002まもなく一周忌
こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
まもなく母の一周忌を迎えます。今でも、実家に帰省すれば、楽しそうに待っていてくれるのではないかと考えてしまいます。頭では、亡くなった事実を理解しているつもりなのですが、心の奥底ではそれを認めたくない自分がいるようです。心の整理がつくのは、もうしばらく時間がかかりそうです。
今日は、自分の中での「気づき」について、お話できればと思います。
私は高校を卒業してすぐに、田舎から上京して暮らしていました。生活力もあまりないので、ときどき心配して、母が電話をかけてきてくれることがありました。電話がかかってきても、もう子供じゃないから、忙しいから、そんなに心配しなくてもと、鬱陶しく思ってしまった時もありました。居留守ではありませんが、邪険に用事があるからと切ってしまうこともありました。
しかし、亡くなってから、電話がかかってくるはずのないスマホを見つめてしまうことがあります。もしかすると、電話があるのではないかと思って。失ってはじめて、恥ずかしくて素直になれていなかっただけで、本当は楽しみだったんだと気づきました。
もう手遅れですが、既に恵まれていた自分に気づかせていただきました。
極楽浄土で再開できたら、今度はしっかりと「ありがとう」と言いたいです。
合掌。南無阿弥陀仏。
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