エンタメとカネ

最近、ちょっとタイトルの事案について、私なりに思うことが立て続いたので、別で散らかしたものをそれっぽく整えて。ネタ切れと言われればその通り……

完全食だけあれば生きていけるのに、美食を求めて金をかけるのはナンセンスだ、という特集があり、荒れていたことがあった。ただ、美術品や工芸品に価値を見いだせない人がいるように、美食に価値を見いだせない人も世の中いるだろうとは考えられる。ちゃんと栄養バランスをとれた食事ができて、本人にとって健康的な生活を送れてるならそれでいいんじゃないかと思う。理解できない者を敵とする表現が争いの火種である。まぁ、争いを起こすことで金儲けするのがメディアのやることって言われたら仕事はしてるんだな、と。

また、ゲーム業界での論争についても。あの界隈の儲けが美味かったのは、物理的な交流ができない時期だけで、結局オフラインの交流が戻ってきたら元々興味ない人間の投機対象にしかならないっていうことは、コロナ禍から界隈の中では言われていたことではあった。何がきっかけでもいいから、ゲームに触れた人間の中で0.5%が楽しんで残ってくれればそれでいいという言葉を、FF14プロデューサーである吉田氏は残している。

そもそも人が生きていく上での楽しみの中でも、優先順位が低いコンテンツでお金儲けさせてくださいってビジネススタイルが限界と言われればそれはそうなのだろう。だけど、それを言ってしまえば衣食住以外を取り扱う企業がこれからメガ化を狙うのは夢物語ですよねって話に帰化するしかないのではないだろうか。

アニメ業界にもっとお金を出そうという見出しの記事について。
きちんとアニメーターに報酬を払ってないという問題が昔からあり、国としてプッシュする上でそれはまずいと突っつかれた以上、業界として健全化していきましょうという話にしか私は感じ取れなかった。

事業規模が問題ではなく、健全なラインで社会的貢献をきちんと果たしてる企業が残っていかなくては、ただでさえ国の人口が減って行くのはもう見えている以上、時宜をたたむ理由付けを企業主に与えているだけ、国のメッセージとしては温情があると感じた。
現実はそうじゃない、綺麗事ばかり言うな、弱肉強食がビジネスの現実だって言うのなら、大人しく畳んで長いものに巻かれておけと思うのはひてくれているのだろうか。そもそも他人の力が必要だから事業化して他人を雇っておいてのその言い分は、経営側として筋を通していないのではないのか、どうなんだと思う私はおかしいのか。

まぁ、怒りと呆れが湧いていたと言われればそれまでではある。


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