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時計に呼び起こされるフレーズ

ふとみたデジタル時計が8時30分だった。頭のなかにメロディが流れ出す。

ははーんははーんはちじはん
ははーんははーんはちじはん
どこかがちょっと違うけど、どこかがちょっと似ています

朝8時30分の番組だから、目にしたのは小学校に上がる前だったろうか。いや、風邪で休んだ日の記憶だろうか。どんな番組かなんてさっぱり知らないのに、歌だけしっかり憶えている。

音楽って記憶に残るんだなぁ。頑張って考えてみたけど、何かと結びついた記憶ではなさそうだ。


これが8時8分だと、ポンキッキーズの

はちじーっ(はちじーっ、はちじーっ、はちじーっ)、ハップン

を思い出す。

これも、関連して別のなにかを思い出すことはない。単に「数字」とフレーズを直接結びつけて記憶しているだけだ。


日々の繰り返しのなかで、何気なく憶えてしまった数字とメロディ。これが「すり込み」というものなのだろう。

どうでも良い記憶のおかげで、忘れて思い出せないものがあるような気もして、ちょっと悔しい。考えすぎだろうか。