[Vintage]禁止改定を受けて
はいこんばんわじんしんです。
禁止改定予想でカーンとフォージは入れてましたが、まさかの大改革ですね。
《大いなる創造者、カーン》 制限
《神秘の炉》 制限
《精神的つまづき》 制限
《ゴルガリの墓トロール》 制限
《Fastbond》 制限解除
個人的に読みを外したのはここでまとめてこんなに来たという事。
ドレッジもデッキの安定度を下げるためのほぼ専用パーツになっていた《血清の粉末》から制限をかけてくると思ったので意外。
とはいえまぁこの制限の背景は書かれている通り《活性の力》のほうにあるので、もしかしたら次の改定で《活性の力》や《血清の粉末》が制限になった場合には戻ってくる可能性は十分あると思います・
【1】 次なる制限候補カード
公式からも言われている《抵抗の宝球》
ロンドンマリガンとの相性が良い《血清の粉末》
環境的に非常に強い《活性の力》
MMsが消えたことによりやはり舞い戻る《Fastbond》
《溜め込み屋のアウフ》も強力ですが、オースが復権の可能性があると考えるとリスクも抱えているカードであるため、このカードについては上のカードに比べて可能性は低いと思います。
《FastBond》については《活性の力》に割られるカードではありますが、土地のプレイはスタックに乗らないので出してしまえば加速までは約束されるカードでありますし、逆に《活性の力》のコストとしても扱えるカードなので非常に強力でしょう。
【2】 次なる解除候補カード
《ネクロポーテンス》
コレは《精神的つまづき》が消えたことによる《暗黒の儀式》の相対的強化はこれを解除させることは無いと思います。もしあったとしても《精神的つまづき》の制限解除が必要。
《意外な授かりもの》
もしかしたら1回来るかもしれないとは思うけれど、大体出戻りコース。正直許されるカードではないが……
《閃光》
正直制限の中でコイツが次にマトモなのやっぱ、制限カードってスゲーなって思いますね。まぁ来ないでしょうけど。
【3】 強化されたカード
まず1マナのカードに再注目する必要がある。《精神的つまづき》によるカウンターされる可能性が高かったカードだったので非常にリスクが高かった。まぁ全くカウンターされなくなったというわけでもないが、その可能性が下がったのである程度はデッキの軸として採用することが可能になったと思われる。また、同時に今までソレを軸にしていた(ストームのの《暗黒の儀式》が一番か)デッキは強化されているとも言っても良いだろう。
例)
《Fastbond》
《暗黒の儀式》
《輪作》
《稲妻》
《剣を鍬に》
《死儀礼のシャーマン》
《エルフの開墾者》
《秘密を掘り下げるもの》《死の影》
《強迫》《思考囲い》《コジレックの審問》
《外科的摘出》
《墓掘りの檻》
《真髄の針》
《外科的摘出》
各種教示者
ぱっと思いつくだけでも1マナの強力なカードはこれだけある。
やはり打ち合いに関しては賛否両論だが、1マナ域のカードをこれ以上に見るというのは新鮮な環境かもしれない。《紅蓮破》《青霊破》など、1マナのサイドボードカードのカードも強化されたといっても良いだろう。何より《外科的摘出》はかなりの強化を受けたカードとも言える。
【4】 穴埋め
《大いなる創造者、カーン》《神秘の炉》
この2枚については代替できる役割ではないが、《覚醒の兜》《鋳造所の検査官》は生存しているので《師範の占い独楽》とのコンボで一気に殺すタイプに戻すことは可能かと思われる。穴埋めというよりローグデッキとしてのポジションへ元に戻ったというのが正解だろう。その時代に比べれば《神秘の炉》を1枚とはいえ入手できているので強化された、と考えるしかないだろう。
《ゴルガリの墓トロール》
他の発掘カードに頼ることになるだろうが、やはり穴は非常に大きい。特にピッチドレッジは《精神的つまづき》を失ったので、従来のデッキに戻っていくだろうがスピードが落ちたことにより1Tは遅くなってしまう、安定しなくなってしまうのでどこまで勢いを落とすのかは注目。また、逆に言うとどこまでサイドボードの墓地対策を握らなければならないのか、《活性の力》を打ちづらくなったことで《虚空の力線》へ戻す必要があるのかなど、それ以外のデッキに与える影響も大きい。
《精神的つまづき》
土地を立てて動かなければならなくなった。
1マナのカウンターであれば《呪文貫き》《呪文嵌め》《白鳥の歌》(オースとか)
ピッチである《目くらまし》
通せないカードを多く見て《否定の力》
無難に強い《マナ吸収》じんしんさん大好き《マナ漏出》
もしくは黒であれば攻めていく姿勢で1マナハンデス3種類を採用したりするのかもしれないが、ここら辺はもう好みのラインであろうか。
もしくは場に出た後に対処する各種スペルの置き換えるのか、アンリコを見て《紅蓮破》とかの採用にするのかとかは完全に好みに分かれてデッキの構築が行われるところであろう。
【5】 《Fastbond》
一枠設けるレベルなのかは不明だが、ルールブレイカーカードなので。
まぁ組めるデッキとすれば土地でドローソースがあり、なおかつ進化してしまった『土地単』が真っ先に浮かぶであろう。
土地単と言えばフェアに強く、アンフェアに弱い。その通りであるのだが、ヴィンテージのアンフェアは輪作1枚で何とかなる場合もある
ex)ドレッジに対しての《ボジューカの沼》
対策としてはメインボードからの《抵抗の宝球》《虚空の杯》の採用。基本的に軽く動くデッキが多いため、コンボ相手だけではなく《抵抗の宝球》は力を発揮してくれるだろう。
ぶっ飛んでいくならば《Mishra's Workshop》まで採用し《世界のるつぼ》《Zuran Orb》を採用していく形。《アカデミーの廃墟》まで採用して拾いに行くスタイルなど幅広く土地単の構築はあることだろう。いやそれは俺くらいだわ。
デプス系統のデッキにもガンガン入るだろうし、メタゲームには食い込むレベルになるのではないかと思われる。色々コンボもあるからね……
注意点 《森の知恵》+《壌土からの生命》の置換の挙動
【6】 既存の上位デッキへの影響
◆墓荒らし
影響は《精神的つまづき》*3枚 比較的影響の少ないデッキ。ハンデス、カウンターに分けるのも好みが出る。
またカーンが消える影響、《暗黒の深部》を睨むことを考えて《突然の衰微》《暗殺者の戦利品》のバランスは永遠の課題。
◆ドレッジ
ピッチはかなり(コストバランス的にも)
ノーマルタイプに戻してTier1に残れるのかは回していないので不明。墓地対策が減ればチャンスはあるが現状のままだと間違いなく無理。
◆MUD
に戻るのかワクショストームにいくのかはわからないが、《精神的つまづき》が無くなることで逆に当たる札が増える可能性がある。パワーは落ちてはいないが、逆風。カーンショップはしらね。
◆オース
立ち位置としては良いものになるのではないかと思われる。
純正オース、逆説オース、輪作草タイタンオース(?)、かなすれ(???)を含め、コンボパーツに必要な枚数が少ない事がメリットになると思われる。《禁忌の果樹園》を頼りすぎるのも問題ではあるが、5色地形であることを活かしてもよい。
《精神的つまづき》の代わりにどのような手段を取るのかが課題になるが、メタゲーム次第では十分に戦える
◆サバイバル
勢いを落としていたものの、その強さは健在。シルバーバレット戦術を備えていることからの丸さ、および爆発力を兼ね揃えている強力なデッキ。《ゴブリンの太守スクイー》がメインのアドバンテージを得る手段であったが、場合によっては(重いのが難点だけれど)《エインジーの荒廃者》のようなカードの採用を見れるかもしれない。
◆白エルドラージ
ヘイトカードを積めるために非常に強力なデッキだったがパワー不足から苦戦を強いられているデッキ。ただし《精神的つまづき》の制限により《剣を鍬に》《流刑への道》のような除去が使いやすくなったことは非常に戦いやすいのではないか。
◆アルカニスト
よくわかんにゃい!ただ1マナスペルが通りやすくなったので比較的色々出来そう。俺はすぐ緑奇跡とか言い始めるからな……(脳死)。ただ割と真面目に色々は出来そうだとは思う。
◆《暗黒の深部》デッキ
多分新規にメタに表れてくるデッキ
白エルドラージの量次第。しかし《Fastbond》を得たことでレガシーとは違う観点の土地単、デプス系統のデッキが出てくることは間違いないと思われる。決して《Zuran Orb》を経由した無限ループから《鏡の回廊》を置いて 無限マナ、無限ライフ、無限マリットレイジとか言い始めてはならない(確信)
◆jando
というか簡単に言うならば青抜き、t青のフェアデッキをくくるけれど。
《Fastbond》《暗黒の深部》を絡めたアグロロームのようなデッキや、jandoのようにカウンターを捨ててパワーカードで対応していくデッキなど。メタを読んで適切なカードを入れれば1マナ域のカードを活かすことができるはずであるので、十分に活躍の場はあるだろう。
jandoに関しては《トーラックの賛歌》を通すための《思考囲い》が強くなっただけで更に立ち位置が良くなったと思われる。
◆赤単プリズン
《エインジーの荒廃者》というアドバンテージ獲得手段を得たので、継戦能力が上がったのではないかと思われるデッキ。《レンと六番》が現れたことによって4cなどが増え気味な環境なので刺さるデッキには刺さる。《虚空の杯》がフルに投入できない環境であり、メタに存在する《活性の力》をどう処理するかを検討していけば十分に戦えるはずである。
【7】 終わりに
(建前)
大幅な制限 自分のように大体何でも組める人にとっては環境が変わることで喜ばしい事ですが、ヴィンテージとなるとMOXの1枚までもが効果で、というかフェッチデュアランも十分に高いことを考えると環境の大幅な変化というのは単純に喜ばしいという事ではないというのはわかります。
しかし今後、比較的試していくという事を言われているので我々老害おじさん達も、多少は環境を見て楽しむ必要があるのかと思います。
(本音)
(書くの疲れたのでそれっぽいことを書いて〆たい)
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