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ししノベル

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#逆噴射小説大賞2023

かつて、オーメの採れた地で

かつて、オーメの採れた地で

「なんだよ、あるじゃねえか、そっちにも」

右手を振る。百歩先で、制服連中から血が舞った。白い光。鏃が飛んでくる。当たりゃしない。駆ける。五十歩。斬る。二十歩。斬る。斬る。

「その変な弓にも付いてんだろ、これが?」

左手に持った石を食う。
色は白。味は、石だ。
不味い。

「オーメ」

最後の制服はそう言って死んだ。下半身が無いにしては頑張ったほうだ。
夕暮れ、裏道に転がる骸。こいつらはなんな

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