【所属モデルインタビュー vol.01】キラキラな側面だけではなかったモデルの道・渡部りお
みなさん、こんにちは。株式会社ジオットです。
noteでは、弊社所属モデルのインタビューをアップしていきます。
モデルたちの素顔、仕事への思いに迫り、魅力を深掘りしたいと思っております。
インタビュー第一弾は、渡部りお。
スカウトをきっかけに大学4年生でモデルデビューし、今年キャリア5年目。
“デビューから今の自分になるまで”を率直に語ってもらいました。
スカウトからモデルの世界へ
---モデルの道に入ったきっかけはスカウトですよね。どんなシチュエーションでしたか?
大学4年生の夏、当時大好きだったアイドルグループのコンサートが名古屋であって、会場のすぐ隣にある商業施設のフードコートでお昼を食べていました。食べ終わって席を立とうとしたら、二人組の女性に声をかけられて名刺をいただいて。それが、事務所のマネージャーさんでした。
そのときは、コンサート前で浮き足立っていて、なんとなく名刺だけ受け取ったのですが、後日よく考えて母親と一緒に事務所に話を聞きに行くことにしました。
---話を聞いてみようと思ったのはなぜですか? 元々モデルに興味があった?
小学生の頃から保育士になりたいと思っていたので、保育以外の道を考えたことはありませんでした。でも、お洋服も好きだし雑誌を読むのも好きだったので、「モデルの仕事ってどんな感じなんだろう?」と興味をもちました。ちょうど就職活動のタイミングだったので、モデルも将来の選択肢の一つとして考えてみようと思ったのです。
母と事務所に話を聞きにいって、その場ですぐには決められなかったのですが、レッスンに参加したところ、先輩たちがとても優しくてアットホームな事務所だなと感じました。
マネージャーさんも強引な感じは全然なくて、「モデルは一握りの人にしかできない仕事。合わなかったらまた違う道に進んでもいいし、一回チャレンジしてみてもいいんじゃない?」と言ってくだって。その言葉に勇気をもらい、モデルに挑戦することを決めました。
キラキラな側面だけではなかった
---保育の道に未練はなかったですか?
それよりも、モデルとして頑張ってみたいという気持ちの方が強かったですね。それに、
初めからモデルだけで生活できるわけではなく、大学生のときからやっていた学童保育のアルバイトを掛け持ちしていたので、モデルと保育の仕事、両方の道を歩んでいる感覚でした。
アルバイト先にはモデルをしていることを伝えて、突然仕事が入る場合があることを理解していただけたので、有り難かったです。平日はモデルの仕事をして、土曜日やモデルの仕事がない平日は学童保育でアルバイトをしていました。
---最初の仕事は覚えていますか?
事務所に所属して3ヶ月目ぐらい、初めてオーディションで獲得したのがテレビ番組のリポーターの仕事でした。大学を卒業するタイミングでレギュラーの仕事をもらえたので、順調なスタートでした。
でも、慣れないレポーターの仕事はすごく大変で(笑)。まず、正しい話し方を身につけるのが難しいんです。原稿が用意されているので何度も下読みをして、分からないところはアクセント辞典を引いたり、音声さんに確認したり。そうやって準備をしても、本番で指摘されることもあります。アナウンサーさんのように、いろいろな角度から話題を掘り下げるのも難しかったですね。
---想像していた以上に大変な業界だったという印象ですか?
イメージしていたものとは少し違いました。モデルとか芸能の世界って華やかなイメージがあると思いますが、実際はキラキラした部分はごく一部。売れっ子になるのもごく一部だし、地味で大変な部分もたくさんあるということは、すぐに分かりました。
また呼びたいと思ってもらえる存在に
---現在の仕事状況はどうですか? 今年でキャリア5年目ですね。
一昨年の秋に実家がある三重県から名古屋に出てきました。アルバイトも辞めて、今はモデルの仕事一本でやっています。
スケジュールを事務所に預けて、仕事やオーディションをブッキングしてもらっています。経験のないジャンルの仕事の場合、事前にマネージャーさんから相談をもらいますが、基本的に「ノー」と言ったことはありません。どんな仕事でも、挑戦してみたいと思っています。お休みがほしいと思ったこともほとんどないんです。今は休みをもらうよりも、たくさん仕事がしたい。スケジュールが埋まれば埋まるほど、もっと頑張ろうと思えます。
---4年間続けてきたレポーターの仕事が、この春一区切りしますね。
そうなんです。ずっとレギュラーでやっていたレポーターの仕事を今年の春に卒業することになりました。少しスケジュールに余裕ができるので、その分新しい仕事を精力的に引き受けて、レギューラー化できるように頑張りたいです。
レギュラーがあるとやっぱり安心するし、モデルの仕事は入れ替わりが多いので、毎回呼んでもらえるのは当たり前ではないなって。仕事をさせてもらえることに感謝して、「次もまた呼びたい」と言ってもらえるようなモデルになりたいといつも思っています。
---次にまた呼んでもらうために意識していることはありますか?
難しいですが、現場での気配りは大切にしています。モデルとして仕事をまっとうするのはもちろん、スタッフさんと気持ちよくミュニケーションをとったり、片付けなどをお手伝いすることで現場の雰囲気がよくなって、よい作品づくりにつながるのかなって。
モデルにも発信力が求められる時代
---りおさんは、性格的にあまり前に出るタイプではないということだけど、モデルをしていく中で葛藤を感じることはありますか?
そうですね。性格はどちらかというと内向的というか、初めて会う人には緊張したり人見知りしたりするタイプですが、キャリアを重ねて少しずつ変わってきたかもしれません。毎日違う人に会ったり、いろいろな現場に行ったりするのは、あまり経験できないことなので楽しみたいと思っています。
葛藤があるとすれば、SNSですね。自分から何かを発信するのはあまり得意ではないので、SNSには力を入れてこなかったけど、これからの時代、SNSはますます重視されますよね。オーディションでSNSのアカウントやフォロワー数を聞かれることもよくあります。モデルにも発信力が求められていると感じるので、今後はSNSにも力を入れていきたいです。
名古屋を拠点に全国どこへでも!
---SNS以外に、これからチャレンジしてみたいことや目標などはありますか?
どんな仕事でもやってみたいけど、特にビューティーの仕事がしたいです。理由はまだあまりやったことがないから。新しいジャンルにチャレンジして、自分の可能性をもっと広げていきたいです。もちろん、今一番多くやらせてもらっているファッションの仕事も大好きなので、得意なジャンルでも表現力を伸ばしていきたいです。
また、最近は名古屋に限らずいろいろな地方に行く機会が多いので、活躍できるエリアも広げていきたい。名古屋をベースにしながら、全国どこからでも声がかかるモデルになるのが目標です。
仕事柄、移動が多かったり時間が不規則だったりしますが、移動の時間も好きだし、出張先で仕事が早く終わったら一人でふらっとまち歩きしたりするのも好きです。現場が日々違うというのはモデルの仕事ならではだと思うので、そんな環境を楽しんでいます。
自分の可能性を信じて
---デビューしてこれまでの5年間、モチベーションは変わっていないですか?
事務所に所属するときにモデルの仕事に向き合って本気でやろうと決めました。その思いは今もまったく変わっていません。中途半端に、片手間でやるのは好きではないんです。
デビューから3年間頑張ってみたら、少しずつ実績が積み上がって楽しくなってきたので、もう少しやってみようと思って、あっという間に5年目になりました。この先どこまで自分が成長できるのか分からないけど、もっともっとできると信じています。
---これからキャリアをスタートするモデルさんにエールがあればお願いします。
私自身、モデルの道を選択してよかったと心から思っています。元々は人前に出るのが苦手だったけど、モデルの仕事をはじめて表現力を身につけることができたし、素敵な人に囲まれて、たくさんの貴重な経験をして、成長することができました。もし少しでも興味があるなら、可能性を信じてチャレンジしてみてほしい。きっと自分の成長につながる経験が待っています。
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株式会社ジオット
1991年よりモデルマネジメントを通してメディア制作に携わってきた経験と人脈を生かし、モデル・タレントのキャスティングから、企画提案、各種広告制作までワンストップで行える環境を整えています。