誤りや、修正できる部分があれば、ぜひご指摘ください。特にDANCE TIMEやオリジナル曲の曲名とか知りたいです…!
また、不明な部分をTwitterなどで教えてくださった皆さま、ありがとうございました!
※Spotifyで今回のセットリストを、集約が可能な限り集めています。
もしよろしければぜひご参考ください!
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