頚椎のバランスの話
骨が積み木のようなものだと考えていると、人間の体について理解できない事が多数生じます。
私はこの事を、
「天動説で考えてはいけないよ。」
と説明しています。
ただ、説明をしたってわかってもらえる事はほぼありません。今回は、そういうわかりにくい話を一部の人にでも伝わればいいだろうという目標でまとめてみようと思います。
頸椎を例に考えてみましょう。
頸椎の重心は頸椎5番にあります。漢方だと丹田、アーユルヴェーダなんかだとチャクラと表現したりします。西洋思想だと、スターウォーズにフォースとかいうものがあります。しかし、映画を観ているとフォースを説明するのに血液の成分を調べたりしています。西洋には内観という概念がなく、医学は基本的に西洋思想から生まれたものですから丹田だったり、体の重心という発想がないようです。トリガーポイントなんていうものもありますが、これは単なる筋肉の硬直を意味していますので根本的に違うものです。
これを読んでいるのはほぼ総て日本人でしょうから、
「体の中心はどこにあるのか?」
という事を体に聞いてみてください。
体は言葉を直接使えませんから返事がないと感じるかもしれませんが、ちゃんと返事をしてくれます。それは理解ではなく感じる必要があるのですが、感じ取れる方であればたぶん鳩尾とか下腹部にあると感じられる事でしょう。そして、そこから転じて首の中心はどこにあるのあかと感じてみてください。
ちょっと話がそれます。
ここから先は
1,292字
/
2画像
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?