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【書評:限りある時間の使い方】何のために生産的に生きようとしていたのだろうか
今回読んだ本は「限りある時間の使い方」です。
多くのビジネスインフルエンサーが読んでおりSNSでも口コミを見かけて気になって購入しました。
タイトルから「決められた時間をどう効率よく生産的に動くべきか」というイメージをしていたのですが、内容は全然違うものでした。
そもそも生産的効率的に動くことが本当に人生にとって良いことなのか、ゆっくりする、「自分が思う無駄な時間」は本当に無駄な時間なのか。そういった根底から考え直すきっかけになった本でした。
通常の本よりボリューム多めですが、とても面白い本です。これを読んだ人は他の人が時間についてどう考えるのか気になるでしょう。
ピックアップしたいポイントはたくさんありますが、今回2点に絞って話していきます。
わからないという不快感に耐えることで、解決策は見えてくる
これは仕事で結果を出す本質ではないのかと思いました。
多くの困難は時間をかけることで解決できると思います。
ただスマホやネットが身近な環境になった私たちにとってその時間は、耐え難いものとなりました。
わからないことはネットで数秒で調べることができる
ゲームのボスで詰まっても数秒あれば攻略法がわかる
tiktokや youtubeショートの短尺動画を永遠に見散らかす。
こういったことが日常化してる私たちにとってすぐに分からない問題は苦痛でしかないです。
早く答えを知りたい。とりあえず答えから教えてほしい。
問題がわからない原因の多くはネットや周囲が知らないからではなく、自分がそこに時間を投下してないから、と言われて思い当たることはないでしょうか。
目の前の課題以外でも、仕事で周囲よりも結果を出すならとにかく時間投下をすることが必要だと私は思います。
日々の仕事が忙しくて立ち止まって考える時間もなかった私にとってこのコメントはいい気づきになりました。
今を生きることこそ幸せの近道
「あなたが1番幸せなときはどんな時ですか?」
と聞かれたら私は必ず、
「今この瞬間です」
と言います。それが例えどんなにしんどい、苦しい時でも言います。(正確には言うようにしています)
「〇〇をしてる時が幸せ」と答えてしまうとその時以外は幸せではないように、一定の条件によってしか幸福を得られないと感じてしまうからです。
自分が幸せと思うかどうかは自分次第です。
つまり自分がその瞬間を幸せだと思えばいつでも幸せになれます。
その手法の1つとして、リフレーミングを使います。
リフレーミングとは簡単に言うと、どんな物事もポジティブに解釈することです。
(例)仕事でミスをして上司に叱られてショック
→今ミスに気づいて良かった!もっと後になってたら大変なことになってただろう。
(例)欲しかったものが売り切れてた…
→来月買う楽しみができた!ちょっと今月お金なかったから無理しなくて済んだし、逆にラッキー。
要は思いようです。
いつが幸せなのか、考える時間は必要ありません。「今、この瞬間」と答えれば良いのです。
まぁ本当に辛い時に無理やり「自分は幸せだ」なんて思えるはずもないので、自分の気持ちを無理やり上書きしようとはせずに心を落ち着かせましょう。
この辺りの考え方が理解しがたい方は、一度マインドフルネス系の本を読まれることをおススメします。
個人的におすすめの本はこちらです。ぜひ読んでみてください。
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