「家に帰りたい」
と思うことがままある。
どこも何もない、ここが私の家であるのだが、それでも思う。
家に帰りたい。
謎の深い発言である。
家とは一体どこなのか、帰りたいというのは具体的にどういうことなのか。
深めに考えれば何がしかの答えが出るはずのことなのだが、わからない。
いや、わからないふりをしている。
おそらく答えは、一人の家に帰りたい、なのだ。
人生の節目節目で一人暮らしをしてはいるものの、いつも失敗して帰ってくる羽目になる。
それでも、一人の家に帰りたい。私はいつもそう思う。
一人のときは音楽をよく聴く。私は合成音声が好きで、それが使われた曲を好んで聴いている。
暗い歌や闇の深い歌が多いと揶揄されがちなVOCALOID楽曲界隈だが、その「暗い」「闇が深い」にすらカウンターカルチャー的な歌詞が出てきていることに私はへえと思った。
まあそれでも暗いのは暗いし大量の曲をスコップできるはずもない、Spotifyのおすすめに任せているのだが、以前と比べると明るい曲もそれなりに流行る傾向にあるのかなあと思う。
曲じゃなくて作者さんでバズってる? カウンターカルチャー的なものはとっくに出て来ていた、私の方が時代遅れ? ……そうかもしれない。
元々私は無責任でソースは俺なので問題ない。
はい。
今日は運動不足の解消がてら散歩をした。
危険な暑さでもなく散歩ができる季節というのはありがたい。これからどんどん暑くなるからだ。
山にはモミジが咲いていた。
おわり。
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