『認める』 ことでコミュニケーションが良くなる
会話において、相手を認めることを意識して取り入れませんか?というお話です。僕は昨日、銀座コーチングスクールというコーチングを学ぶためのスクールで、10時間の講座を受けました。クラスAという一番基礎の部分を学ぶことができるクラスです。コーチングとは、コミュニケーションそのもの。職業としてではなく、日常的に活かせる要素がたくさんあるものでした。その中でも際立ってこの、認めるということが大切だなと感じたため、今日はそのことについてお話しをしたいと思います。
会話の中で行う「認める」とは?
まず、認めるとはなんぞや?といったお話です。認めるとは、『相手やその行動の事実を評価することなくそのまま受け入れる』ということです。よく同類と認識される褒めることとは、また少し違う意味合いになります。重要なポイントとして、評価をせずに、という点です。人間誰しもが自分なりのモノサシで様々な物事や事実を評価して認識していると思いますが、その評価をせずにそのまま受け入れます。良いことも良くないと思われることも、一旦はそのまま認める。こういった意味合いがあります。
認めることでどんな効果が発揮されるの?
では、どんな良い効果が発揮されるのかについての説明に移りたいと思います。まずは普段の自分の会話を思い出してみてください。相手から「朝ごはん食べてないんですよね。」と、言われたとします。その時にいつもなら皆さんは、どう解釈してどう返答しますか?「朝ごはんは要らないですよね!」「え、朝ごはん食べないなんて信じられません!」とっさに自分の価値観のモノサシで評価をして、こんな風に返していないでしょうか。別にこれらの返し方をすると100%悪い、とかではもちろんありません。至って普通の会話ですし、何も起こらないことが多いです。しかし一例として、この時に認めるを使うとどうなるのかというと、「朝ごはんは食べなかったんですね!」と、一度その事実を受け入れるように相手に伝えてあげます。このことで、相手はその事実を受け入れてもらえた感覚になり、反発心が湧き起こりにくくなります。
これは朝ごはんの例だったので、少し違和感あるかもしれませんが、こちらならどうでしょう?自分の子供がこう言ってきたとします。「テストで0点とってしまった…。」この時に、自分がその子供の親であれば、なんて返すでしょうか?「もっと勉強しなさい!」と一喝入れる人もいると思いますし、「大丈夫、お母さんやお父さんも子供の頃0点だったから。」と気持ちを落ち着かせることを伝えるのか。これは人によってバラバラだと思います。これらも全て評価をした上での返答です。お気づきの方は多いと思いますが、認めるとどうなるのかというと、「そうか、今回は0点だったんだね。」とまずその事実を認めます。良いとか悪いとかではなく、その事実をガチッと受け入れる。これをすることで、もしかしたら恐る恐る伝えた子供が少し安心するかもしれません。または、改めて自分が0点をとったことを反省し始めるかもしれません。怒られると思っていたから、ホッとするのかもしれません。それは子供次第ではありあますが、まずは認めることで「じゃあ次はどうしよっか」という、次のステップに進めるのです。
会話の中に『認める』 を取り入れてみよう。
コミュニケーションをとる上で、相手をそのまま受け入れることは、心理状態にとっても、今後の成果にとってもかなり良い影響を及ぼします。常に認めることをしていると、現代の会話において違和感極まりないですが、タイミングをみて使い分けができることがベストだと思います。人間関係の問題の9割はコミュニケーションの問題があると言われているくらいに、生きていく上で、コミュニケーションの技術は非常に大切なものになります。自分を高めるきっかけとして会話のスキルアップを図ってみてはいかがでしょうか。
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