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ええっ。肩透かしかよ 小学校5年生の柊太です。 新学期が始まった間もない頃、僕はLGBTの授業を受けました。 先生からアルファベットの意味を説明があって、『G』の意味で僕は気づかされたのでした。 …あっ。僕ってゲイなんだ… 周りを見ると、クラスメイトのみんなの反応はそれぞれでした。 ポカンと口を開けたまま、先生の説明を聞いて居る子。 でも、あの子たちはきっと先生の説明が解っていません。 冷めた眼差し、ちょっと上から目線かも、そんな数人の同級生たち。
ゴミに埋まる白亜紀 夢島は強烈な異臭で目覚めた。 「ここは?」 四方八方、辺り一面ゴミ。 丘の中腹、自分の足の少し先でゴミに埋もれて息絶えたティラノサウルスにギョッとさせられも、むしろそれで彼は正気を取り戻す。 …白亜紀の地球に飛ばされたのか… 時折、空で爆発閃光が起きては大量のゴミが降り注いだ。 …僕らの地球。キレイになったかなぁ… ぼんやりとそう思った夢島だが、ある事に気づきハッとさせられる。 …恐竜絶滅の真実って、人類のゴミだったのか…
ずっと先の未来 その頃、国際ゴミ管理局(IGMO 通称『イグモ』)に勤める、夢島という24歳独身の若者がいました。 イグモとは、世界中のゴミを集めて『エリアG』と呼んでいる異宇宙空間へ棄てている国際組織です。 当時の人類は、ワームホール制御技術を応用して開発した『ワームホールゴミ棄てシステム(WDGS。通称『ワドジス』)を全世界に普及させ、ゴミの全てをエリアGに棄てていました。ワドジスには地球側とエリアG側の双方にゲートと呼ばれているプラントがありました。地